フェイブルマンズのレビュー・感想・評価
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スピルバーグ監督の映画愛
映画に魅せられた少年が映画作りの道へ進むまでを、家族の物語を中心に描きつつ、芸術を仕事にすることへの喜びと困難にも触れていて2つの面で楽しめた。
映画作りの楽しさが中心となっていて2時間半があっという間に感じるくらい、エンタメ作品として完成度が高かったと思います。
ユダヤ人差別の描写などメッセージ性もあって、監督の経験がベースになっているのがよくわかる作りになっていたと感じました。
エンドロールのつづき、バビロン、エンパイア・オブ・ライトを見て感じた共通点は、映画の仕組みや映像として見える仕組みも含めて映画という存在が好きなんだなってこと。
この部分はどの監督も語っていて見比べるのも面白いと思います。
人生の分岐点が細やかに描かれている
父の仕事の都合や母の精神の揺らぎで生活環境が左右されるさまが細やかに描かれている。
ピアニストの母が引く音楽の選曲のセンスがよくて聞き入ってしまった。
ユダヤ系の家計ということで行く先々でからかわれいじめられても強く生きていく主人公が最後にフォード監督の出会うシーンがとても印象的。
大きな盛り上がりのシーンはないかもしれないですが、2時間30分ほどの映画でも飽きずにみられました。
うーん…
スピルバーグの半生なので、もちろん創作作品ほどの起承転結があると思って観ていないが、それでもあまりに淡々と話が進んでいく。
時代背景なのか、お国柄なのか、自分の知識・理解不足のせいなのか。なんでそういう会話になるんだろう?という場面も多々ありなんとなく消化不良。
ただ青年時代の環境が揃わない中での撮影の創意工夫や、ラスト5分はワクワクしました。
作品は、幼少期に初めて映画を見てから虜になり、青春時代の話と、彼が...
作品は、幼少期に初めて映画を見てから虜になり、青春時代の話と、彼がプロダクションに入るまでのストーリーを描いています。 思春期に家庭環境や生活環境が変化し、悩みながらも映画を取り続けた人生が描かれています。
この作品の中で映画を撮るシーンがとても印象的で良かった。
また、スピルバーグの人生の一端を見ることができて、とても良かったです。
夢を描く全ての人!地平線の位置を面白くしよう!
試写会にて鑑賞!
映画.comいつも試写会ありがとうございます!
スティーヴン・スピルバーグ監督の自伝的作品と言うことで絶対観ようと決めていた作品!
もちろん脚色はあるだろうけど、若かれしスピルバーグ監督には世界がこんな風に見えていたのかな?
ファッションや街並み、色合いカメラワーク…とにかく画面に映るもの全てが美しい!
流石スティーヴン・スピルバーグ。
映画館に初めて行った時の高まる気持ち、映画と共に歩んだ人生…。
自伝的作品というだけあって、スティーヴンスピルバーグ監督の原点を少しだけ知れたような気持ちになる作品でした!
芸術家の想像力の豊かさと家族と葛藤…。
スピルバーグ監督の作品で家族の絆が素晴らしい表現で描かれる理由も少し覗けた気がする。
鑑賞後にはぜひラストシーンの地平線とポスターの地平線に想いを馳せてほしいです!
夢を描く全ての人!
さぁ!地平線の位置を面白くしていかないとね!
私事ですが…スティーヴン・スピルバーグ監督と誕生日一緒なんです✨
だからなんだって話なのですが、誕生日が一緒の有名人(しかも好きな映画の監督)ってドキドキワクワクしませんか?
偉大な映画監督が少年だった頃
フェイブルマン家はユダヤ人の家系。戦後まもなく生まれたサムは家庭の都合で引っ越しをすることが多く、差別を受けることもあるが優秀な電気技師の父親のお陰で物質的には裕福だった。幼い頃に見た映画というものに惹かれすぐに見様見真似で映画作りを始めるサム。サムが監督し、妹や友達が演者、出来上がった作品はコミュニティ内で上映会をする。そんな充実した日々がやがて終わりを告げる……という、スピルバーグ監督の自伝的作品。
スピルバーグ監督、母と同世代で、物心ついたときには既に偉大な映画監督であったので「どんな少年時代を過ごしたのか?」など考えたこともなかった。母親から受け継いだ芸術的資質と、突然家族の形が変わってしまったことがスピルバーグ監督の優しくてファンタジックな作品として現れているのかなと思った。
齢70を過ぎても子供の頃の孤独や葛藤というのは消えないのかな。となんだか少し怖くもなったが、様々な経験が映画に生きているし、映画作りを通して昇華するしかない。そういう業の深さも感じて、スピルバーグ監督作品が好きな人は勿論、創作活動と日常生活とのバランスを見つめ直したい人にもオススメの作品です。
ところでガブリエルラベル、冴えないスティーヴロジャースみ(CGで縮んだくりえばみ)がありません?すごく気になってしまった……。
スピルバーグの映画愛
スピルバーグ監督が、映画人生を懸けてどうしても世に出したかったという熱意が、丁寧に、繊細に描き出されていて、さすが巨匠としか言いようがない。
そうですか、これを撮りたかったんですか、スピルバーグさん。
スピルバーグさんて、すごく心が優しい人なんですね。
想像していたよりも遥かに家族のお話で、だから「フェイブルマンズ」というタイトルなんだね、と後から気付く笑
ベテラン勢はもちろん、若者達の演技めちゃくちゃ良かったな…。
主演のガブリエルくんという子が、途中からクリエヴァに見えて仕方なかった()
残念なストーリー
