ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーのレビュー・感想・評価
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テンポよく楽しくて飽きさせない
小学生の息子と観に行きました。どうせなら3Dにしようか迷いましたが、年齢的に早いようなので2Dで。
ファミコン黎明期からの世代なので、ドット絵のちょこちょこマリオがこんなダイナミックにスクリーンを飛び跳ねるなんて、自分も年を取るはずですw
展開も画面も次から次へとテンポよく進み変化するので、飽きずにずっと楽しいです。
ピーチ姫に若干違和感を感じましたが、すぐにこのピーチ姫も良いなと思えました。
大ヒットする映画まで作れる任天堂って素直にすごいと思います。
すべてのシーンに目を惹かれる
あまり期待はしていなかったが、思いのほか楽しめた。
なにより、映像がきれいかつ、迫力があり、まさに映画館で観るべき作品になっていた。
世界観を表した美麗な背景はもちろん、キャラクターの表情が細やかでどこを切り取っても、作り込まれているし、目が離せないシーンの連続である。
マリオ要素は評判通りではあり、ニヤリとするシーンもたくさん。
ただ、観終わったあと、心に残るかと言われたらそんなことはなく、本当にエンタメとして楽しむものである。
まあそこまで求めるものでもないか。
2023年劇場鑑賞75本目
85点狙いの85点
ゲハ戦争なんて言葉がネットでできる6~7年前から、私の住んでいる地方少年少女の世界はプレステ派と64派で割れていた。サターン派? ごめん、学年に数名いたかどうか…
「アークザラッドⅡ」とか「FFタクティクス」とか、ゲームによって容赦のない極悪非道な物語体験をねじ込もうとするプレステ派に対して、64派は明るく・楽しく・教育的に正しい、間違っていないゲーム、人生を間違わせないゲーム、その急先鋒にマリオがいた。
カートに乗るのはともかく、いつの間にか怨敵クッパとも楽しくテニスをしている。ワルイージって何だよ。鳴き声「ワル、イージ」って、任天堂作品に出るにはそこまで徹さないとダメか? お前は突如生まれ、どこへ向かうことも許されず、ポケモンのように鳴いてキャラバリエーションの一つを達成する、「居る」ことだけに意味を与えられた存在。その生も想定されるキャラクターシートもひたすらに空虚だ。それでいいのかワルイージ? お前はどこから来て、どこへ行くんだ…?
プレステvs64時代になるにつれて、スーファミ時代やコロコロコミックで楽しませてくれたマリオのことが、どんどん嫌いになっていった。子供心に「真面目にやってくれなくなった」と思ったからだ。もうマリオはマリオの世界観で必死に生きてはくれない、テーマパークで仕事としておどけてみせる、人が入ってる「おもてなし」用の着ぐるみになったと。
だってタイトルが「マリオ64」だぜ? もし「ドラクエプレステ」「FFプレステ」なんてタイトルがあったらどうよ? いや、そんなのプレステvs64以前、マザー2が出た翌年辺りに「マリオRPG」が出たときから思ってたが。
同じ任天堂でも、マザー2に対して……マリオRPGかぁ。
この、健全感。ゲームなんていう「よくないもの」を、ママが口で噛んで食べやすくしてから赤ちゃんに口移しして食べさせようとしてあげてる感。やめてくれ、俺は人を斬ったら血がドバっと出るゲームで遊ぶ。だから剣は質量以上に重たく感じるし、それを握る手は覚悟があっても震える。マザー2の無人販売所で狂信者から万引きを疑われて襲いかかられるし、1日1時間のゲーム時間が過ぎたらエヴァンゲリオンを見て過ごす。
「マーマミーア!」「ヒャッホォー!(※マリオトルネード)ぐるぐるぐるぐるぐる」
誰だテメー!? 通称「マリオ4」、スーパーマリオワールドを裏ステージまでクリアした俺のマリオは、イタリア語なんか喋らねーーーッ
子供は大人の事情なんて知らない。
「なんだこいつ、キモ。馬鹿にしてんのか」と思えばそこまでである。
同じ任天堂でも、誰も彼も力に焦がれ、血みどろのバトルを繰り広げてくれているポケモン世界の方が真剣味があって、子供たちのヒーローだった。小学館の漫画「ポケットモンスタースペシャル」の善も輝けば悪も香り、トレーナー相手にだいもんじかまいたちれいとうビームも合法な世界観こそ、男の子が好む世界なのだ。
