非常宣言のレビュー・感想・評価
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マイナス要素は”受け入れ空港の件がね…”
細かいことは気にせず見れば、パニック映画として楽しめます。
何故サンフランシスコ?ホノルルじゃ手に負えないから大陸本土に着陸してアメさんに助けてもらおうとでも?承諾も得てないのに?さっさっと戻っていたら燃料の心配せずに済むのに。そして次は成田。成田くるよなーくるよねーここは絶対くる。そしてキター🤩がしかし、威嚇射撃や撃墜は無いわーこの件は若干悪意を感じました。映画としてハラハラさせたたさかったのかもだけど…そんな強硬な態度や手段に取れる国じゃないこと分かってるでしょ。
どうせ最後は助かるんでしょと思ったら、まさかの集団自決。えええ、そうゆう展開なのー😱と思ったら…やっぱりそうよね。ツッコミどころはあるけど、ここは気持ちよく受け入れて…3.5。
日本は、あんな行為をする国なのか?
民間航空機の中で、バイオテロが起きる物語です。
違和感が感じる部分がいくつかありました。一番違和感を感じたのは、自衛隊の日本機が韓国航空機に対して威嚇射撃を行った場面です。その前に各国の首脳陣の話し合いが行われてもよさそうな状況です。
致死率40%のウイルスとは言え、韓国内で着陸の是非について、投票しているネットの場面も違和感を感じました。
何よりパニックスリラーなのに、犯人が早い段階で死亡してしまい、あまりスリル感じません。
出来の良かった新感染シリーズには及ばない作品と感じました。
ハリウッド並の大作!
昨年末に鑑賞した「アバター2」よりも何倍も面白いじゃない!
予算やVFXの類いでならアバターに負けるでしょうけど、本題のバイオテロにしっかりとドラマが練り込んであり、不完全燃焼はありませんでした。
それに主演をソン・ガンホとイ・ビョンホンが飾るとなればそれだけでも豪華!
脇役も演技派ばかりで下手な芝居は一切なし。イ・ビョンホンの子供役のキム・ボミンも大人顔負けの名演技でした。
最近の韓国映画はハリウッド大作並のクオリティだから安心して鑑賞できますね。
初めて聞く監督でも、みんな撮るのが上手いので安心できる点でもあります。
もう一度観に行きたい!
観るなら勿論字幕で!
"パワー"で押し切るアクションスリラームービー
感想
頭を空っぽにして楽しむ事が必須のアクションスリラー映画だった。途中の日本の描写は日本人としてはかなり違和感を感じる描き方だった。
・物語構成
航空機内で殺人ウイルスを持ち込んだテロが起きてパニックになる。 というあらすじ。航空機内での元エースパロットの葛藤と本土内でウイルスの解明と対策に向けて創作をする熱い刑事の二本軸構成で楽しく見る事ができた。
全体的に荒唐無稽があったが、中盤からは特に違和感の感じる力技炸裂の展開で気になってしまった。
・アクションシーン
航空機アクション、カーアクションどちらもど迫力で引き込まれた。
特にジャンボジェット機の落下、離着陸シーンの緊迫感が凄まじかった。
・現実とのリンク
感染爆発の起きた航空機の受け入れで揉めて、次々と空港を移動するシーンはコロナの時のダイヤモンド・プリンセス号を想起させられて、複雑な心境になった。また、その際の成田空港の描写のされ方が日本人的には非現実感のある描かれ方でかなり違和感を感じた。
総評
見せ場作りに注力しすぎた荒唐無稽感炸裂の楽しいおバカスリラーアクションムービー。
航空機のアクションシーンはどのシーンもカッコよく、緊迫感があった。
飛行機に乗るのが怖くなる映画?
