劇場公開日 2023年3月3日

  • 予告編を見る

フェイブルマンズのレビュー・感想・評価

全307件中、41~60件目を表示

3.52023 100本目

2023年7月23日
スマートフォンから投稿

興行を度外視した、スピルバーグ自身の伝記?
思い出映画です。

作品はつまらないわけではないが、年齢層高めかつスピルバーグファンしかウケないかなと思います。

この映画を通してですが、スピルバーグの非凡な才能を知ることができました

コメントする (0件)
共感した! 1件)
しゅん13

4.0監督を演じる監督

2023年7月3日
iPhoneアプリから投稿

は、凄いキャスティング。一見の価値。

コンピュータ技師とピアニストの子が映画に
夢中になる。

子供時代のエピソードはとても楽しい。
転居後の試練。
家庭と学校。
一方の悲劇はビデオ撮影から、他方の救済も
ビデオ撮影から。

映像の魔力から離れられない人生、ってことか。

本人に関するエピソードがもっとあるか、と思った。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
myzkk

4.0スピルバーグのつくりかた

2023年6月12日
PCから投稿

スピルバーグ自身が描く、いわば“スピルバーグのつくりかた”。

原案はスピルバーグの妹のアンスピルバーグによって書かれたもので2000年よりも以前から構想されていたそうだ。
ただし逸話には両親に対する批判的な視点が含まれていたため、それによって両親が傷つくのをおそれて映画化しなかったらしい。
反面、スピルバーグの両親は家族の映画をつくれと亡くなるまでしつこくスピルバーグにせまっていた──とスピルバーグは語っている。
(スピルバーグの母親は2017年に、父親は2020年に亡くなった。)

これを見るとスピルバーグの原点がセシルBデミルの地球最大のショーにおける電車と車の衝突シーンだということがわかる。
それからというものサミー少年は劇的な光景をフィルムにおさめることに腐心するようになった。

が、成長につれ彼にも浮き世の災厄が降りかかってくる。

フェイブルマンズ家は華やかでやんちゃな母親を中心にして、その周りにおとなしい父と陽気な叔父と常識的な妹たちと自分がいる。

簡素化して言うと、そんな環境下で育った映画オタクがユダヤ人蔑視と両親の離婚を通過することで私(スピルバーグ)ができました──とこの映画は言っている。

複雑な人間感情や悲しみを知らなければ何かをつくることはできない。スピルバーグは思い通りにならない人生経験を積んできた技術者だ。それがよくわかる。

個人的なレビューの方向として、外国映画をほめるために日本映画をけなす──ということをするので、それに従って言うが、日本映画界で第一義用語となっている「天才」がThe Fabelmansを見ると映画監督にまったく関係のないパラメータだということがよくわかる。

これは普通に考えて、いささかも特別な話ではなく、世間知らずの教員や政治家や学者に「働け」と指導をするのと同じようなものだ。
芸道の基本は職人としての経験値であり、物語作者としての基本は人生の経験値である。天才という謳いが映画にとってどれほどばかげたセールスポイントかきっとおわかりいただけることだろう。

The Fabelmansはずっと技術畑で生きてきたいじめられっ子のユダヤ人が悲喜こもごもを体験することでじぶん(スピルバーグ)がいかにつくられたかを語っている。
絶対の説得力だった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
津次郎

5.0For Dad

2023年6月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

巨匠の半生をつづる、と聞くと埃っぽいお話かと思いきや、新人監督のデビュー作のようにフレッシュだった!

そして心に残るのは、サミーの父の姿。

封筒で写真が届くシーンは、自分が過去に観てきた映画の中で最も悲しいものだった。

なぜか真綿がちぎられるような痛みを私は感じた。映画館では一滴も涙なんて出なかったのに、夜ふとんの中でめちゃくちゃ泣いてしまったw

起こったことにはすべて意味がある、確かに。即ちスクリーンに映っているものは全て意図されているのだと明かされた訳なのだが、何故最後に、あんな酷い仕打ちを母にさせたのか。

あの写真、本当に素敵だった。あれで良かったんだよ。でもね。

子供にわからないようにナイショ言葉で妻と話すウイットはあるし、そりゃちょっと科学者らしく凝り固まったところもあったけど、家族を放棄するとかそんな父親ではなかった。

振り返ってみるとこの父が一番与え、失い、受難の日々を過ごしたのではないかと思う。

新居でのおどけた仕草も…彼はベニーになりたかったのかも知れない。それを記録してしまう映像の、ある種の残酷さよ。

人生には泥の海を行くような、自分の力ではどうにも抗えないことが必ず起きる。

そんな時、どうやって自分を保っていくか…父の姿にサミーも学んだことだろう。

そして後に、ウエストサイドの朝日とあのシンフォニーが捧げられることになる、その人のことを私も折りに触れ思い出すだろう。

なぜ私達はスピルバーグ監督の作品が好きなのか、ちょっとヒントがもらえるような、軽やかな鑑賞後の気分でした。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ru

