「映画好きのホームレス」銀平町シネマブルース odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
映画好きのホームレス
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「キネマの神様(2021)」のロケ地でもある川越のスカラ座を舞台に訳アリの元ホラー映画監督でホームレスの近藤猛(小出恵介)を主人公に、映画好きの同じくホームレスのアル中親父、生活保護受給を餌にホームレスを食い物にする悪徳NPO、只管に潰れそうな映画館の存続を願う善良な館主、映画好きな数少ない常連さんなど絡めた群像劇。
昔はどこの町にも映画館があったものだし、そんな名画座を描いた映画も多いから今更感が強い、群像劇と言っても人生に挫折した人々ばかりで爽快感が湧かないし、社会派ドラマ風ではあるが中途半端、名画座や昔の映画へのノスタルジーで映画愛というか共感を得ようとする製作陣の安易な狙いも透けて見え、正直乗れませんでした。
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