劇場公開日 2023年4月14日

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「オリジナルへのリスペクトを感じた続編3部作の完結編」ハロウィン THE END カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5オリジナルへのリスペクトを感じた続編3部作の完結編

2023年4月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ブギーマンとはマイケル・マイヤーズとは一体なんなんだろう、亡霊か魂か概念か実態か、半ば哲学ような物語にやっと決着がついた。

名作シリーズは続編を作ること以上に終わらせる事が非常に難しく、熱狂的なファン達を納得させる事は相当高いハードルになる。
そう言った意味でも続編3部作の最後にあたる本作は是非ジョンカーペンター自らメガホンを取って欲しいと思っていたが、結果的にはオリジナルからうまく継続させながら3作トータルで完結させたデヴィッド・ゴードン・グリーンで良かったと思った。

本作のキーパーソンであるコリーがブギーマンとは何者かをうっすらと示唆する存在になるのだが、アリソンが特にイケメンでもないコリーの過去を知りながら恋愛感情を抱いたり、弱ったブギーマンを奮い立たせる存在となったり、過去最弱のブギーマンだったりと不自然さは気になりつつも、シリーズを通し鑑賞者が常々思っていた「どうして倒したブギーマンから目を離すの」や「肉体を消滅させないからまた復活しちゃうんでしょ」というある意味お約束に対しての不満へしっかりと介錯してくれたことは潔良くすっきりとした。

ジェイミー・リー・カーティスさん長い間お疲れ様でした。
桜を見に日本へお越しの際はご案内申し上げますw。

カツベン二郎