Pearl パールのレビュー・感想・評価
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2023年のベスト・エンディング賞暫定1位
2022年に公開された、タイ・ウェスト監督、ミア・ゴス主演のホラー「エックス」シリーズの2作目。1970年代が舞台の1作目「エックス」に登場した殺人鬼老婆パールの若き日を描き、夢見る少女がいかにしてシリアルキラーへと変貌したかが明かされる前日譚。
1作目のエックスがかなり面白かったので期待して観に行ったら、その期待を超えてくる面白さだった。やはりA24製作のホラー映画は裏切らない。「映画史上、もっとも無垢なシリアルキラー誕生」というキャッチコピーもいいじゃない!
去年公開の「エックス」、今年公開の「パール」と、期間を開けずに公開してくれたことが非常にありがたく、公開から2ー3年も経てば易々と内容を忘れてしまう記憶力に乏しい私のような人間でも、1作目のパール老婆の行動原理が随所に散らばめられていることに気づき、それらを見つけてはつい笑みを浮かべてしまっていた。親に秘密で家を抜け出すために2階の屋根から外に出ることを繰り返していた若きパールを見れば、老婆が若者を襲う時ために屋根から狙いに行っていたシーンを思い出す。映写技師の彼に誘われ映写室の小さな窓から違法ポルノ映画を覗くパールの姿には、セックスシーンを撮影している若者たちの様子を窓の外から凝視している老婆の顔がフラッシュバックする。あのワニちゃんも続投。まさか父親も食べさそうとしていたとはね。
両親、映写技師の彼、義理の妹を次々と殺し、血で染めたような真っ赤なワンピースに身を包んだパール。スクリーンの中で残酷なスターとなってしまった彼女がとても可哀そうだった。片田舎に生まれ、毒親と暮らし、そこから出ることのできないパールの不満と恐怖にはシンパシーを感じてしまう。今、朝ドラ「あまちゃん」の再放送を観ているが、行くとこまで行っちゃったユイちゃんだ。生まれた時代・場所・性別によって、とんでもない居場所に雁字搦めにされた人間は、死にたくなるか殺したくなるかのどちらかになってもおかしくない。
前作「Xエックス」で主人公マキシーンとパールの2役を演じ、今作でもパールとして主演したミア・ゴスの怪演が素晴らしく、義理の妹への告白シーンの長台詞の衝撃、そしてラスト5分間の快感と悲憤に満ちた笑顔は凄まじかった。2023年のベスト・エンディング賞暫定1位だ。本作では脚本も担当したらしく、今後がとても楽しみな俳優である。3作目の「マキシーン」も期待大。
俺は最後までパール「ちゃん」って呼ぶぞ…
死んでほしくない人が死ぬからこそのサスペンスホラーだとは理解していますが…義妹ちゃんは生きててほしかった…
個人的にはウジ虫湧いてる豚が一番直視に耐えない。
あとワニの卵なんで潰したん?謝れ!湖に向かって土下座し!
三部作なので前作エックスでハワードがパールちゃんと同じレベルの殺人鬼になるのはある意味ネタバレ済みなわけですが、何でそうなった?それほどまでにパールちゃんを愛してるってこと?
次回作は一作目の主人公、マキシーンの名前がタイトルなので、ハワードの変貌ぶりには言及しなさそうで残念。
映像はおしゃれで素敵でした。
あの真っ赤なドレスもサイコー!
お母さんはパールちゃんが怒るとソッコー人殺すようなイカれガールだと見抜いてたんですね。そんなイカれガールに真っ向から喧嘩うってくママすげえよ。死してなおパールちゃんの心を抉っていける貴女がナンバーワンだ。
ピアノの蓋は開けとくでしょ?
オーディションの場面。トップじゃないんたからさ。そういうとこ、気になるなあ。
その他は、よかった!今年ベストの候補かな?特によかったのは、
ラスト斧でバラバラにするシーン
エンドロールのパールの表情
かな?鏡合わせの手法で、グロいシーンをなんとなく片付けたのはいいね。あーゆーの、今まであんまなかったよね?それにラストのあの笑顔からの長尺の中で少しずつ表情が変化していくとこも、グッときた。
さらには告白のシーンの長台詞もパールのぶっ壊れっぷりが出てたね。
そもそも最初の方で案山子と踊るシーンも結構ヤバめだし、映像の質感や文字の書体も全体的に「B級感」出てて、
個人的には刺さった!鳥が飛んでく「音バン」はあったけど、音楽も含め、欠点なし!