ソン・ガンホの映画なら何でも見たい俳優さんです。見どころは飛行機内のパニックシーン。
大臣役の女優さんを見て、現実にこんな大臣いたら良いと思いました。
高飛車はお家芸
乗員乗客150人の乗った仁川発ホノルル行き旅客機が致死率40%のウイルステロが巻き起こる話。
行き先は決まっておらず、空港窓口で乗客の多い便を聞き出そうとするニヤけた男が、空港のトイレでコソコソしているところをみられた父娘と同便を選んで搭乗しようとする最中、SNSにテロ予告を上げた男の通報があり…。
こういうスリラーでこどもをダシに使うのはねぇー…という始まりはあざとさを感じてしまったけれど、誰が犯人!?ということもなくキモさ全開だし、ウイルステロみえみえだし、勿体つけずに始めちゃうのは潔くてなかなか好み。
そして始まってからの機内の騒ぎの拡がりに犯人の特定にと、この尺でなんてテンポの良い立ち上がりか。
さてそこからは勿論フライトパニックでウイルスパニックな訳で、色々と大袈裟に煽っている割にあれ?なんてツッコミどころも多々あるけれど、半分欺いた形で他国に押し付け様とするその姿勢、流石ですw
しかも今作はそこから似付かわしくないまさかまさかの熱い展開も。正直、無理やりハッピーエンドに舵を切らず、超バッドエンドで絶望に浸るのも良いかも!?とか思っていたけど…。
ちょっと韓国映画らしくない落とし方で中途半端に思う人もいるかも知れないが、この犠牲の上でのこのラストは個人的には結構好みだし、スリリングでとても面白かった。
タイトルそのものが皮肉
2週間映画館から遠ざかっていて、今年最初に選んだ映画がコレ。悲劇が予測され、パニックどころか涙なしでは見れない状況になってしまいました。83年の大韓航空撃墜事件をも思い出してしまい、終盤には『ユナイテッド93』(2006)を鑑賞したときの震えまでをも想起させられました。
大学時代の授業で野外活動(体育の振り替え、0.5単位)に参加した時の事。うっかり足に熱湯をこぼしてしまい、火傷の手当をしてくれたのがT先生。火傷はすっかり治ったけど、1か月後に大韓航空機撃墜事件が起こり、その日本人死亡者の中にT先生の名前を見つけ、同級生たちとともに悲しみに打ちひしがれてしまいました。美人で優しかった憧れのT先生。一生忘れることのできない事件となりました・・・
さて、本作での目玉はウイルスを持ち込ませないために着陸拒否!アメリカも日本もかなり悪役に描かれてるなぁと思いつつ、なんと韓国民も着陸反対だとか!国際政治問題にも切り込む中、殺人ウイルスへの恐怖からくる人間らしさの欠如までも描いた盛りだくさんの内容に驚きは隠せません。ハリウッドのパニック作品の模倣だと高をくくっていたのに、韓国映画らしさも魅せてくれます。特に共犯者を追うチェイスシーンでの事故だとか、激しさは容赦ありません!
面白いことに、この作品の世界観はコロナ騒動がなかったかのように描かれていたこと。誰もマスクをしていません(終盤はあり)し、悪役の犯人以外にも製薬会社の隠蔽体質も描かれていたこと。特に抗ウイルス薬やワクチンも作られていたことにより、人工ウイルスを生物兵器として利用しようとしていた悪意も汲み取れるのです。
そんな社会派航空パニック映画。着陸させるのもハリウッド的な素人操縦士じゃなく、元エリートパイロットのイ・ビョンホンが操縦するために安心感も見せながら、悲劇へと突入しようとする厭世観。もう、号泣!このまま終わっても問題ないくらい、泣かせるパニック・テクニック。生き残った乗客たちとの一体感も味わえました。また、生き残りたいという気持ちに対して、他人に感染させたくないという人間らしい感情にも心打たれました。そして、やり過ぎ感のあるソン・ガンホのその後も・・・
結局、「非常宣言」というルールがあるにもかかわらず、殺人ウイルスの存在によって役にたたなかったという皮肉が興味深いところでした。そして、イ・ビョンホンとチーフパーサー役のキム・ソジンが結ばれるという安易な結末じゃなかったところも良かったかな。
ハラハラドキドキ
なんとなく、流れとか結果とか先読み出来そうな新しくはない内容だけど、面白かった!!
かなりハラハラドキドキします。最初から何かが起こりそうな雰囲気満載の感じで、最後まで面白い。
まさかのバッドエンドを覚悟したけど、、、!?