4.0道しるべ。

2023年6月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

『フェイブルマンズ』ひとつの対象に夢中になっていく過程と視点(才能ある人は突出してるな)、環境から受ける多大な影響など鑑賞後に語る要素が多い作品。実像と虚像って創造についてまわるよね。。両親役ナイス

コメントする (0件)
共感した! 1件)
chargedpillow

3.5地平線は上か下

2023年5月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

人の心を動かす映像を作る才能を持って生まれた少年。
すぐさま地平線が真ん中ではダメなことを気付く。
スピルバーグ監督の才能の原点を見た。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
上みちる

3.0モヤ

2023年5月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

スピルバーグからみたら、
お父さんを捨てても、それでも好きで、
自分の一番の理解者だから大好きで、
それは、血の繋がりもあるだろうし、
母は強しな部分もあるだろうし...
でも、個人的に、このお母さん、あまり好きじゃないかな。
だから、ずーっとモヤっとしてた...。

映画監督になった流れとしては、面白かった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
hkr21

4.5やっぱり太陽の帝国が好き

2023年4月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

スピルバーグといえばSFでの評価、イメージが強そうだが、この人ほど心に響く人間ドラマを描けるのはそういないと思っている。地獄の脱出から太陽の帝国まで。あっという間だった。スピルバーグといえばカラーパープルだとか太陽の帝国に想いを馳せる理由が少し見えてくる気がする。

コメントする 1件)
共感した! 1件)
印刷局員

4.0スピルバーグではなくフェイブルマンズの意味

2023年4月19日
スマートフォンから投稿

泣ける

知的

あのシーンはあの映画だな、とスピルバーグ映画のワンシーンがあちこちに隠されつつ、どうにもならない家族の辛さと愛しさと。
監督の自伝と思って映画秘話を期待するとちょっと違うけど、
大切に何度も観たい、繊細に積み重ねられた宝箱のような映画。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
アンディ・フク

4.5さすが

2023年4月17日
スマートフォンから投稿

さすがスピルバーグ。
もともと大好きで子供の頃からスピルバーグを観て育って来てるから、じんと来た。
自伝的な映画だからあえてノスタルジックにはならないよう抑えて、それでいて登場人物1人1人、シーンのひとつひとつ、愛おしさが伝わって、何より映画に対する愛で溢れた素敵な映画でした。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
まるかず

2.0タイトルなし

2023年4月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

シーンの移り変わりが同じ場所で状況が変わるってふうにしてたり(4、5回あった)、他にもネタばれになるので言わないけど、カメラで遊んで楽しんでつくってる感じが伝わってきました。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
むぎゅ

4.0『フェイブルマンズ』鑑賞。半自伝的作品ではあるが、自己回顧の部分を...

2023年4月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

『フェイブルマンズ』鑑賞。半自伝的作品ではあるが、自己回顧の部分を削り、映画の持つ力に光を当てた良作。終わりの鮮やかさも相まって、体感時間はとても短く感じた。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
こち

3.0予備知識や共感ポイントが必要

2023年4月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

151分という長尺ながら、夢追う少年サムの成長譚としても、フェイブルマン家の物語としても起承転結の途中で終わっている感が否めない。この映画がスティーブン・スピルバーグの自伝的作品で、彼が何者か、そしてどの時代にどんな作品を生み出したか、を知らずに見ると前述のような散漫な印象を受けるだろう。
スピルバーグ作品をリアタイで経験した人や、サムと同世代の人、サムや家族の境遇に共感する部分がある人には響くものがあると思う。事前に力を入れたPRがされていたり、公開のタイミングでアカデミー賞の多部門にノミネートされたりと、追い風が沢山あったにも関わらず話題が尻すぼみになったのはこの辺りの難しさがあったのかも知れない。
ポール・ダノの繊細な演技と、ジャド・ハーシュの存在感がとても良かった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
うぐいす

3.0もうちょい。

2023年4月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

スピルバーグらしさ?エンタメ要素あるかと思ったけど、淡々とした物語だったかな。
映画監督になるベースの物語だから、こんなものなのかな?

