非常宣言のレビュー・感想・評価
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エンタメとしては
アリかな。
韓流お得意の「希望」と「絶望」を交互に見せる展開には手に汗握ること数回…
ただ他の方のレビューにもありますが、ハワイより距離のあるサンフランシスコ目指したり、ハワイで断られて成田来たり、しかも自衛隊が威嚇射撃しちゃったりとちと無理グリ感が(-_-;)
まあ、「どうなるの?どうなるの?」って、どきどき感はありました。
全旅客機にはマドンソクを乗せるべき
あんなか細いCAさんばかり、それもスカートとパンプスでどうするんだろうと思っていたら案の定。
我が国のガバメントが実際にはあんな毅然とした態度を取るとは思えないけど、それを言ってしまったら映画にならないので仕方ない。
韓国映画の2大スターのW主演的な企画のためか、空に対する地上の比重が大きくなったぶん、話が散漫になってしまった感は拭えず。
企画として類似性が高い「新感染」のソリッドな緊張感に比べると、どうしてももったりした印象に。
たくさんの人物が出てくるものの描き込みが中途半端で食い足りなかった。
クライマックス手前の展開以外、予想外のことが起こるわけでもないし。。
全体的に脚本がゆるくて、冒頭のタイトルに関する説明との整合性にも、「隔離」の概念がゼロの防疫体制にも、2020年を経た観客としては、さすがに首をひねらざる得ない。
操縦席に駆け込んできたあの人とか、犯人が落とした凶器はどうなったんだろうとか、回収されない部分も目についた。長すぎて編集でオミットされたのかなぁ…
細かい辻褄は映画の都合という力技で倒すとしても、イ・ビョンホンの素性を出すタイミングに関しては本気で解せない。単なるもったいつけにしか見えなかったし、もっと早く、なんなら冒頭からバラした方がこの作品には効果的だったんじゃないかな。
ただ、かつてならハリウッドが手がけたような企画に本気で取り組んだこと自体は好感が持てる。
この監督の作品は初めて拝見したが、ちょっとやり過ぎなくらいハッタリの効いた演出や、着陸シーンなんかオチがわかっててもしっかり盛り上げる映像のパワーなんかも血中エンタメ濃度の高いこの作品に合っていたと思うし、今すぐハリウッドに行ってもいい仕事しそう。
それにしても途中からソン・ガンホはなんでこの作品に出たんだろうと思っていたけど、終盤の場面を見て納得。確かにあの演技は人を選ぶだろうな。。
ひとことReview!
360度回転させる特殊なセットや、カー・チェイスのシーンなど、観る者を驚かせるシーン満載なのだが、ブレまくり揺れまくりの映像は観る者をウトウトさせる。
それに、日本の自衛隊が韓国の旅客機に威嚇発砲するシーンは、どうかと思う。
時間があっという間
韓国映画には期待しかない私ですがこの非常宣言という作品もすごく見応えのあるものでした。
いろいろ深く考えずに見るのがオススメです^o^
冷静になって考えるとストーリー的に都合良すぎやろとかなるけど見てる間はそれを感じさせないくらい映像が圧巻しまいには号泣、絶対劇場
様々なアレ?も纏まり感で得点
ボワッと聞こえる評判に誘われて鑑賞。鑑賞後皆さんのレビューで厳しくも正しいご意見に触れる。当方もいくつものアレ?を感じながらもテンポの良さで興味をもたせる腕力は素晴らしい。日本の扱いにイライラしつつも韓国国内自身がそれ以上の対応をするところで落ち着きを取り戻したり。ともあれ一通りまとまった鑑賞後感に3点を。
これをカンヌに持って行ったんだ...
ノーランの「ダークナイト」を思い出すオチ。そうですよ。フェリーの市民と囚人たちの双方が、相手の船を爆破する事を拒否し、スイッチを置き、窓の外に投げ捨てた、あの物語りです。音楽も、まるっきりノーランの「インセプション」のハンス・ジマーだし。ノーラン・リスペクトだってのは分かりましたw
韓国映画らしい、もっと拙い話かと思ってましたが、予想よりは良かったです。拙い、は予想通りでしたが。
なんといっても。自衛隊のF-2Aが、本土上空で機銃を使う事はあり得ないし、そもそも我が国は、あんな強硬な手段は取らない。と言うか、あんなに毅然とした対応は出来ない。コロナん時でも、他所で寄港を拒否されたクルーズ船を停泊させて医療スタッフを送り込んだよね。
各国の政治家が、政治家らしく自国民の生命を守る行動を、各々の立場で取った、と言う点は良かったです。
面白い!
