劇場公開日 2023年8月25日

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あしたの少女のレビュー・感想・評価

全49件中、41~49件目を表示

4.0【名ばかりの"現場実習"にダンスの夢を持っていた女子高生が呑み込まれる様を描いた鑑賞していてキツイ作品。後半、ペ・ドゥナ演じる女性刑事が韓国社会の歪みを眼光鋭く暴いて行く姿は心に沁みます。】

2023年8月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

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NOBU

4.5根深い社会問題

2023年8月26日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

会社、学校、警察が絡んだ実績だけを重んじる事で起きる闇を描いた物語だった。これは韓国だけじゃなく、日本だって、世界でもきっと起きてる課題。
何だか生きてるのが、働くのがみていて辛くなった。嫌になった。この映画のテーマが、もっと生きやすい社会に、楽に過ごせる社会に、影響が出ることを強く願う。

PS:あの刑事さん。よく頑張ったな。
中々あんな刑事はいないと思うが。。。

非常に面白い映画でした。

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ノブ様

4.0守られなかった少女、責任を問われない大人たち

2023年8月26日
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鑑賞方法:映画館

チョン・ジュリ「あしたの少女」ダンス好きの少女が実習先の企業での過酷な労働の挙句、自死をした事件をペ・ドゥナ演じる刑事が追及していく物語。事件後に捜査の経過で何が起こったのかが分かっていくサスペンス仕立てではなく、前半で少女が追い詰められる残酷な過程が丁寧に描かれている。
そして、後半の刑事が事実を調べていく過程で、守られるべき少女が守られなかったのはなぜなのか、責任を負うべきなのは誰なのかというかというチョン・ジュリ監督の問いと怒りがペ・ドゥナの演技を通じて突きつけられる。必見の秀作。

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ピンボール

4.0つらさを聞き理解しようとする側でいたい

2023年8月26日
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鑑賞方法:映画館

仕事のやりがいってなんだろうと思うことがある。高い給料や、社会への貢献度、仕事そのものの面白さの人もいるし、好きなことを仕事にしていることでやりがいを持つ人もいる。精神的にしんどくても人の役に立っていたり、好きなことならがんばれるのかもしれない。でも、顧客から罵倒され、会社や上司からは厳しいノルマを課され、でも薄給だったりしたらやってられない。
本作に登場するソヒは、実習としてインターネット通信のコールセンターで働くことになるが、徐々にこの職場の過酷な環境に絶えられなくなっていく。客や上司から罵倒され、安月給で使われるのだから当然だ。一番の問題だと感じたのは、ソヒのつらさを聞いてくれる大人が誰もいなかったということ。実の両親でさえ。後半の捜査パートになってから、彼女の周りの大人たちの口から出てくる言葉の数々がとても醜悪だった。会社の上司も学校の先生も酷かったが、個人的には父親の態度に鼻白んでしまった。お前はソヒの何を聞いてあげられたんだ?そもそも聞こうとしていたのか?と。身を守るためにあんな醜悪な言葉を述べる側には行きたくない。つらさを聞き、理解しようとする側でいたいものだ。
さて、後半はユジン刑事がソヒの死の真相を探ろうとする話に転換する。しかし彼女のしている捜査は警察の範疇を軽く超えていて、苦情が来たり変なニュースになるのもわかる。とても感情的だったし。ダンス仲間として顔見知りなだけのユジン刑事だけが彼女の思いを理解しようとするのは正義感だけではないはずだが、そのへんの背景がハッキリしないのは残念だった。でも、周りの大人たちに比べるとユジン刑事の行動だけがこの映画の救いだ。正直何も解決したとは言えない。実際にあったことを題材にしているからこそ、誰かを悪者に仕立て上げるのは難しいのだろう。
そもそも、この事件では誰が一番悪いんだ?をテーマに喧々諤々の議論ができそうなくらいに重たい問題だ。それを重たいテーマをきちんと伝えつつ、感動の物語として仕上げてくるのとてもうまかった。

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kenshuchu

2.5働いて金を稼ぐという現実

2023年8月25日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

専門高校(日本でいう工業 農業高校か?)と就業先 それと行政(日本の文科省)の関係をリアルに表現している
日本はここまでないかなと思う一方で…何も自殺までと思うが、当事者は精神異常になるのも理解できる
先進国の贅沢な問題だ

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ろくさん

3.5え?このまま終わらないでよ? って思ったら やっぱりそのまま終わっ...

