「3.4エンタメとリアル」ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー asa89さんの映画レビュー(感想・評価)
3.4エンタメとリアル
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全体的に完成度は高かった。ポップな世界観の表現やゲームの世界観など、横スクロールやレースゲーム、ドンキーコングなど、そんなふうに表現するんか!というくらい楽しく感じた。特に水の表現やリンゴの表現などは、きっともっと本気出せば超絶リアルにも見せれるんだろうなと思った。セミリアルな主人公たちと、リアルな環境エフェクトのミックスは見ていて最高だった。
あとパックンの歌、ピーチ姫のアクションも良かった。
ただ途中で退屈に感じたのも事実である。設定がゲームに準拠している、子供向けのストーリー、展開、それが今の年をとった自分には退屈に感じたのである。しかし、これはいいことである。ドラクエYOUR STORYのように、主人公がメタ認知して、すべての世界観をぶっ壊す展開は自分には最高にクールに映るが、ファンや子供にとっては「違うそうじゃない」となるに違いない。マリオ好きファン、子供にとっては深く考えずに、楽しく見れる作品になっていると思う。
また、個人的に水道管修理工、兄弟愛とあまり共感できないポイントも多くあり、入り込めない、「マリオなんで戦ってんるや」と現実に戻ってしまった自分がいた。マリオよりもピーチ姫をよく使っていた過去を思い出す作品だった。ピーチ姫の空中散歩は強すぎる。
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