これまでの韓国映画の中で遂にここまで来たと思わせた傑作である。とにかくテンポが良く、これまで見たこともない映像を見せてくれた映画技術がハリウッドを越えるほどのアクションとカメラワーク。今後も韓国映画から目が離せない。
【期待大だっただけに…】
好きな俳優ソン・ガンホにイ・ビョンホンと2大スター揃い踏みで楽しみに観に行ったが拍子抜け⁉︎韓流映画はいつも満足度高いのに本作は…いくらなんでも現実との乖離に、時間経過と展開が無理筋、テーマがテーマだけにもうちょっとリアリティを追求して欲しかった。
昨今のコロナ禍からのインスピレーションと警鐘は分かるが、ソウル⇄ホノルルのたかだか20時間程度のフライトの最中に、かつてテロ犯が在籍した多国籍製薬企業に手続き無しで乗り込んだり、急遽着陸予定に決まった空港なのに感染蔓延を恐れた住民デモが起きたり、自らの身体で抗ウイルス薬の効果を試すソン・ガンホが心停止から蘇ったりと、ツッコミどころ満載のイベント連発で2-3日飛びっ放しかよと苦笑、そのせいでスピード感と緊迫感が薄まってしまった印象否めず。
家族愛を語るイ・ビョンホンの見せ場シーンも背景と経緯の描写が殆ど無いので感情移入出来ず。誰への愛?かも不明瞭。
そもそも致死率の高い即効性の未知なるウイルスに乗客全員感染設定なのに、即死レベルから最後まで発症せずまでマチマチで終始入っていけず。折角の名優のキャスティングが勿体無いとさえ感じてしまった。
全世界のコロナ禍に一石を投じる問題作、と感じたのは私だけ?
感想がいろいろ分かれる作品ですね。
あまりに現実的ではないストーリーに嫌気がさしてる人もいるし。
日本をわざわざ出すことに嫌気がさしてる人もいるし。
しかしながら私の感想はそこではなくて。
これ、コロナへの皮肉の映画じゃないんですか?
感染者をあまりにもバイキン扱いする風潮。
とくに日本人。
もちろん医療関係者の皆様の苦労には頭が上がらないんだけど。でもちょっと神経質すぎないかい?と思っている私。そういう大切なところを描いていたんじゃないかと思うんです。
全然「パニックスリラー」では無い。
「全世界のコロナ禍に一石を投じる問題作」と感じました。なんならそういう宣伝の仕方をしないのは大人の事情が働いたんじゃないかと思うくらい。上映も少ないし。
2、3本 イ・ビョンホン。
初字幕映画でした
最初は慣れるまでに時間がかかりました。しかし、ストーリーに入っていくうちに気にしなくなりました。日本では観られない特有のリアルさ、グロさがが観られてよかったです。飛行機ものとなるとやはり怖さが感じられて楽しかったです。やっぱり王道の乗客の中に医者と元パイロットがいる展開でしたが、背景などもあって人間の汚さ、本質、優しさ、尊さが感じられました。
絶望感MAXのフライトパニック
完全密室逃げ場のない飛行機内で致死率100%のウイルステロが発生した。
空の上、地上で繰り広げられる未曾有の危機にずっと緊張しっぱなしだった。
どう考えても逃げ場のない状況でテロが起こり、致死率100%のウイルスに続々と感染する圧倒的恐怖、唯一の手がかりである犯人の死亡、パイロットや燃料の限界が近づき、受け入れ先も見つからないこれ以上ないほどの絶望感が2時間ずっと襲ってきて観終わった後は自分も飛行機に乗っていたかのような感覚に陥った。
人が極限状況に陥った時の醜さ、美しさがこれでもかという程丁寧に描かれていて、このリアルさが韓国映画の真骨頂だと思った。
制限のかかったシチュエーションで遊び心と圧倒的ストイックさを持ち、観客を引き込む勢いがあるのは現在、韓国映画だけだと本作で確信した。
「生きて欲しい」そのシンプルな願い
「good day」にこんなに号泣させられるとは思わなかった。いや、そこに至るまでに既にグズグズ(涙腺崩壊)だったけれども。コロナ禍入り口の豪華客船の事を思い出しちゃったのもあるのかもね。千葉県人としては三日月バンザイでした。
荒唐無稽、奇跡の押し売り、万々歳。映画にそれを求められなきゃ、どこで絵空事に夢を見れば良い?流れとしては「新感染」のまんまやけど、思いの外長い上映時間を気にすることなく、パニックムービーに没頭出来ました。まぁ、僕は「ワールドウォーZ」も好きなので、考証ギチギチの方はゴメンナサイ。元航空自衛官ですが、あのシーンも「さもありなん」と思う人なので。「命」というテーマがはっきりしてたので、それで満腹でした。ありがとう。
いろいろ気になる人には気になるかも
韓国映画好きなのですが、韓国の俳優さんの名前が覚えられない私でも知っているお2人が主役の映画。
ストーリーの設定にちょっと気になることもありつつ、いや面白い映画でした。
さすが韓国映画と思います!
