石がある

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石がある

解説・あらすじ

「彼方のうた」「PLASTIC」の小川あんとドキュメンタリー映画「沈没家族 劇場版」の監督として知られる加納土が共演し、川で出会った男女がつかの間の時を過ごす姿を軽やかにつづったドラマ。シンプルな物語ながら心情のなびきや偶然性の豊かさを見事にとらえ、2023年・第73回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に出品されるなど世界から注目を集めた。

旅行会社に勤める女性が仕事で郊外の町を訪れ、川辺で水切りをしている謎めいた男性と出会う。互いに相手との距離を慎重にはかる2人だったが、いつしか一緒に上流へ向かって歩き出す。

東京藝術大学大学院の修了制作作品「ブンデスリーガ」がPFFアワード2017に入選した太田達成監督が、友人との旅行で石拾いをした経験に触発されてシナリオを書き上げ、少人数のスタッフ・キャストとともに完成させた。「すべての夜を思いだす」の監督・清原惟、「夜明けのすべて」の編集・大川景子、「彼方のうた」の音響・黄永昌がスタッフとして参加し、シンガーソングライターの王舟が音楽を担当。

2022年製作/104分/日本
配給:inasato
劇場公開日:2024年9月6日

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映画レビュー

悲鳴も血糊も暴力もない「ほのぼのホラー」

2025年3月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 河原を歩いていた女性に向こう岸の男が声を掛け、いきなり川の中を歩いて渡って来て、そのまま二人で石遊びしながら川沿いを歩いて行く、ただそれだけのお話です。男は穏やかで朴訥なのですが、不思議な雰囲気を纏っています。一方、女の方もどこか歯車の外れた危うさを感じさせます。そうした二人の間には、暖かそうでいてどこか危なそうな不思議な緊張感も漂うのです。でも、特に何も起きません。

 これは、お伽噺的な大人のファンタジーとも見えるのですが、僕には悲鳴も血糊も暴力も一切ない「ほのぼのホラー」と映りました。不思議な映画だったなぁ。

 そして何より驚いたのが、『沈没家族』で強烈な印象を残した加納土監督が謎の男として主演なさっていた事。あの朴訥とした不気味さがいつまでも脳に残るわぁ。

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La Strada

2.0あの丸刈頭を川に投げ込んでみたい

2024年11月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

何気ない出会いが連鎖して、都会っ子が田舎の川に召喚されて川縁を遡上するお話し。川に飛び込む男のお陰で全編緊張感がある。ただし、中盤から終盤にかけてダルい。

例えば、日記を書く行為をただ単に撮っている。これはキツい。同じ行為でも『シルビアのいる街で』のように捲られていくページ上で単語を単数系から複数形に書き換える、単純だが、記憶の女を理想の女像に昇華させるような劇的な変化を描写してほしかったなー。あと、田舎に出かける必要性や社会性がもう少し感じ取れたらグッと面白くなった気がする。加えて、あの丸刈頭を石に見立てて川に投げ込む素振りなりがあればより良かったなー、そこはかなり不満。

劇場初公作品で多分才能ある監督で、清原惟が助監督で、映画館以外では観れない面白い発想の映画だと思います。

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ジャパニーズ先住民

2.0前半は退屈はしなかったが、二人が別れた夜以降は蛇足だ。

2024年10月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

前半は退屈はしなかったが、二人が別れた夜以降は蛇足だ。

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Mr. Planty

5.0結界

2024年9月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

やべぇだろ、そーじゃ無いだろ、行くのかよ、挙句 橋下で集合とな?(失笑)、そんなふたりの稚戯に付き合ってると、いつの間にか俺“弛緩を許されない”事態で焦る。

そうか、結界が張られている…柵を跨ごうとしても、バスが来ようとも謎の後戻り…。

まるでブニュエルがブラック(ギヨーム)に出会った様な(個人の感想です)

対岸(彼岸)からの異形の者
#賽の河原 で戯(遊ん)じゃダメだよ

#結界 #ルイスブニュエル#ギヨームブラック

#太田達成 #カイエデュシネマ
#石がある
#小川あん #加納土
今年一番集中(緊張)したかも、終盤のカオスはラストの数秒で救済…傑作だよ

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ikalabo