盛り上がる場面が少なく、平坦で退屈な作品でした。監督として活躍するところまで描かれていればまだ結末として納得出来たと思いますが、単に学生時代の冴えない生活をダラダラと描いただけで、感動も学びも無く、途中で飽きてしまい残念でした。作品中の音楽だけは美しくて心地よく満足しました。
創作というものについて
何かを作るということ、特にアートというものへの憧れが加速する映画だった。
結果を残すことがどこまでも重要で、それが全てじゃないなんて口が裂けても自分が心からは言っちゃいけないなと感じた。
試写会にて
スピルバーグ初の自伝映画。知名度・実力共にトップと言っても過言ではないスピルバーグがどのようにして映画監督を目指すに至ったかにスポットを当てた作品。幼少期からフィルムカメラの撮影に没頭していた彼が、自身が熱中出来る事を職にして、ここまで登り詰めたという事実がめちゃくちゃ凄い。ただ、高校生活のところとか「ちょっと美化し過ぎでは?」と感じてしまうところもあり。スピルバーグ自身がユダヤ系アメリカ人故に受けた境遇等、人種差別問題はしっかり描かれていてよかった。あとポール・ダノはめちゃくちゃいい俳優だと改めて気付かされた気がする。
スピルバーグも1人の人間:)
試写会にて。
スピルバーグがフィルムと出会うきっかけとなる幼少期からプロダクションに入るまでの自伝映画。
フィルムは真実を映したり、みんなの心を一つにしたりすることもあれば、誰かを傷つけてしまうこともある。フィルムと共に生きてきた彼だからこそ伝えたい教訓がたくさん詰まってた。
まさに原体験にフォーカスしたお話なんだけども、好奇心旺盛な時期に傍にいる人のサポート含めて環境って肝心だよなって再認識。毎日原体験インタビューしてたあの頃が懐かしい〜。
ダイナミックな映像はなかったので、ど素人の私には技術の高さは伝わってこなかったけど、プロムの上映会のアングルは好きだったなぁ。映したいものを同時に全部見せちゃう、それでいてオシャレなかんじ。。
隣の人の背中にスピルバーグのロゴが。しかも黒Tシャツに白のロゴ。。
最後に素敵なエンドロールが見れて良い気分。
巨匠の原点を見た… 映画作りに魅せられて、離れたくとも離れられない...
巨匠の原点を見た…
映画作りに魅せられて、離れたくとも離れられない
大きな出来事はなくても、すべてが繋がっていて、これまでスピルバーグ作品に何度も楽しませてもらった身としては、感動だった
スピルバーグの集大成
映画界の巨匠スピルバーグの自伝。
家族、恋愛、友情、宗教とあらゆる要素が詰まっているけど劇中のセリフ通り「全てに意味がある」
しかもそれを映画という軸を持って進む芸術性の高さ。
この映画そのものが天才と呼ばれる人の影に潜む努力を表現してる!
ETもジョーズもジュラシックパークも全てが努力と犠牲の積み重ね。
ここまで完成度が高いと流石としか言いようがない。
ラストカットのオシャレさは全員が唸るやつ。
試写会で鑑賞
スティーヴン・スピルバーグ監督の自伝的作品 映画『フェイブルマンズ』
表現の仕方やセリフがとても心に残り興味深くさせてくれる
幼少期に映画の影響を受けた少年が、映画を作り彼の中で映画は欠かせないものとなり人生の出来事の一つ一つが映画に詰った作品で家族や友達を映画にし撮影する時に様々な出来事が起こり映画を通し伝えたい事などうまく表現している凄い作品
父のセリフの【俺たちにTHE ENDはない】や境界線の話は凄く興味深い。
複雑な内容も入れておりシリアスな感じや感情が大きく揺さぶられる!!
アートな感覚にも近い作品
カメラは真実を映す。良くも悪くも。
カメラは真実を映す。
彼が回すカメラは色んな人の真実の姿が映っていて、それを観た本人にも周りにも色んな影響を及ぼしていく。
お母さんがピアニストなのはどこかで読んで知ってたけど、お父さんも天才なのは全然知らなかった。
超優秀な理系脳と芸術センスが混ざったら彼ができたのね!もうそれがわかっただけでも観た価値あったわ。
機材を巧みに操って、柔軟な発想で撮り方を工夫して、ピッタリの音楽をつける。
センスの塊みたいな子ども時代の作品。
なんかすごい納得。環境って大事だなあ。
最近観た映画監督の回顧録は『エンドロールのつづき』なんだけど、どちらも共通してるのはとにかく子ども時代から映画に夢中で、最初に観た映画にすごく衝撃と影響を受ける所から入るけど、最終的に自分で撮りたくて試行錯誤するとこだな。
ただの映画好きで終わらなくて、自分だったらこう撮りたいってなるとこがすごいと心から思う。
育った環境はまるで違うのに、周りを巻き込んで映画を作っていくとこは一緒なんだなあ。あとやっぱ頭良いよね。
面白いねぇ。
観る前は2時間半か長いなと思ったら、中弛みなく駆け抜けて行ってあっという間に終わったよ。
終わり方もよかった。
最後のあのシーンを撮りたくて作ったんかな、と思うくらいなんか希望と夢に満ち溢れてて幸せな終わり方!
余韻がすごくて寝るまで振り返ってしまったわ。どうしても欲しいものはどんなにしても気持ちを捨てられない、その渇望と熱意を是非とも映画館でご覧ください。
おすすめ。
好きこそ物の上手なれ
小さい時、アーティストの母から好きなことに没頭することの楽しさを教えられ、その才能がつくられる。途中、紆余曲折があり、映画づくりから遠ざかるが、映画の巨匠から「地平線は上側か下側にあった方がいい。真ん中にあったらつまらない。」と言われて、したり顔になった時の嬉しさが映画になっていた。
「好きこそ物の上手なれ。」を描いた映画だと思った。
いい映画です。
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