あとはこれ、どうやって撮ってんの?って映像の連続。まるでその場にいて体感しているかのような感覚になるカメラアングルも。
ただ、反日を感じるシーンも。
あんな行動するのか!?!威嚇射撃するのか?!
(原題) 비상선언
物語は一人だけにスポットを当てず登場人物の関係性や、犯人の動機等が徐々に明らかになるので分かりやすかったです。
前半がバイオテロのサスペンス要素が強めでスリルがあって終始圧倒されっぱなしだったし、後半はヒューマンドラマ要素が強くなって目頭が熱くなりました。
終わり方にうーん、ありましたが臨場感・緊張感たっぷり、豪華なキャストと斬新なカメラワーク満足度高いです。
長尺2時間半は感じさせない。
ウィルスの恐怖、日本人なら全員が経験した今、そこにハイジャックパニックムービーが合わされば恐怖心を煽られるバイオテロムービー。イ・ビョンホン、ソン・ガンホの2大巨頭が演じて面白くないはずがない。背景を抱えた人間物語も交えてよく作られている長尺2時間半は感じさせない。
袋小路
心臓が痛い。
作中の「拡大自殺」って単語に戦慄を覚える。
最悪のシチュエーションだった。
飛行機の中のバイオテロ…いや、もう、空飛ぶ棺桶としか言いようがない。
冒頭から耳鳴りのように響くBGM、コイツが一旦止むのが犯人が機内でウイルスを散布し終わった時だった。延々と流れる。意図した事は分かるのだけど、狙いすぎなような気もしなくはなく…その後の束の間の生活音にリアリズムを感じるも、BGMがあるからこそ、あるべきリアリズムが削がれるような気にもなった。
このBGMは作中ほぼほぼ流れ続ける。
韓国2大スターの共演でもあり、1人は機内、1人は地上と、地上の役割何もなくないかと思っていたのだけど…さすがの構成力。納得の配置だった。
いや、むしろ地上の方が能動的であった。
コロナ以降、ウィルスネタは目も引くのだが、この内容を映像化したのは快挙だと思われる。
特に機内がローリングする様は身の毛がよだつ。女性の髪もそうだけど、天井を転がりまわる客室乗務員とか、とてもいい仕事してた。
犯人の人も素晴らしくて…なんか隠世にでもいるかのような、そこに居てもそこに居ない感じがして薄気味悪いったらない。
色々行き過ぎた設定もありはするが、韓国お得意の抉るような人物描写は健在で噛み応えがあった。
各国が着陸を拒否する様は、自分の良心にも訴えかけられもするし、機内の選択にホッともした。
狼狽える乗客たちにも同情はするのだけれど、自分としては、時間がくれば死ぬ状況で、機内にいる以上何も出来ないから返って冷静になったりするんじゃなかろうかとも考える。
この「着陸をしない」って選択が美談とうつる国民性に親和性も感じ…日韓にある慰安婦像とか旭日旗とかの問題も一部の人間が捲し立ててるだけなのかもなと思えた。国民の総意みたいに感じてたけど、そうではないのかも。ただ機長が言う「恨まない」って宣言に、恨(ハン)という文化はあるだなとも感じた。
作品を見て思うのはひき絵の多さだ。
映画らしいと言えばそれまでなのだけれど、この多用されるひき絵にどんな効果を感じてたのか興味が尽きない。感情移入を阻害するとまではいかないのだけど、どこか観察者のような視点を感じる。
日常に依存する視覚とでも言えばいいのか、画面に映る様々な情報の取捨選択が観客に委ねられてるような気にもなる。それが可能なのは俳優陣の没入感が高いって事もあるのだろうなぁ。
BGMの役割は好みなのだとは思う。
緊張感を煽られはするけども、その分、エンタメ色が濃くなる要素もある。
あのBGMがなかったらリアルに寄りすぎたりもするのだろうか…?