はっきり言ってマリオカートより後のマリオは「親が夢想する理想の子供(親好みの『いい子』)向け」に堕しており、子供たちはマリオ以外で遊んでいた。よほど強権的に制限され、押し付けられない限りは。任天堂のゲームのみ許されるお家ですら、マリオよりもカービィDXで夕日に沈み行くメタナイトの空中戦艦を眺め、ギャラクティック・ノヴァをテーテレテレレレテーレーレレーと崩壊させ、格闘王の道をガード禁止でトマト無しクリアしていた。来る日も来る日も、セーブデーターが呆れるほど消えても、何度でも。
すごく長い前置きになったが、ゲームと共に育ったおじさんとしては、
マリオとはいつからか
「万人にいい顔をしようとする、腰の引けたIP。
善良なる任天堂のコンプラに縛られた、張りついた笑顔のヒーロー
ゆえに作品的に攻めてくれない、退屈なキャラクター」
になっていたのだ。
いつの間にか消えていったマクドナルドのマスコットキャラクターたち並みに、その存在感は薄かった。ゲーム文化もとい任天堂の勃興期の功労者として、名誉職としてスマブラにとりあえずいる人。
この映画も、若者の付き合いで観に行ったが、正直期待はしていなかった。
どうせ腰の引けた善良さ丸出しの内容で、和気藹々とカート勝負とかテニス勝負とかするんだろうなー…見たいなー…流血しろとは言わんけど…腰の引けてない…善と悪、生と死、希望と絶望、そういう振れ幅が十分に発揮される…ちゃんとしたマリオの物語…
そして開幕…
クッパ「殺すぞ」
私「!?!??!?!?!?!?!!?♡♡♡」
マジか。「殺し」アリの世界観ってことをいきなり提示したぞ。
クッパはもろペンギン王国に侵略戦争しかけてるし、他の者たちを畏怖させ屈服させるだけの大火炎=暴力を見せつける。これは確かに魔王だ。そしてゲームだとクッパの砦でなぜか上下運動を繰り返していたトゲ突き鉄球は、空中要塞のアンカーだった。そのアンカーでマリオを叩き潰さんと攻撃していたと。やばいぞ、一個一個、解釈がガチな方じゃん。
いつ以来? というか始めてかもしれない
こんなに「ガチなマリオ世界」を見るのはよ…!
そして、そういう逆張り的なガチさだけではない。
「コメディ色の強い3Dアクションムービー」として、もう安心感しかない盤石な話運びと演出。
普通にやれば流血シーンや焼死シーンとなるような所も、当然その手前でうまくボカす。
プリンセス(ピーチ姫)も、「設定上かわいいのでかわいいってことで見てください」ではなく、「これは色々な意味でかわいいな、クッパも夢中になるな」と実感させる言動の積み重ねで描写されている。
作中でもわずかに触れられるが「滂沱の涙、感動の超大作」を狙っておらず、その要素を不純物としてあえて削って、そのぶん「何度でも気軽に見てとにかく楽しい、アクションコメディストーリー」に全力特化していると感じた。そしてその狙いは、十分に達成されていると。
ゲームからの3DCGアニメ映画と言えば「ドラゴンクエスト ユアストーリー」をまず思い浮かべてしまうのだが、あれもこのマリオの感じで見たかったな……
とはいえ制作体制や文化として、エンタメに対する造詣が、あれとこれではちょっと違いすぎるな……とやや落ち込むほどの差を感じたのも事実。
大感動はしないものの、BDを買って手元に置き、ふと思い出した休日に「ちょっと見てしまおうかな」と繰り返し再生したくなる出来だった。ある意味、大人から子供に「これいいよ」と渡しても一切押し付けがましく思われずに観てもらえる、全ての任天堂関係者にとって誇らしい作品の完成だろう。実際そうだ。偉大だよ、やってることが。
マリオのIP再生の口火を切った作品として、完璧な出来に思う。
言われてるほどでは…
私は現在53歳のマリオ直撃世代のおじさんです。
字幕2D版で鑑賞しました。
結論から言うとあまり楽しめませんでしたね。
ストーリー的には色んな有名映画からいいとこ取りのビュッフェ形式で面白くなくはないといった感じ。
最も違和感を覚えたのはキャラの味付けです。
マリオとルイージは無能だしピーチ姫はお転婆過ぎだしドンキーコングはただのヤンキー兄ちゃんだしクッパに至っては暴れる理由がピーチ姫と結婚したいだけなんて!
