大きな古時計　劇場版のレビュー・感想・評価

ゆっくりと流れる、沖縄の原風景、ルキノ・ビスコンティのベニス…を思い起こす。17年後に追加撮影され物語に組み込まれ、数曲の挿入歌が素晴らしく、シーンを名作に仕立て上げている。近年、ガチャガチャ喧しい映画が多い中、そんな映画に嫌気が差している方にはお勧めしたい。売店では、サントラ版の他にも、レトロな絵本も売られていたのは珍しい。

色んな意味で

学芸会のお芝居のようだった

みんなが知ってる曲にまつわる映画なので

もう少しどうにかできなかったかと

残念でならない

名曲「大きな古時計」の誕生に纏わる話をもとにしたドラマで、沖縄の小さなホテルのオーナー兄弟とそこにやって来た女性客のロマンスのお話。

ある女性が11時5分で止まった大きな時計のあるホテルにやって来て、元オーナーという爺さんが時計が止まった事情として昔話を語る体でみせていく…ほぼ時計関係ないけど。

両親が亡くなって休業中のホテルを兄弟で再会させるも閑古鳥が鳴く中で、予約もなくやって来た女性。その時時計が鳴って…ってそりゃあ1時間毎に鳴りますよ。

そこから淡～いむず痒～い物語になって行くけれど、まあ色々とベタベタですな。ツッコミどころも満載だし。

決してダメダメではないけれど、これと言って見所も…という感じ。
あ、フルヌードがあったかw

松本まりかがアルベド語話し出しそうな勢いだったw

17年後に来た人は、誰だろう?