ETERNITY
劇場公開日:2022年12月10日
- 予告編を見る
劇場公開日:2022年12月10日
「愛と青春の旅だち」マイルズ・テラー主演でリメイク
2024年6月20日A24の新作ロマコメ映画にオスカー女優ダバイン・ジョイ・ランドルフ
2024年6月5日マイルズ・テラー、エリザベス・オルセン、カラム・ターナーがA24のロマコメ「Eternity」に主演
2024年3月25日アンリ・ミショーのメスカリン素描を映像化 折笠良監督「みじめな奇蹟」2月上映、日本語版ナレーター町田康トークも
2024年1月9日ベネチア金獅子賞はA・キュアロン「Roma」に!
2018年9月10日キノフィルムズ初のラインナップ発表会!2017~18年に「エルネスト」など24作
2017年3月9日素晴らしき短編アニメーションの世界 ラスト 曼荼羅か万華鏡みたいな感じで映像は面白い しかし謎のチャプター区切り、終始催眠術みたいな画で少し眠気が…3Dの冊子にしてほしいとは思った
『素晴らしき短編アニメーションの世界』にて視聴。 うーん、さすがにちょっと長いかなあ(笑)。 パンフにある監督の説明によれば、「施設の中で育った少年が外の世界を見たいと思い、これまで教えられてきた世界や歴史を自分の眼で確かめる旅」を描いているらしい。 構想中の「水江西遊記」の物語設定に準じているとのこと。 ああ、孫悟空だから、少年も少女も、中国武術みたいな服着てんのか! だから、吸い込まれるトンネルの先が「ひょうたん」のインナースペースなのか!! (でもなんでオッドアイ?) アニメとしては、極彩色の曼荼羅的世界が3Dで奥へ奥へと展開するなかで、キャラクターが無限に増殖しながら、なんども同じループで世界の始まりと収束を繰り返す。 一度、ポッドのようなところに落とし込まれた「世界」は、ひょうたん型に変化したのち、次の周回の分裂・増殖・収束をスタートさせる。 奥へ奥へと進んでいくライドショーのような映像は、遊園地のアトラクションぽくもあるし、少し音ゲーの画面にも似ている(監督いわく、『スター・ウォーズ』とかから影響を受けているらしい)。 監督は「抽象的」といってはいるが、比較的明快な「筋書き」はあるのではないか。 すなわち、精子が受精して、細胞分裂が始まり、遺伝子のなかに含まれている様々な動物たちの記憶が系統樹のように想起され、そのうちいくつもの世界線が増殖してエントロピーが増大し、やがてご破算になってビッグバンが起きて、振出しに戻る、といった一連の「歴史」の回顧が、何度も繰り返されている(ように見える)ということだ。 たまに女の子の分身も増えるのはY染色体じゃないか、とか、登場する様々な動物図像に中国系の瑞獣が多いのも西遊記つながりなのか、とか、いろいろ考えながら観ている分にはトリップ感があって楽しいが、二巡目、三巡目と進むにつれて(内容には変化があるものの)、観ているこちらもいい加減飽きてくる……。 いや、反復自体に意味があるのだということは重々承知しているが、体感的には本当に退屈でして……。 監督がアフタートークで、「助成」の関係で20分以上の尺が必要だったとの話をされていたが、この内容なら10分でよかったような……。いや、えらそうですいません。 上映後の監督と音楽担当の方のトークショーは、和気藹々とした楽しいものだったが、個人的には監督には、僕より上の世代なら「誰しもが思うだろう」質問――サイケデリックとの関係性について訊いてみたかったかも。 パンフでは当たり前すぎて触れられていないのかもしれないが、「曼荼羅」云々ってより、よほど60~70年代のサイケデリック・アート及び音楽に影響を受けているようにしか思えないんだけど、LSDカルチャーだとか、レイヴの感覚だとかは、どれくらい自覚的に取り入れている(もしくは敢えて距離を置いている)人なのか。 自分には一見して、サイケ・アートの延長にしか見えないものを、サイケだと説明されないのは、なかなかに居心地の悪いものでもある。
目が覚めた少年の瞳に映る永遠の姿を描いたアニメーション…らしい。 ただの幾何学的な映像をみせるだけじゃなくて、進化、増殖、変化、もしかしたら多様性も?そんなものを描いている様にみえたけれど、タイトルそのまんま? 2周目途中で飽きてきて、結局最後まであまり変化があった様には感じられず残念だった。