緑のざわめきのレビュー・感想・評価
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なんのこっちゃ
東京で女優してたけど病気になり仕事を辞め福岡に戻ってきた響子を、腹違いの妹・菜穂子がストーキングしていた。偶然を装い、響子に接触した菜穂子は彼女の家に上がりこみ、手帳を盗み見し、もう1人の異母妹で佐賀で暮らす杏奈の情報を入手し、彼女に電話をし・・・さてどうなる、という話。
松井玲奈が出るので観たが、なんのこっちゃ、だった。
まず、菜穂子が何を考え、どうしたいのか、さっぱりわからない。妹に電話掛けて切ったり、2人がいる家に石投げてガラス割ったり、頭がイカれてるとしか見えなかった。
もっと3姉妹の心の葛藤なり、想いを表現すれば良いのに、菜穂子の友達が彼氏を作ったり別れたり、おばさんが若い男を襲って車にひかれて死んだり、本筋じゃ無いところに尺を使いすぎでとっ散らかってて、そしてその伏線は回収されずに終了。なんじゃらほい、でした。
お父さんが出てきてどうして3人の違う女性に子供を産ませたのか、とかもっと本筋のところを深掘りして欲しかった。
残念な作品としか感じなかった。
タイトルの意味もわかるようでわからない。
もはやサイコホラー
突然声をかけてきたファンを家にまで連れてくる響子。
怪しげな電話の相手に悩みを打ち明ける杏奈。
異母姉に近づくために男と寝る菜穂子はまぁ、全体的に狂ってるとしても…
全体的に登場人物の感情がまったく理解できない。
それでも、そういう人もいると割り切り、都合のよすぎる偶然に目を瞑れば、序盤は見られた。
しかし終盤の畳み掛けるような意味不明さはなんだろう。
HPを見なければ何者かも分からないカトウシンスケ。
唐突に痴女に襲われ、半グレに引き込まれる透くん。
杏奈に「進学できたらウチから通えば」と言っていたのに佐賀で面接を受ける響子。
血のつながりというだけで信用して、育った家を譲る杏奈(しかも、福岡県民に佐賀の家に住め、と)。
それぞれの友人関係(特に奈穂子周りは尺も使った)も本筋にまったく絡まない。
金髪の方の響子の友人は、もう一人にまとめていいし、そもそも宗太郎や透すら必要性を感じない。
無駄に登場人物ばかり増やして、回収しなかったり、雑に処理したり…
もはや恐怖すら感じる整合性のなさに、爆発オチでも驚かない覚悟で観るも、良い雰囲気風に終幕。
せめて菜穂子があそこまでする理由が何かしらあってほしかった。
通常は片側性
言いたい事はわかるような気がするし、血縁という関係に至上の価値を見出す人なら所々頷きながら観るのだろう。それを見下すつもりもない。しかし、そうではない評者には話に入っていくのが難しく、絵里の無神経で短慮で自己中で要するにアホ丸出しな言動に終始イライラさせられただけだった。
とはいうものの、これを「分かりやすく」撮ると単なるベタベタ人情モノに堕する危険があり、やはり落とし所はこうなのかな。
福岡では働かなかったの?
互いに相手を知らなかった腹違いの3姉妹の話。
東京で女優をしていたが病気になり福岡に帰ってきた長女の響子と、存在は知っていたけれど会ったことはなかった次女の菜穂子、そして出自を知らず8年前から嬉野の伯母と暮らす杏奈という設定だけど、あらすじ紹介を読んでいないと、菜穂子はただのヤバいヤツ、いや、読んでいても何がしたいのか良く解らないし回りくどいw
そして東京で進学希望のBOYの藪以降の件も雑過ぎる。
そしてそして、緑のざわめきは最早どうでも良い感じ?
ラストもとりあえず3人揃ってなんとな〜くまとめた感じだけど、友人関係にしても姉妹関係にしても菜穂子が無意味に引っ掻き回しているばかりの印象だった。
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