「セルルックCGによる、少しリッチなSP版」ルパン三世VSキャッツ・アイ A・ガワゴラークさんの映画レビュー(感想・評価)
セルルックCGによる、少しリッチなSP版
ルパン初のセルルック作品なのでドキドキしながら見たが静野、瀬下両監督による安定の出来だった。キャラクターデザインは中田春彌(Levius原作)、山中純子(Dr.STONE総作監など)。
最初は派手に始まり、盗みや逃走劇、キャッツのワイヤーアクション、ガシェットなどアクション映画として見所も多く、全体にはTVスペシャルのルパンに近しい感覚。
制作はトムス第7スタジオと萌。
全編3DCGで背景美術は2D。目の周りのシワや首の太さ、ジャケットのシルエットなど男性のモデルが良い。キャッツアイ側は最近の北条司先生の瞳表現に寄っている。キャッツの衣装はレオタードでなく、首周りが露出しない防護スーツになっている。
一方で身体の動きが流れがちで、静止画としても決まるショットは少ないかも。
プレミア上映時、栗田貫一さんが「次はvsアンパンマンをやりたい」と戸田恵子さんを笑わせて、さすがのエンターテイナーぶりだった。
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