「問題提起」あしたの少女 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
問題提起
大手通信会社の下請けの超ブラックなコールセンターで実習生として働くことになったJKの話。
聞いたことない会社だけど、大手の関連会社だからということで担任から強く勧められて働き始めたが、会社の体制と風土、そして学校からのプレッシャーに疲弊して行くストーリー。
韓国では高校生にもインターンとかあるんですね…もしかして今は日本でもあるのかな?
何でもかんでもブラックという風潮は好きではないが、働いた対価を貰えないのは問題外だし、契約書が2種類っていうのも…。
若く知見がない主人公達には戦う手段がないのは解るものの、個人的には主人公の様にはなるタイプでは断じてなく感情的に理解できないところも多いいけれど、インターンじゃないにせよ日本でも同じ様な話しは多々あるし身につまされるものがある。
韓国映画で日本で公開されるものにしてはなかなか珍しいテイストの作品で、特に終盤の刑事の絶句は溜まらないものがあった。
ただ、映画として締めはもう一声欲しかった。
今の時代、戦う手段はいくらでもあるし、日本なら労基もあるし、泣き寝入りしない様にしましょうね。
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NOBUさんのコメント
2023年8月31日
今晩は。
今作へのレビュー、見落としていました。スイマセン。
韓国映画の中でも、可なり地味だけれども実話ベースの映画で前半はキツカッタですが、後半はやや気分が上がった映画でした。
私は今までにない韓国映画の逸品だと思いましたが、劇場館が少ないのですかね。(愛知では2館だけかな。今作を観るために車を一時間走らせましたよ。)では。返信は不要です。