「子供をたしなめる大人みたいな感情になってしまって、観るのが辛くなった」アイアム・ア・コメディアン ソビエト蓮舫さんの映画レビュー(感想・評価)
子供をたしなめる大人みたいな感情になってしまって、観るのが辛くなった
毎年観ているM-1グランプリのTVドキュメンタリーとかだと、
共感しやすくて、素直に、ひたむきに頑張ってる芸人を応援できるのだが、
今回の村本ドキュメンタリー作品は、思想や言葉や感情が先行しすぎて、
行動や結果が伴ってないのが、どこかもどかしく、
子供をたしなめる大人みたいな感情になってしまって、観るのが辛くなった。
キングコング西野が言ってた、
「大人は、過程より結果」
「自分がやりたい事と、観客に求められる事は違う」
という、2つの言葉を、村本の行動は2つとも、真逆に行ってる感じがする。
弱者に寄り添おうとするハートは、好きだけども。
昨今、嫌われ者だった西野が、結果を出して、周囲を黙らせてきてるだけに、
村本は、結果をまだ出してない以上、
周囲を黙らせる段階ではなく、相手にされてない印象が強い。
だから、ひたむきに英語を習得しようとしてるシーンを見ても、
ほんとに習得しようとしてるんか?、
カメラ来てる時しか授業出てないんじゃね?、
と、懐疑的な視点になってしまう。真っすぐ過ぎる村本に、
こういう捻くれた視線を送るのは、恥ずかしくもあるのだが、
それが、
「子供をたしなめる大人みたいな感情になってしまって、観るのが辛くなった」
という、最初の感想に繋がる。
密着される前に、結果を出してくれ。
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