「こういう作品を出すことすら許容されない今の社会を憂う」REVOLUTION+1 h.h.atsuさんの映画レビュー(感想・評価)
こういう作品を出すことすら許容されない今の社会を憂う
「彼の行動は決して許されない」と社会倫理的に結論を出すのはとても簡単だ。
しかし彼にとって自身を救済する方法は(自死を含め)他にあったのか、有識者含め誰も満足のいく選択肢を提示できていない。
実際、彼の行動によって多くのカルト2世が「救済」され、安倍晋三氏を中心とした自民党中枢が統一教会と密接に結びついていた関係を暴きだした「成果」は疑いようがない。彼がこの結果を求め、予見していたか知るよしもないが。
作品自体は多くの人が言う通り、荒削りで雑だといわれてもやむを得ないと思う。
ただし、事件を受けて誰も真正面から意見を言えない、もしくは言わないなかで、すぐに映画制作を通じて表明した足立組の功績は誰も批判できない。彼らは言った、「王様は裸だった」と。
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