「この瞬間に全てをかけて」春に散る しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
この瞬間に全てをかけて
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通常スクリーンで鑑賞。
原作は未読。
横浜流星と佐藤浩市の演技が筆舌に尽くしがたいほど素晴らしく、ライバル役の窪田正孝もすごい存在感でした。ボクシングの試合シーンの迫力も言わずもがな。感動も一入!
今この瞬間に全てを懸けて生きる主人公たちの想いが鋭いストレートとなって私の心を打ち抜き、思わず己の生き方を省みました。こんな風に全身の血を滾らせることをしてみたい。
持てる力の全部を注ぎ込む主人公たちのアツさが周囲に伝播して興奮と声援の渦を生み出す瞬間に感動。魂を燃やす生き様は美しく、否応無しに惹きつけられてしまうものだな、と…
「ケイコ 目を澄ませて」に続き、ボクシング映画の名編に出会えた喜びを噛み締めました。正直、今年度ナンバーワン作品です。是非とも賞レースを席巻して欲しいと思いました。
※修正(2024/06/24)
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kazzさんのコメント
2023年9月15日
プロボクシングの世界はそれ自体が劇的ですよね。
そこに破滅に向かって突き進むボクサーを描けば、大抵絵になります。
でもそれで終わらせず、新しい明日に向かって歩き出すところまで描いたのが、この映画の良いところですね。