これでもかと、次々に困難が襲いかかります。
最後はうまく収まるのですが、ハラハラし通しでした。
そして、なかなかに腹の座った女性の存在が光りました。
韓国映画おもしろい
韓国ドラマなんかは全く観ないけど
韓国映画は最近、よく観るようになった。
どれも外さない。展開が早くておもしろい。
今回も韓国映画、独特の持ち味だしてて
えーっ!そうする? 魅力的な展開でした。
たぶんまた韓国映画観ます。
成田、着陸拒否からの・・・。
スリリングで、エンターテイメントとして観るには申し分無い。
飛行機が回転する機内の様子は圧巻。
現実としてこういう事態が起きた場合、本当に着陸拒否したのち射撃するのだろうか?
飛行機乗るのが怖くなる。。。
これは韓国版シン・ゴジラである‼️💯
韓国の現状を良きも悪しきも一度にぶち込み、韓国映画におけるテーマのすべてを惜しげもなく注ぎ込むこの展開は、その主役にソン・ガンホを据えた事で我々は嫌が上でも「ゴジラ」に対峙する「グエムル」を想起する。
だが今回の物語は日本の🎦シン・ゴジラが「ゴジラ」と言う異物を外挿することで「和を以って尊しとする」を描いたとするならば、今回のこの🎦非常宣言は韓国思想の根幹、その地政学的、かつ軍事情勢的局面からくる国内の対立軸の常態化、それ故の極端から極端に振れる国内情勢の不安定化、国威の非効率性をこの🎦非常宣言の監督ハン・ジェリムはこの作品1本で、高みに纏め上げようとした。
ここまで読み進めてきた方の中には、こいつは何ネタバレやってんだよと未見でいらっしゃると思われる方もいらっしゃるやもしれませんが、本作品をご覧になった方にとって、鑑賞後のこの高揚感、僕の解釈が全く見当外れではないのではないかと言う事は証明してくれるのではないでしょうか?
正直、このハン・ジェリム監督、全くノーマーク(シャレで無く)でした。
わが世界に誇る庵野監督を凌ぎかねぬこの渾身の作品で、韓国国民をより高いところに連れて行くと同時に、庵野がそうであった様に、あくまでも国内での評価によって海外への強い独自性を主張するのではなく、一気にハリウッドも視野に入れてかかっているのは重要局面で起こる特撮技術の凄さにも度肝を抜かされ、その本気度から自ずと明白なのであります。
僕は他のSF作品によるSFX以上に今回のこのシーンに強い衝撃を受けた(具体的に言えずに苦しい)。たんなるエンターテイメントの枠を超えて、強い対立軸を超えたところに起こるカタルシスとヒロニズム、嫌いじゃない❣️❣️❣️
庵野の存在で20年は大丈夫と思われていた思想性の深さの点で、ここまで肉薄し、ある意味越えて行ってしまった韓国映画と、そこに描かれたる、ある種の理想かも知れませんが、韓国国民の未来に乾杯したい気分である。
昨晩床に就いてもどうしても違和感が残って寝付けなかった問題。
それは🎦非常宣言、日本のオペレーションはあれで良かったのか??韓国版🎦シン・ゴジラと思わず勢い余って評したものの、成田上空の空自所轄はどこか?習志野の陸艇の特殊部隊か?首都上陸阻止には当然駆り出されるが、戦闘機の配備はない・・あの機影はF2ですかね?となると最初思い立ったのは厚木、厚木は海上自衛隊所轄になるのでF2配備はない。所轄は主に首都圏遠域会場防備。最も近いところ首都圏空域管理は百里飛行場となりますが‥あ~やはりありましたねF2。と、なるとさすが一応軍事オペレーション的には合ってるのか?