気になる点もなくはないけど、よくまとまってたとは思う。最大の疑問は燃料の量だった。
韓国⇄ハワイ間を往復するだけの燃料をそもそも積めるのかとも思うし、後半「ソウルまではもたない」と言ってた割には案外飛べてたように思う。
墜落の危機は、被害の拡大にも直結し、結末をも左右する事柄で…本国の空港上をそこそこ旋回できてた事に興を削がれてた。
ただ、韓国xパニック映画はやっぱ相性がいい。
犯罪パニック映画の傑作、に成り得た
70年代のパニック映画のような導入、機内と地上での捜査が交互に繰り広げられる息詰まる展開、臨場感溢れるクラッシュシーン、イ・ビョンホンとソン・ガンホの二大スターの競演、そしてなによりも大臣を演じたチョン・ドヨンのカッコ良さ。
もっとお洒落なタイトルにして、後半の(描きたかったんであろうが)家族愛、生命の重さ、責任の取り方や後日譚などは別の作品でやってもらって、地上での捜査が解決してハワイか日本へ緊急着陸してめでたしめでたしで終わっていたら、犯罪パニックアクション映画の傑作になってただろうに。
物語としては着地に失敗してますよ
前半の不穏な緊張感は好きですし、映像も俳優陣の演技も非常に素晴らしい。
話のペースが早い、と感じた中盤くらいから悪い意味で「普通はそうはならないだろ!」という展開の連続。
ツッコミどころも一つや二つなら無視しますが……。最後も緩い終わり方で非常に不満でした。
時間軸がブレブレで、医療方面や政治方面にもリアリティが欠けていて、脚本の練り込みが足らな過ぎる印象です。
予告編、煽りすぎでしょう?
予告編、カンヌの文字に踊らされて鑑賞。
前半は多少の(?)にも効果音と映像でドキドキ、ハラハラしながら観れたのに、途中から、「この映画コメディだっけ?」
韓流独特の裏の裏、そのまた裏のオチに笑いたいのに。
このご時世、ウイルス関連では笑えない。
「予告が秀逸」
今年3本目。
テレビ東京で1月8日の深夜に5分間の韓国映画を2本紹介する番組があって、今作と20日公開の「パーフェクト・ドライバー」。その番組で飛行機の中で乗客が上下左右に飛ばされる映像見て「これは面白そう」と言う事で今日はこの一本。自分の場合人生NO.1が多発するんですが人生NO.1でした。2020年の「パラサイト」「はちどり」昨年の「モガディシュ」そして今作、特に「モガディシュ」から韓国映画世界一かなと感じています。今このアクションとスリル満点の映像見れる映画ないと思います。ハリウッドを超えている。こう言う作品見ると映画はやめられない、また明日から行こうと感じます。
NOゾンビ パニックスリラー 人間ドラマ
今のウイルス禍に合ったテーマで、バイオテロが飛行機内で起こる話です。
バイオテロでも、ゲーム『バイオハザード』の様に、ゾンビは出てきません(笑)
パニックスリラーであり人間ドラマです。
色々と考えさせられます。
個人的には、あまり好みじゃないけど、いい映画だと思う。
80~85点ぐらい。
観ても損ないと思います。
すごい熱量の機内のパニック!機内上映は無理ですね。
基本密室(機体)ものなのだが、外の世界で七転八倒(文字通り)する刑事役のソン・ガンホの熱演とでバランスとってもらえててよかった。じゃないとこの尺で見る方の体も持たないわ。しかし外の世界も中の世界も360度パニックする場面でのカメラワークには酔いました。ストーリーのプロット自体は案外単純で、劇中人物たちと同目線で事に当たれてよかった。実は〜、過去に〜の逸話もまあひねりなしで、それはそれで伏線の回収に置いてきぼりを作らないという意味ではよくできた脚本。
とにかくグッときたのは、いわゆる「NIMBY(Not In My Back Yard)」的分断が機内でも世界(アメリカとアメリカに右へ倣えの日本)でも韓国国内でも起きてしまって、そんな中、「みんなに迷惑かけるくらいなら自分が犠牲になりましょう」という同調圧力(本人たちは扇動されている意識はなく美談)が発生してしまうことの哀しさ、でした。
模倣犯が出ないことを祈ります。
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