コメントする 2件)
共感した! 2件)
キチ

4.5天才はかく誕生すべし

2023年4月8日
スマートフォンから投稿

泣ける

興奮

幸せ

最近、いろんな映画監督さんの自伝みたいな映画が多いと思うのですが、やはり天才スピルバーグ監督の自伝的作品となると、他の作品とは格が違います。初めて見た映画が「地上最大のショウ」、そして両親の離婚に多大な影響を受けたというのは有名な話で、作品を通して家族への想いや映画への愛情がダイレクトに伝わってきます。主演の俳優さんもなんか「ジョーズ」を撮影していた頃のスピルバーグ本人にソックリです。

コメントする 4件)
共感した! 20件)
活動写真愛好家

2.0どう観たら高評価になるのかな?

2023年4月8日
Androidアプリから投稿

スピルバーグの出来るまで映画かと思ったら全く違った。フェイブルマン一家の渡る世間は鬼ばかりでしたって話。しかもあまり出来の良くない。
マザコン気味の主人公が映画撮ってたらお母さんの浮気知ってとか、お父さんサイコだろう。いじめられて映画正直に撮ったらかっこよくなってとかあり得る?人間の感情ないわけ?ないなら無いで演出してもらわないとご都合になってるような。
残念な結果に。

コメントする 1件)
共感した! 1件)
るい

3.5人生をかけて情熱をそそげるものに出会ってしまった者たちの、喜びと葛藤の物語

2023年4月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

フェイブルマン一家の長男サムを中心に描かれますが、物語の核は父母でしょう。
サム視点で描かれたことで、どこかぼんやりとインパクトのない作品になっている印象です。

才あるピアニストだったけれど家庭に入った母ミッツィ。
社会背景や親の影響もあったでしょうけれど、夫を慕う心から家庭を優先させました。

優秀なエンジニアの父バート。
子だくさんの家庭を支える甲斐性があり、ピアニストであるミッツィの一番のファンです。

作中ではミッツィを芸術家代表のように、常識にとらわれない無茶苦茶な人物のように描写しますが、バートも相当なものです。
自身のアイデアを実現するためにキャリアアップを突き進み、ユダヤ人差別の強い地区へ家族を連れていくことも躊躇いません。

そんな父母の子サムは映画と出会い、映画づくりにのめり込んでいきます。
映画づくりに明け暮れるあまり、親族の死を悲しむこともないサムの言動に、家族もサム自身も動揺します。

ミッツィ、バート、サムは、それぞれが人生をかけて情熱をそそげるものに出会ってしまったがために、苦悩を抱えます。
人生をかけるものと大切な家族への愛情、どちらも生半可にはできないために、どちらかを選ばなければならないときがやってくるのです。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
moro

4.0ベーグルマン

2023年4月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

幸せ

天才両親のもとに生まれた子サミーももれなく天才である。
映画の撮影にドはまりしその才能を開花させる。
天才ら特有の少し飛んだテンションはコミカルで見もの。
不遇と映画作りの交差も面白い。良センスの作品。

良い点
・登場人物の面々

悪い点
・母のウェイトがやや大きい

その他点
・日本人は仏教でもクリスマスだが
・類作「エンドロールのつづき」よりも面白いか

コメントする (0件)
共感した! 4件)
猪古都

4.5家族愛

2023年4月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

映画づくりの話かと
思いきや…

家族や時代背景
差別など
自分との葛藤を表現してて

そして最後の面接のシーンで
「わかったら早くココから出て行け!」
で終わるセンス

たまんね〜(涙)
約3時間没入してしまった!

コメントする (0件)
共感した! 6件)
H1DE!

5.0スティーブン•スピルバーグ if the horizon’s...⁉️

2023年4月2日
iPhoneアプリから投稿

CBSに呼ばれたサミーは、その後、出世作のテレビ映画『激突!』(1971)『続・激突!/カージャック』(1974)、大ヒット作『JAWS/ジョーズ』(1975)へ。

両親の離婚と言えば『E.T.』(1982)、
『未知との遭遇』(1977)では父の職業が電気技術者、鉄道模型が登場する。

戦争映画として、
『1941』(1979)、『太陽の帝国』(1987)、『プライベート・ライアン』(1998)、『ザ•パシフィック』(2010)へと続く。

とにかくスピルバーグの生い立ちがこれら数々の映画となっていく。

ジョン•フォード監督がサミーに告げたこの名言……
Now remember this!
If the horizon’s at the bottom, it’s interesting.
If the horizon’s at the top, it’s interesting.
If the horizon’s in the middle, it’s boring as shit. Now, good luck to you. And get the fuck out of my office.

It is the scene based on Spielberg’s real-life meeting with John Ford.

映画監督に限らず、
秀でた人は、平凡じゃなく非凡な発想と独創力を持ち合わせているということ、共感出来ます。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
YUKI