前作、もう一度見たくなった。
ミアゴスの不思議な魅力がよく出てて、近年のホラーの中ではいいと思うよ。ピエロが出てくるのより😅
タイトルなし
昨日『Xエックス』見て予習しておいてよかった(見てなくても楽しめるとは思うが)。
『こわれゆく女』『マリア・ブラウンの結婚』など最近立て続けに見た映画を思い出すが、もっと爽快というかストレート。
パーソナリティ(人格・性格)とは何か、とか考えてみる。
豚に真珠?
うーん。まあまあだったかな。
ミア・ゴスの演技は、まさに憑依状態で完璧だったけど…
前作からの流れを踏まえると殺人の快楽と性欲は激しくリンクさせないとダメじゃない?
せめて、鬱積した性的なフラストレーションによる強度なヒステリー状態、からの〜
狂気のスイッチOn!とか…
そんくらいは、ないとねえ。
一応、それを連想させるシーンはあったけど、あのスケアクロウだけじゃ、全く物足りない。
あの『X』の前日譚なんだから。
映写技師を殺すシーンなんか、疑心暗鬼だけではなく、ベッドシーンの最中、まさに絶頂寸前で、お預け食らったのが一番の原因でスイッチ入ってしまうとか…
そっちの方がブラックな失笑となって、パールらしくて良かったと思うけど。
クライマックスとなる義理の妹とのシーンにしても、例えば…
狂気の昂ぶったパールに問い詰められた義理の妹が、実はハニートラップで審査員の聖職者を買収していた事を、恐怖のあまりガクガク震えて白状してしまい、パールのヒステリーに火がついてしまうとか…
なんかにした方が、もっとらしくなったと思うけどなあ。
あと、アヴァンタイトルは、音楽もピッタリで、A24らしくて最高でバッチリだったけど、ラストはもうちょっと工夫して欲しかった。
エンド・クレジットの直後、洗脳されちゃったハワードのショッキングなカットが突然オマケで入っても良かった気もするけど。蛇足かな…
というか、今回のトリロジー3部作のラストとなる次作に向けた粋な伏線はあっても良かったんじゃない?
実は、もう仕込んでるとか?
豚に真珠とか?
若い頃から突っ走ってます。
前作アンマ好きでもなかったが他に見るもの無いので鑑賞。
ホラー/サスペンスてかブラックコメディ?
ドイツ系の厳格な家庭で体の不自由な父と厳格な母と暮らす既婚の(眉なし)パールはダンサーを夢見るお年頃。
父の薬を買いに街にお使いに行ったついで薬のお釣りをチョロマカして映画をみーの、帰り道のトゥモロコシ畑でイケナイ妄想に浸りーの母は怖いがソコソコよろしくやってた模様。
しかし年の近いパッキン義姉妹がダンサーオーディションの話を持って来たことからパールは暴走・転落に突き進むwww
前作の凶行はボケてたんかと思ってたが、若い頃から暴走超特急だったんですな、ラストの泣いてんだか笑ってんだが分かんない顔が印象的。
狂気、熱演、狂気
いやー前作に引き続き、狂気すぎるね
というか、ミア・ゴスの熱演。
喋りのシーンでのワンカットは素晴らしかった。
ラストの引きつり笑顔も、見ててもう苦しかった笑
これは好みの問題になると思うけどどうしてもチープになってしまうよね、、
前作のラストも俊逸だったけど今回も中々良かったです。
というか、ブロンド嫌いすぎるやろ。あんな嫌う?
と、思ってたことが今回、解消。
前回の伏線?が解消されてくのがよかったねー、
是非、パール2も観たい。
ただ、前作の方が好みでした。以上!狂気でした!
