「「良いなぁ、お前良いよ」」銀平町シネマブルース いぱねまさんの映画レビュー(感想・評価)
「良いなぁ、お前良いよ」
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あてがきのような配役に目が行きがちになってしまうのは、自分の心が汚れているせいであろう
役者としての再生、忽然と居なくなった魂、そういったものが生々しくクロスオーバーしているのに、しかしそれを優しく暖かく描いた内容である と同時に、最後は自分の足で突き進む力強さも兼ね備えた冷静さも窺えるラストでもある
ベテラン役者陣のプロ根性が、リアリティを追求している点で非常に敬服する 加齢による肌の衰え等、普通ならばメイクでどうにかなるものを敢えて剥き出しにして役に忠実である 上記に書いたあてがきという面の一つの証明である
告白の天丼シーンはリズミカルで充分愉しませくれた "ポストプロダクション"というお仕事映画としても勉強になる
勿論、脚本のご都合主義は否めないが、これも又"ファンタジー"と捉えると、リアリティさとのバランスを考慮したのかもしれない ストーリーはファンタジー、そして撮影はリアリティ、そんな総合芸術としての結晶が映画なのであろうと・・・
川越スカラ座は、評論家の町山さんが登壇した回の作品を鑑賞して、拙い質問をしたが、答えなど一切言ってくれなかった 面倒な相づちを一言言っただけでスルーされた 今にして思えば、映画というのは間口は広いが、究明なんてのは存在しない 批評するならば勉強しろってことだったんじゃないかなと赤面である 自分にとって鑑賞作品が合う合わないは、自分の心の内、もっと許されるならば家族や自分を知っている他人に吐露する位であろう
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