「何かの星」REVOLUTION+1 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
何かの星
安倍晋三銃撃事件の犯人の山上徹也をモデルにした作品で、生い立ちと凶行に至るまでの心情を描いた話。
主に兄に語りかける体の自分語りで、4歳の時に父親が自殺し、兄は小児ガンの開頭手術により片目を失明し、11歳の時に母親が統一教会に入信し貧乏暮らしの為大学進学を諦めて…とみせていくけれど、日本の大学進学率なんて今でも5割強なのに、大学に行けなかったらこの世の終わりみたいな思想だったんでしょうか?
それならば、某A大学でも行けば良かったのに…と頭に過る。
そして悪いことは全て誰かのせいという感じで中高生辺りから思考が変わっていない様な主人公を延々とみせていき…。
まあ、一応フィクションという扱いだけれども、これってこの事件の犯人を使って監督の思想を投げているだけなんじゃ?
妹も本当にあんなこと言ってたらヤバイんだけど…。
テンポも悪いしまったりだし深掘りはないし、何だか作為的に勘違いさせることを狙った様に感じるしで残念だった。
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