SAS:反逆のブラックスワンのレビュー・感想・評価
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じぇんとるまんクールなアクションもの
サイコな主要キャストたちのフツーメンタル人の情や生死を気にしない実利のやり取りが、緊張感をムリに繋いで進行していきます。英国人映画はなにかと暗鬱になりがちですが比較的クール&スムーズに作っていて好感が持てます。よくできてますね。若い俳優さんたちもアクション稽古の成果を発揮しています。
‥ただこんなすんごい銃撃大爆発アクションを見ていて、“好感が持てますなー”とか感じてるようでは映画に入りこんでませんね。これは私の問題か?
結局さまざま・善悪満開の各キャラクターの性格描写も、なんか案外平板なような‥。
なんだかんだで物語の壮大な陰謀と惨禍が、キャラクター達の個人的事情、感情に依って左右されるとは、少しチンケというか、日本映画もよく同じようにやらかすので島国根性的に「よく分かるぞ〜」と言うか(まあ日本映画では設定・重要進行・結末が全てそれでオマケにスケールも小さくて「結局何だったんだ!」と叫びたいのも多いが、今作は遥かにマシ)。
いやー、やっぱり「ダイ・ハード」前期作群の嵐のような展開とマクレーン刑事のメチャクチャさは、やっぱり観ていて圧巻だったなー。配信探して次見ようっと。
盛り込み過ぎ??…
ストーリーとしてはよくある感じで、偶然ハイジャックされた列車に乗り合わせた特殊部隊の一人が屈強なテロリスト集団に一人立ち向かう話、しかも人質に取られる恋人付き。ダイ・ハード的なとも言える。何と言ってもハイジャック犯のボス、ルビー・ローズが格好良い。立ち向かうサム・ヒューアンも男前だが、両者、躊躇なく人を殺すのにサイコパスという共通点を執拗に見出そうとしている。中ボスが裏切り者と思っていたら、小ボスも裏切り者だったという展開や、実は家が城?というくらいボンボンの主人公だったり、プロポーズ断られの涙、それいる?という要素があった。他にも父親殺された人質の娘が脱出中に他人の恋愛の話聞いたり、人質の恋人を殺さず連れ回したり、おかしな点はあった。一番悪いのはパイプライン通すために村を潰す指示をした政府だったと思う。全体的には楽しめた。
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