問題は日本国首相がこの状況で着陸拒否をするに当たってF2に成田上空で威嚇攻撃を許可しますか?と言う日本国民の感情表現に対するリアリティが問題となる。
面白かった
脚本に難があったりご都合主義的になるのは映画という箱の中では仕方ないもの
昨今の華美さやお洒落さ好きなアイドルの起用などの邦画よりよほど昔の映画らしい面白さがあった
映画らしい映画を作れる韓国は少し羨ましくなった
圧巻はトラブル中の機内シーン
やはり流石の韓国映画です。一級のエンタメ作品に仕上がってます。
もう、あーだこーだ言わずに楽しんだ方が良いですね。
どうやって撮ってんだろうなぁ?って思ったトラブル発生時の機内のシーンが秀逸でした。本作でゾクゾクってなったシーンです。あぁ、こーなっちゃうんだろうなぁって。あれはすごい。
よくできたお話ですし、なるほどー!な設定でなかなかの四面楚歌を味合わせてもらえますが、どうにもこうにも「脇が甘い」感が・・・。なんだか都合が良い展開のオンパレードで、さらに長い(笑)。
これでもかとパニックの混乱のミルフィーユが出来上がっていくのですが、だんだん胃もたれが・・・。もっとコンパクトにしてもらえれば、いらぬ絵に描いたような感動ターン(韓国映画のこれが嫌い)を端折ってもらえれば、スパッと楽しめる作品だったのに、盛りが多すぎて全部薄味になっちゃいました。
二兎を追うものは・・・な作品でした。
ま、面白かったですけどね。
日米嫌悪映画
大好きなレビュアーさんおふたりが酷評だったので、期待していなかったんですけど、見て納得。こりゃ、嫌悪感半端ない。前半の興奮はどこへ?後半の畳み掛けるような酷さには目を逸らしたくなる...。
ここからすごいものが始まるぞ!感満載の前半パートには大興奮。音響は映画館でしか味わえない、素晴らしい品質。自分が車や飛行機に乗っている気分になれるシーンでは、これまでに無い興奮を覚えました。車で追いかけるあのシーンは、臨場感とスピードが凄まじくて、最高でした。ありゃ、面白い。
犯人の動機は些か疑問に思うが、内容はそこそこ面白い。今の世の中に完璧にマッチさせている、秀逸な作りは流石韓国映画といったところ。ソン・ガンホの体当たりな演技力はいつ見ても爽快。パラサイト一家、映画館で頑張っています。パーフェクトドライバーも早く見ないと。
だけど、後半の粗悪さといったら...。
ネタバレ出来ないので詳しくは言えないけど、途中から結構怪しかったんだよ。じゃあ、最初の説明は何?なぜそうなっちゃう?疑問が次から次へと浮かび出る。感染症というテーマを扱っていながらに、まるで掘り下げられていないし、作りが甘すぎて見てられない。どうしてこうなる??そもそも、なんでこんな長い尺にしたのか不明です。
いや、○○しろよ!とツッコミながら、ついには日本大批判映画と成り果てた。そんなことある?日本を馬鹿にしたいのか?何を持ってこんな演出と脚本になったのか意味がわかりません。専門知識ゼロのファンタジー映画。前半の興奮を返せ。全体的に見ればそこまで悪くなかったけど、後半の展開から2.5。韓国映画で面白くないと思ったことあんまりなかったけど、これはやばかった。
キャラクターの愛なんてあったもんじゃないし、設定も取ってつけ。ソン・ガンホとカメラワークの技術は1級品なので価値はある。すっごい複雑な気持ちになる作品でした。覚悟のある方のみ、劇場へ。
全288件中、81~100件目を表示