劇場公開日 2023年9月1日

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「漂う昭和感が心地よい。。東京下町情緒と人情話。安心して見れる。」こんにちは、母さん マサヒロさんの映画レビュー(感想・評価)

漂う昭和感が心地よい。。東京下町情緒と人情話。安心して見れる。

2023年9月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

幸せ

山田洋次監督のファンと吉永小百合さんのファンは安心して見れて満足すると思う。
漂う昭和の香りが心地よい。だけど出前館(ウーバー?)が出るから令和。僕はこの映画が昭和っぽく感じていい気分だったけど、令和なのに昭和みたいな所に違和感を感じた人はダメだったかもしれない。

僕が特に昭和っぽさを感じたのは、昭夫(大泉洋さん)の会社のオフィスの場面。
例えばオフィスの机と机の配置やハンコを使ってるところだ。令和でもハンコが全廃されてない大企業・上場企業もまだあるだろうが、ハンコは昭和感があると思った。
女子社員の肩に手を置く場面で、「令和なのに有り得ん」と思ったが、逆に言えば正に昭和。令和で女子社員の肩に男性が(ここで女子ではなく女性だと気付く)が手を置けばセクハラになる。正確には「セクハラになる」ではなく「なり得る」ということらしいが、以前ギャグで「触らぬ肩に祟りなし」というのがあったから絶対ダメでよいとだろう。肩に手を置くのは昭和でもダメだったのだが、昭和の時代は言い出せない女性が大多数だったと思う。

僕は山田監督の「寅さん」も「釣りバカ」も5~6本しか見てないし、吉永小百合の作品も「北のカナリア」(2012)以前の物は見たことがなく、今作が7本目だ。
有名な監督だし、昭和から令和に至る大女優だから見とこうかなぐらいのつもりで見た。
だから例えば吉永小百合さんなら、僕は、「リボルバー・リリー」 みたいな役を見てみたいと思うが、サユリストはきっと「僕が見たいのはこんな吉永小百合じゃないのにな」とガッカリするんだろうなと思う。

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マサヒロ