劇場公開日 2023年2月3日

  • 予告編を見る

「#それでも今日も生きています。」生きててごめんなさい はるたろうさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0#それでも今日も生きています。

2023年2月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

こじらせ引きこもり女子莉奈。そんな彼女を分かってやれるのは俺だけだと思っている出版社で働く修一。しかし予期せぬところで莉奈の感性にスポットが当たった時、修一の自分でも知り得なかった嫉妬心が爆発する。

喉を潰された挙げ句捨てられた犬。自分自身が重なって見える。でも誰にだってそんな瞬間はある。まさに#生きててごめんなさいの瞬間。進むのか、引き返すのか。観る側に委ねられる二人のその後。とても好きな終わり方だった。そして穂志もえかの透明感が終始半端なかった。

冒頭のコントみたいな小芝居がちょっと心配になるスタートになってしまって残念。あのシーンなくてもよかった気がする。

はるたろう