「生きててごめんなさい、なんて思ってません」生きててごめんなさい マツドンさんの映画レビュー(感想・評価)
生きててごめんなさい、なんて思ってません
莉奈は、不器用で怠惰で、依存的で、そしてしたたかな女。穂志もえかが演じるから受け入れられるけど、見た目ふてぶてしい感じの女性が演じたら、きっと違う印象になるのでしょう。
自己肯定感がしたたかな生き方を支える。修一は出版社から公園管理の比較的堅い仕事に転職して、彼をゲットしたらまさしく力強く生きていける。親から見放されても、友達がいなくても、生きづらさを抱えていても、ちゃんと生きていける。イキゴメのハンドルネームなんて彼女のある意味隠れみの。弱さをまとって、しぶとくいきていける彼女、けっこう嫌いじゃありません。
作り込まれた脚本、伏線回収の巧みさなど、製作人のしたたかさにも感服しました。
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