あしたの少女のレビュー・感想・評価
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前半はコールセンターで働く主人公が色んなしがらみに潰されて死を選ぶ...
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前半はコールセンターで働く主人公が色んなしがらみに潰されて死を選ぶまで、後半はペドゥナ演じる刑事が事の真相を追求していく過程が描かれる。前半は主人公の心の機微がとても繊細に描かれて、静かな画や主人公の佇まいに惹き込まれた。が、後半、引きの視点で社会構造の闇が色んな角度から暴かれていく作りなのだが、あれだけエモーショナルに引き込む作りだった前半に比べ、後半はペドゥナがあまり主人公と接点がない役どころだからなのか、感情のつながりがそこまで感じられず、前半であれだけ盛り上がったテンションが徐々に引いていくのを感じてしまった。
問題提起としてはとても大きい意義を感じるが、ただただやるせなさで終わっているのでカタルシスもなく、惜しい仕上がり。問題が浮き彫りになり、どうしようもない私たち。で終わってしまっている。刑事視点より、友人視点で展開してもよかったかも知れないと個人的には思った。
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