しんどい
前作は観てない。
主人公の葛藤や悩みや願望は非常にリアリティがあり、現実にこんな人間はごまんといる(いた)んじゃないかと思った。ただ、その衝動的な行動が普通の人だったら「切れる」くらいだが、主人公の場合は一気に殺人にいってしまう。
ストーリーは面白かったが、主人公には「現実にいそう」とは思えても共感はできなかったし、ブラックコメディとしてもいまいち、ホラーとしてもいまいち。
「ジョーカー」はバッドエンドであるもののある種のカタルシスがあったが、この作品はただただ気持ち悪さと不快さの後味が残った。観るのしんどい。
1つ良い点を挙げるとしたら、現在の道徳観のまっとうさに改めて感謝できたこと。昔の道徳観てほんと狂ってたんだなって思う。50年後の未来の人は現代の道徳観狂ってたって思うかもしれないけど。
シリアルキラーの本質
ホラーなのかな?
シリアルキラーとなるパールの異常な執着と自己肯定感の強さ、そして残忍さを持ち合わす女性の変貌とその先。
パールの無限の欲望が醸し出す恐ろしさを描きつつ、華やかな舞台に憧れ、鏡に映る笑顔がまた滑稽にも思えコメディにも感じられる。
ただ描写はかなり大胆で残忍さを持ち合わせてるので、いままでのホラーとはかなり違った恐ろしさも感じられた。
パールさんとかけて、NYメッツの千賀滉大と解く。
1918年の米国、田舎町の農場で両親と共に暮らすドイツ系の若き女性パールは、第1次大戦に出征中の夫の帰りを待ちながらも、ショービジネスの世界で輝く自分の姿を夢見てた。
そんな彼女の挫折し暴発していく様がスリリングに描かれる、サイコキラーの誕生譚。
パールさんとかけて、NYメッツの千賀滉大と解く。その心は…
フォーク使いがエグいでしょう。
血
Pearl
パール
昔のミュージカル映画のようなオープニング。
戦時中アメリカでドイツ系?の家族。
だからすごい郊外で農園をやっている。
からの〜グサッ‼️🩸
前作「Xエックス」との同じカメラ構図がチラホラ。
悲しみの(これでも人妻の)パール💔。
幼さと狂気が合わさった時、
パールちゃんは暴走する‼️🔪🩸
クソホラー映画の前日譚だ、次も楽しみ。
ちょっと今まで味わったことのない恐怖なのに、ひしひしと伝わってくる。
パールを家まで送って行った映写技師の恐怖。
身動きできない車椅子のパパの恐怖。
焼かれて放置されているママの恐怖。
話を聞いてあげてたミッツィーの恐怖。
そして戦地から帰ってきて、見つけたハワードの恐怖。
そしてパールの気持ちがよくわかる自分に対しての恐怖。
自らの境遇を嘆き、かと言って外に出て行くこともできない、パールの哀しみと怒り。
パールと同じように自分だけが不幸だと思っている人がたくさんいるからアメリカで大ヒットしたんだろう。
製作・脚本そして主演のミア・ゴス。
製作・脚本そして監督のタイ・ウェスト。
なんだかこの二人はとんでもない才能を持っているような気がする。
第一作のクソホラー映画とは全くテイストの違った作品に仕上がっている。三弾・完結編はよりスケールアップして、エッと思うような女優さんたちが出演するようだ。楽しみ。
(前作にはついてた予告編がなかったのが残念)
夢と狂気の境にいるような演技
前作の「X」を観て面白いと思ったので、前日譚という本作も観にいったものです。
冒頭の音楽やフォントなどから、古き良き牧歌的な映画を思わせる演出で、全体的にそういった古い映画のブラックなパロディのような構成だったと思います。
前日譚ということもあり、ストーリーとしては確実にバッドエンドになるとは分かっているので、こういった構成での見せ方は面白かったです。
牧歌的な描写の中に不穏な描写が挟まれて、緊張感が高まってゆく流れも良かったと思います。
クライマックスの前にパールが義妹に気持ちを打ち明ける場面は、ちょっと長いような…と感じてしまいましたが。
正面からこちら側に語りかけるようなカットなら、もう少し緊張感や切実さが感じられたかもとも思いますが、殺人鬼に感情移入し過ぎないように距離感を持ってあえて長いと居心地の悪さを感じるようにしているのかもとも思ってしまいました。
そこからの義妹との場面は、やはり嫌な緊迫感が半端なかったです。
狂気じみたダンスシーンも圧巻で、ラストのパールの表情といい演出といい、なんとも言えません。