2023年8月25日
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え?このまま終わらないでよ?

って思ったら

やっぱりそのまま終わってしまった

ストーリーがもっと続いて欲しかった

ペドゥナは俳優さんとして、好き

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jung

4.0何も…

2023年8月25日
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mono

5.0前半と後半で物語の視点が変わる

2023年8月20日
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鑑賞方法:試写会

「あれ?これドキュメンタリーだっけ?」と錯覚するようなファーストシーンから、心情を煽る音楽を極力抑えた演出で、じっくりと主人公にフォーカスしていきます。

センターの成績が…
みんなのノルマが…
学校の信用が…
あたかも自分が周りに迷惑をかけている異分子のような扱いを受け、かと言って
黙ってお金の為と割り切ることすら出来ない、八方塞がりの状況。
でも、そんな同調圧力を仕掛けてくる奴らは、たいがい自分の保身の為だったりする。結局は汚い大人たちによる搾取に他ならない。

後半は思わぬ社会の闇へと、芋づる式に繋がっていきます。
本来ならセーフティーネットになる筈の仕組みが機能していない現実が暴かれていき、これでもかという負の連鎖に、どこか一つでもストッパーになれていたら…と思わずにはいられませんでした。
そして、刑事が介入することに批判的な組織も闇が深いです。。。
最後の砦まで腐ってることに戦慄しました。

私にとってペ・ドゥナちゃんは永遠の少女なんですよね。
刑事役もすっかり板についた女優さんに対して失礼かもしれませんが、どうにも当時の少女が見え隠れする。
でも、やっぱりそこが彼女の強みというか魅力だと思うんですよね。
くたびれた大人になってしまってはいても、心の内にかつての少女を宿している。
ユジン刑事がソヒの思いを辿るように、同じ足跡を辿るシーンが印象的です。
かつて同じ光に誘われた側の人間であることが伝わる演出が素晴らしい。
ラストは涙なくして見られませんでした。

“ヒヤリハット”という言葉をご存知の方も多いかと思いますが、ついうっかりしていて「ヒヤリ」となったり、ミスに気づいて「ハッ」としたりするイメージで、事件や事故の一歩手前だった状況を表しています。
「1件の重大事故の背後には29件の軽微な事故があり、さらにその背後には300件の異常が存在する」と言われておりまして、“異常”にあたるのがヒヤリハットなのですが、これを「事故にならずに良かったね。」で終わらせず、きちんと分析して再発防止に努めることが本当の事故の防止につながるという考え方です。
前置きが長くなりましたが、つまりソヒの後ろには300人の見えないソヒがいるのだと感じました。
みんな何かしら心に歪みを抱えている。
ソヒの友達だってソヒを心配していたけれど、いつソヒ側になってもおかしくない。
みんな自分のことで精一杯で、両親ですらソヒと向き合う余裕がない。
少しずつ悪いタイミングが合ってしまって、最悪のことが起きてしまった。
既に事故は起きていたのだから、絶対に「無事で良かった」で終わらせてはいけなかったのだ。
実際にあった事件が基なので『トガニ』を思い出しますが、社会派だけどきっちりエンタメなところが本当にすごい。
『あしたの少女』も社会派ですが、刑事モノとしても楽しめます!

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shiron

3.0タイトルなし(ネタバレ)

2022年12月31日
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ゆき
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