なんだか登場人物全員の真剣さを感じられなかったですね。
個人的にはクッパはダース・ベイダーくらいに極悪非道であって欲しかったしマリオとルイージはそれに立ち向かうジェダイのように強くあって欲しかったと思いました。
(原題) The Super Mario Bros Movie
友達の誕生日にリクエストで観た!あまりゲームに馴染みがない私も胸熱だった。細かい事気にせず幼少期の心で体感すべきで作品。マリオで育った人は目頭熱くなるはずです。
ただただ気持ちのいい映画🤣
公開されると聞いてからすごく楽しみにしていた映画🤣
内容どうこうよりも、マリオやルイージなどキャラクターがしゃべるってどんな感じなんだろうって楽しみにしていましたが、そこまで違和感もなかったですね👍
ただ、吹替で観たのですがピーチのセリフで、「~まである」とかクッパが「ワンチャン」とかイマドキの言葉を入れてたのが個人的にはいらなかったかな😨
ドンキーとマリオが闘う場面では「いやもうマリオ負けてるだろ笑」って思いましたが、まあ子供も多く観る映画だし内容の質は求めません笑
ピーチがトレーニングコース(?)を華麗にクリアするところとか、ドンキーのところでのカートシーンなどは見ていて爽快でした✨
もう一回観たいってほどではないですが、面白かったです😊
最後の終わりかたは、あれはまさか続編あるのかな😅
子供はもちろん親も楽しめる
まず話がシンプルで子供にも分かりやすくて良かった。最近のアニメにありがちな哲学めいた難解な内面を描く場面もあまり無く、マリオの内面が自己肯定を昂める方向に動いていたのは子供達にも好影響だと思われる。
音楽もマリオ3の音楽がさりげなく挿れられたりしておりオールドファンにも嬉しい演出。
ピーチ姫が率先して闘い、勇猛かつチャーミングなところが良かった。
エンディング後にヨッシーの卵が揺れたのは続編に期待ということかな。
任天堂作品はすべてイルミネーションにアニメ化してもらおう
正直内容に関しては語るべきものは無いです。
メッセージ性とかそういう映画ではないので。
今作の評価点はマリオをアクション性たっぷりでアニメ化したということ。
オリジナル要素もできるだけ抑え、気の利いたアレンジ程度にしているのが好印象。
軽快で派手なアクションは「メッセージ性? うるせぇ! 黙ってマリオを楽しめ!」という強い説得力があります。
今後任天堂はイルミネーションにアニメ化をお願いしてほしいです。
ゼルダとか、スターフォックスとか、その他諸々。
頼むから〇ィズニーには頼むなよ!!
主人公の人種は改変され、レズorゲイになり、何故か男がすげー軟弱になるからな!
俺感動したよ!
だってちゃんと!しっかり!真面目に!ちゃんと頑張ってつくって創ってくれてクオリティ高いから!
クオリティめっちゃ高くてクオリティ完璧❕日本作品をここまで完璧なクオリティに仕上げてくれて僕は、嬉しいです‼️
ありがとうございます!お疲れ様でした‼️
子供と観てきました
子供と観てきました。特別、期待せずに観ることができ楽しかったです。ゲームの世界観をそのまま上手に映画にしてあるなーと思いました。これなら、どんな人からも文句なく楽しめるのでは。ナツメロもありパパ世代も意識してくれてるみたい。見終わった印象としては、ピーチ姫の印象が強く残りました。クッパと結婚してあげて!
続編にも期待
そっか、マリオとルイージって元々は水道管工事のおじさん(お兄さん?)だったんだよな、そんな市井の人がこんな強そうなDKやクッパと戦ったり体を張ってるんだと思ったら涙腺がもろくなってしまった。父との確執や兄弟愛も良い。
ストーリーは単純。でもゲームの世界がうまく取り入れられていて楽しめた。映画の導入としては素晴らしいかと。
こうなるとあのキャラが見たい、あのステージだとどうかと次作に期待してしまう。願わくば某おしりを出す男の子の映画に名作があるように大人でも感動で胸が熱くなるような もう少しストーリーがしっかりしたものをついつい次作に期待してしまう。
世界観を守ってくれていると感じた。
■好きなところ
懐かしいー世界観壊してない、横スクロール、浮遊感、コレを見たかったという見せ方をしてくれる。良いところを突いてとても気持ちがいい。
プロにとっては当たり前かもしれないけど、原作たるゲームの本質をよく理解して作ってくれていると感じる。
懐かしくて泣いた。感謝したい。
展開ー最後の展開は想定外、よく考えている。期せずして今どきの異世界転生モノとなってしまったのが笑える。
■嫌いなところ
ピーチ姫の演出ー今どきの自立したプリンセス像ということで、無理やり自立した方に振り切っている感じがする。
理由かあってそうしているのは分かるが、個人的にはあまり馴染まない。
64もCUBEもWiiも持ってなかったのさ
マリオ愛が問われる感じなので、セガサターンとかPSで生きてきた私にとっては、少しのめり込むのが難しかったのかもしれない。
ちょっとね全体にバタバタしている割に、一貫したストーリーが感じられず、ぶつ切り感があるなぁ、という印象。一方でマリオ愛がある人なら、これは豪華山盛りてんこ盛りになる訳で。
なんだろう。それが良い悪いとかではなくて、そういう映画な訳です。
「異世界おじさん」でゴールデンアックス見せられても「???」となる人は世の中にたくさんいるわけで。あの感じのメジャー/マイナーの違いかな、と思う次第。
ピーチ姫がめちゃアメリカンな感じでしたが、思いの外可愛かったです。ああいう女性像にも慣れてきたかな。
家族で大満足!