パール役のミア・ゴスの夢と狂気の境にいるような演技も素晴らしく、のどかな風景の中での凄惨なシーンや悪夢的なビジュアルも印象的でした。
続編の「MAXXXINE」も気になるので、早く観てみたいものだと思います。
親の病気や家庭環境で夢が叶えられない気持ち
この作品は3部作との事です。
私はこの作品のみしか観てませんので単体の感想になります。
パールと言う少女を見て
自分も幼い頃から目指してた夢を
親の病気、家庭環境の理由から行きたかった専門に通えずに毎日辛い思いしてた「あの頃の自分」を思い返してました
イラスト専門の体験授業の時
私は20歳で成人式を終えたばかりです
20歳、ハタチ!と言えば
「若いなぁ〜」と思う方もいるかもしれません
ですが、先生に「20代で今からプロに目指すのは遅い、18〜から通う子が多いですよ」と言われて驚きました。
パールは言いました「私はこの家にいる、でも若い内は無くなるからやりたい」とプロになりたい、オーディションを受けたいと。
親の病気、家庭環境はずっと続きますが
若い時はずっとではない…今だからこそ挑戦したい事はたくさんあります。
残念ながら、パールは理解を示さないで辛い言葉を浴びせる母親と和解できず…
全身麻痺で喋る事もできない父親も介護を続ける事もできないからと全て切り捨てました
やりたくてもできない
やりたいのにやらせてくれない
そんな子供はたくさんいるでしょう……。
パールはサイコパスに育ち、それを周りに狂気として振り回しましたが…
その「サイコパス」な部分を必死に隠して生きてる子はたくさんいます。
またパールがカカシとSEXの「マネ事?」をするシーンを見て、動けない父親に跨って必死に腰を振ってる母を見たのではないかと思いました。
とても悲しく残酷な作品でした。
ミッドサマーよりは分かりやすかったです
個人的にホラー.スプラッター映画は
胸ポロリ、ラブシーンが挟まれますが
この作品では「ムダなエロシーン」が少なくて良かったです。
R15+指定の映画らしいので高校生は観れますね…感受性が高い学生さんに見せるのは抵抗を感じます😓
自分がやりたい事が出来ない、やりたい夢を追い掛けられない、それを応援してくれない親
パールみたいな子供が増えない事を願います
(パールの場合、精神的にアウトなので…めげずにオーディションを受け続けるのは難しいでしょう……😢)
ラストの女優さんの素晴らしい迫力の表情は必見です…暫くは脳内に焼きつきそう…。
とても怖いのに…胸が苦しくなる…
遺体となった母親に寄り添い
自分で母の手を回し妄想で子守唄を歌ってもらうシーンが1番悲しかったです
お母さんの服を着た彼女は嬉しそうでした
「例えオーディションに受からなくても諦めないで、お母さんとお父さんはパールを応援してるわ。愛してるわ、パール」
その言葉と愛があれば……。
これホラー?農家に生まれたドイツ系アメリカ娘の狂気
xも観たけど、こんな過去があったんだと以外にスーッと受け止められた
母親も車椅子♿の夫を介護しながら、施しをうけることなく、強く生きてきた 娘(結婚して死産だが妊娠も不倫も経験)の反抗期がある意味この家族の運命を変えてしまう
娘のつもり積もったフラストレーションが、狂気を増幅
小動物から始まった殺生を人にまで…
ホラー感を期待するとえー😱となる
人の感情を残虐さも交えながら披露している
パールとにらめっこ👀
「あれ?スクリーン間違えた?」
ハリウッドの古典ミュージカルの様な冒頭に
一瞬、腰が浮きました
初っ端からがっつり心掴まれこの世界観に引っ張り込んだタイ・ウエスト監督!上手過ぎでしょ!
主人公パール演じるミア・ゴス
「オズの魔法使い」のドロシーにも見えたり
農場の娘としてのサロペット姿での質素な暮らしぶり…今作1番の見せ場、案山子とのダンスシーン…そして豹変する紅ドレス姿
何面性をも持ち合わせているパール役を
時に怖がらせ時に楽しませてくれました
オスカー候補に上がるべき怪演でした
ラストの長い長い怖すぎるパールの笑顔…何かされちゃいそう💧と目をそらせなかったです
…映画館の男性も義理妹も良き人でイケメンにめちゃ美人だったから(前作でパールがブロンド嫌いって謎が解けた)気の毒だったけど💦
さぁ!完結作はどんな時代のどんなパールに会えるのかもぉ待ちきれませんね!
