「ライルがかわいい!」シング・フォー・ミー、ライル おじゃるさんの映画レビュー(感想・評価)
ライルがかわいい!
楽しそうな予告と愛くるしいライルの姿に惹かれて鑑賞してきました。ミュージカルは基本的に苦手なのですが、そこまで歌いまくってないので最後まで楽しく鑑賞できました。
ストーリーは、売れないショーマンのヘクターが、ペットショップで見つけた歌うワニ・ライルと組んでステージに立つものの、人前では歌えないライルを見限って旅立ってしまい、一人残されたライルは、屋根裏に長く隠れ住んでいたが、階下に引っ越してきた家族と出会い、彼らとの交流を通して自信を取り戻していくというもの。
主役のライルはもちろんCGで、表情や体形や質感などはデフォルメされ、絵本から飛び出してきたようなかわいさで描かれています。後で知ったのですが、原作は絵本だそうで、なるほどと合点がいきました。そんなライルが、人の言葉がわかり、いっさい話すことはできないのに、自分の気持ちを情感豊かに歌い上げることはできるというのがおもしろいです。
また、本作ではライルの変容とともに、ライルと交流する家族3人の変容も描かれます。教師でありながら生徒に舐められる気弱な父、健康料理にこだわりすぎる母、慣れない土地で友達とうまく関われない息子・ジョシュが、それぞれライルとの交流を通して、今の自分から一歩前へ踏み出す勇気をもらうという成長譚ともなっています。
ただ、できればその変化をもう少し丁寧に描き、そこに説得力が生まれるとよかったです。それはライル自身にとっても同じで、なぜ最後のステージでは歌えたのかが、今ひとつ釈然としませんでした。あと、もう一つ残念だったのはラストの収め方で、裁判所のシーンは後出しジャンケンの力技に感じてしまいました。
とはいえ、意地悪な隣人、その飼い猫ロレッタ、ジョシュの同級生トゥルーディらを絡めて伏線を張りながら、テンポよく展開していくので、最後まで楽しく鑑賞できます。春休みのこの時期に、家族での鑑賞にふさわしい作品に仕上がっていると思います。そのため行きつけの映画館は吹替版のみの上映になってしまったのは残念でした。それなのにPG12なのはなぜなんでしょう。
キャストは、ハビエル・バルデム、コンスタンス・ウー、ウィンズロウ・フェグリーらで、ライルの声はショーン・メンデスが務めていたのですが、吹替版だったため聴けずに残念。その代わり、大泉洋さんの歌声をしっかり聴かせてもらいました。
LaLaさん、共感&コメントありがとうございます。
レビューを上げておられないようなので、こちらに返信いたします。
知らずに鑑賞したのですが、大泉洋さんの歌声はなかなかよかったですよ。キャストを見て驚きました。
それと、おっしゃるとおり「小さなライル 可愛い」んですよ。でも、すぐに大きくなっちゃって、そこはちょっと残念でした。(´ω`)
LaLaさんも楽しんできてくださいね〜(^^)/
おじゃるさん
こんばんは(^^)/
早く観に行きたくて(^^ゞ
先に共感押しました(笑)
洋ちゃんの歌もステキですね。
小さなライル 可愛いな~
ステキなレビューをありがとうございます。