これぞマリオ!って感じでした。某ドラゴンクエストの映画みたいに、マリオたちがゲームの中にでも行くのかなっ。それともゲーム世界の住人でスタートするのかなっと思っていたら、ちゃんとニューヨークの配管工で、彼らが異世界に行きつつ、大活躍し、現実世界との繋がりの中で繰り広げられていくのも良かったですね。
何よりびっくりしたのはマリオがキノコ嫌いな所(笑)。でもそれが味になってさらに良い。ピーチを救いに行くゲームだったのに、今回はルイージを救いに行く。そこが逆にしっかりと動機づけになって違和感なくキノコ王国を助けるきっかけになるのも良かったですね。
絵面はミニオンズで有名なイルミネーションらしい感じですが、そこがしっかりとマリオの世界と合致するのも良い。すべてにおいて任天堂がサポートしているのがしっかりと分かり、USJのニンテンドーワールドともリンクしている感じでした。映画を見た人は必ずニンテンドーワールドにも行ってほしいですね。あ、この世界観だ。って感じがします。
日本語吹き替え版をみたのですが、声優もすごくあっていて、マリオがほんとに宮野さんなの?って疑いたくなるくらいマリオでした。
かつてのゲーム体験を、人生体験としてカタルシスの種にするなんて!
マリオはどれだけ自由自在に動き回っても、どの角度からも完璧にマリオでしたね。ゲーム界の超超大物IPを扱う上での徹底的なこだわりを感じました。一方ドンキーコングは時々ただの陽気な茶ゴリラになってました。好きですけど。
ディディーコング少し喋ったくらいで、ディクシーコングは隣で映りこんだだけで台詞なし。この登場の少なさ個人的にはよかったです。ディクシーについては、スーファミの傑作スーパードンキーコング2の時が最もよい解像度で、正直可愛いなと思って操作していました。放置すると風船ガム膨らましたりとか、平成初期金髪ギャル感あって、少年時代の私にちょっと、いや割と刺さってましたよ。けれどトロピカルフリーズとかで解像度が上がってまじまじ見ると、あれっ猿じゃん!ってなってしまったという…
Switchのスーパーマリオブラザーズも通してはプレイしましたが、やっぱりオンラインが楽しすぎるマリオカート8DXの方がプレイ時間は圧倒的です。レインボーロードとかカーブ時にピンクの火花がでるとか、ほんと観てて楽しい。「絶対逃がさない」とか言ってトゲゾー甲羅が飛んできたとこで大興奮ですよね。しかも青甲羅はキャラクターだけでなく道まで破壊しましたしね。これは青甲羅はゲームを破壊させるという暗喩、つまり製作陣にいるであろう青甲羅にこれでもかと煮え湯を飲まされているプレイヤーの怒りを感じましたね。自分が1位になったときに限ってミニマップに表れるんだから…
個人的には青甲羅はキノコ回避して欲しかった。なんならスーパーミニターボのあとはピョンピョン走法して欲しかったし、カート選択は全員パタテンテンとハナちゃんバギー選択して欲しかったし、主要キャラ以外モートンで埋め尽くされて欲しかったです。そこまで期待した、少し
もちろん全世界向けですからね。伝わらないネタは多すぎるとよくないです。
最後スーパースターをとって無敵になるとこは、不覚にも涙腺にくるようなカタルシスを感じてしまって、映画演出の粋にまんまとやられましたよ。圧倒的不利から大逆転する展開ってご都合主義だと冷めてしまうところですが、「スーパースターをとると無敵になる」という理屈が否応なしに常識として理解されている我々としては、極めて筋の通った曇りのないカタルシスとして、うおおおってなるんですよね。敵の多いゾーンをしゃがんだり、跳んだり、待ったり、ブロックの上に退避したりチマチマ進んでいたところを、無敵で駆け抜けるカタルシスがスクリーンで!
映画は自分の人生で体験してきた様々な感情が結びつけられて想起され、没入して深い感動をもたらすものです。人間ドラマとか社会派モノ、恋愛モノとかですね。それが、テレビの前で1人、難しい面を何度も何度も死にながらなんとかクリアした時の体験、様々生じた感情。そんな忘れ去られていた感情を狙い撃ちして感動させるなんて!ゲームも立派な人生体験だと証明したし、これはこの作品、とんでもない世界の扉を開いたのではないでしょうか。
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