わたくし、まだ興奮が止まらない様なので
この辺りで失礼してこれからリピート鑑賞!
再びパールとにらめっこして参ります!
観たい度○鑑賞後の満足度○ シリアルキラーにだって夢もあれば希望もある。期待したより貧血気味だが、上っ面だけの怖さの『ミーガン』などよりよっぽど怖い(人間がやっぱり一番怖いわ)。
①戦前のハリウッド映画を思わせる導入部とラストとに思わずニコリとしてしまう。
ちょっと『オズの魔法使い』を連想しました。
劇中にも無声映画が出てきて(当時のブルーフィルムも)映画へのオマージュもあって楽しい。
②『キャリー』みたいに、オーディションに落ちたパールがぶちキレて審査員を皆殺しにするのかな、と期待していたのに号泣しただけだった(チェ!)。
③お母さんはパールの本性に気付いていて、だから外に出したくなかったんでしょうね。でも皮肉なことに逆の結果になってしまった(外にでなくて中に籠ることにはなったけど)。
パールとお母さんとが争ってお母さんが火ダルマになるところはなかなかの迫力。
④シリアルキラーが内面を赤裸々に吐露するシーンなんて殆んど初めて目にしたんじゃないかと思う。
ミア・ゴス大熱演。
⑤犠牲者が追われて逃げる途中に転ぶというのも、この手の映画ではお約束のシーン。
しかし、遺体処理用のワニを手懐けていたなんて、ホント生まれてついてのシリアルキラーだったんだね。
追記:⑥2023.07.11.に『X』を観て、本作が如何に非凡な映画か分かりました。
グロすぎ!だけど可愛い!
赤が鮮やか。とにかく鮮やかです。
パールの唇
ワンピース
兵隊ダンサーのチーク
血
ウェスアンダーソン作品の色合いとか好きな人は惹かれるものはあると思うのですがそこを邪魔する…笑 のがグロさです。
おーっと、目を背けたくなるシーン多々あり。
しかしエックスより鮮やかさが勝つからか何故かうっとなりながらも「綺麗な赤…」という謎感情が。
エックスに出てくるおばあちゃんの過去の話なのですが
割と繋がるシーン多いです。
見なくても成立はしますがエックス→パール→エックスと見ると「あ!」と思うカット多いです。
今配信もされてるので観に行かれる方は是非配信見てから鑑賞をおすすめしたいです。
しかし。感情が止まらないパール。
特別でありたい気持ち。
行動は行き過ぎでもどこかなにかこんな気持ちあるかもしれないなんて思ってしまいました。
告白のシーンはパールを抱きしめたい!と思ってしまいましたがミッツィー同様な結末迎えそうなので我慢します。
ラストへと向かう鏡のような演出。
そこからラストの長回し。最高です。
三部作とのことなので次作が楽しみです!
レビューとはずれますがもっとグッズ販売してほしいです。パンフレットが最高なデザインなだけに関連商品がもっとろしい、と思ってしまいました。
ヒグチユウコさんが描かれて大島依提亜さんがデザインされたムビチケ特典のポストカードのポスターも販売して欲しかった!!
映写技師は次回スーパーマン
やはり今作の白眉は、スタッフロール中の長回し笑顔の顔面演技であろう あの不気味さに直視できない観客はこれから何回も夢に出てくるほどのトラウマを植え付けた衝撃作と言っても過言ではない
まだまだ成熟してない少女、しかし結婚をしているが夫は出兵し、若さ故の欲望を持て余している 幼い頃から芸能の道に憧れを抱き、同時に小動物を殺して沼のワニに生贄を捧げる事に悦びを感じるという、シリアルキラーの素地をしっかり引き継ぐ主人公を描くストーリーテリングは大変良く出来た秀作である
干し草フォークや斧といった、スプラッター映画のマスト武器をキチンと踏襲している点もリスペクトを感じる
そしてそもそものファーストシリーズである『X』をセルフオマージュするかのようなオーディション舞台のバミリ
追いかけての殺戮は、今作でも圧巻である
スペイン風邪、戦争、将来の夢、そして現実の生き苦しさ 現在と昔の何も変わっていない構図こそ背筋が凍るという事実を本作では描いているのである
全51件中、21~40件目を表示