劇場公開日 2023年5月5日

  • 予告編を見る

銀河鉄道の父のレビュー・感想・評価

全206件中、61~80件目を表示

5.0父親の愛が日本のアンデルセン・宮澤賢治を産んだ!

2023年5月29日
iPhoneアプリから投稿

宮澤賢治の作品に親しんできましたが、改めて彼の素晴らしい人生も辿りました。そして父親からの視点は、とても新鮮で目から鱗でした。宮澤賢治の作品は、生きている間には、それほど脚光を浴びませんでした。しかしそれを覆して、後世に残る作品としたのは、父親の持つ深い愛情のなせる技だったと知り、涙を禁じ得ません。それから妹の存在も、大きく彼の人生の航路を変換させました。それまでの彼は、人工宝石の商売を始めようとしたり、日蓮宗に没頭したりと、自分探しでいっぱいいっぱいでした。妹の結核の発病を機に、アンデルセンの童話が好きな妹を喜ばすために、童話を作って読み聞かせたのです。それが「風の又三郎」でした。それ以降、次々と作品を作り、病にふせる妹の前で朗読したのです。思うに、妹は宮沢賢治の才能を開花させるために生まれてきたと思うのは私だけでしょうか。あの誰もが知る「永訣の朝」はその愛しい妹との別れを歌った詩として、「雨ニモマケズ」と同じくらいに私たちを泣かせてくれます。そして宮沢賢治の父親はなんて素晴らしいんでしょう。賢治を子供の頃から溺愛しますが、後年は賢治の作品の唯一最高の読者として、その面目躍如を果たします。また、賢治にとっては、この父親に褒められることが最高の喜びだったのです。さらに父親の生き方や哲学が、賢治の生き方(農業指導で農民に尽くす)のバックボーンになったのはいうまでもないことです。ですので、父親も宮沢賢治もどちらも本当に幸せな人生だったとしか思えません。
追記 この父親にとっては、自分より早く子供達が死んでいくことは、本当に辛かったと思います。それでも、エンディングで銀河鉄道に賢治と妹と乗り合わせたときの夢想は、このゆえもなく幸せの極地だったような気がしました。いずれにしても、役所広司はすごい役者です!

コメントする (0件)
共感した! 36件)
三輪

3.0まあ泣けます

2023年5月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

宮沢賢治の父側の目線で描かれた作品。原作未読。
普通に面白かったのですが、これは作品とまったく関係ありませんが劇場で近くに座っていたご婦人が嗚咽するほど泣いていらっしゃったので、なんだか白けてしまい感情移入出来ずじまいでした。その人は悪くありません。私の心が汚れているんです。笑
サブスクに入ったら一人でまた観たいと思います。

コメントする (0件)
共感した! 9件)
Hideking

3.5宮沢賢治はヘタレだった?

2023年5月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ダメダメな賢治を役所広司さん演じるお父さんが深い愛情でサポートした。

役所さんのクライマックスの瞬発力は唯一無二ですね。誰も敵いません。

てか、㊗️カンヌ国際映画祭男優賞🎉🎊

 
だだし年間ベスト級の作品が続いたので見劣りした感は否めない。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
エロくそチキン2

4.0ありがとう

2023年5月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

素敵な家族の物語でした。
父の寄り添い方もそのときどきに違って見えましたが、そこが自然でしたし、それでも一貫した強いものが滲み出ていました。

キレイに死ね。
いくな。
子どもの代わりに物語を生んだ。
最後くらいは私が。私は賢二の母です。

いろんな頭に残る言葉がありましたが、やっぱり最後の父の言葉がズッシリきました。

コメントする (0件)
共感した! 9件)
Eiji

3.5宮沢賢治って

2023年5月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

単純

こんな人だったのね…。
そして、それは父親の影響だった訳ではないという解釈かな?
むしろ、妹の影響?
じゃあ、妹は誰の影響?
あの時代特有なのかも知れないけど、決して貧困で栄養が足りなかった訳でもないのに、結核になって、人が死にすぎ…。
子供の死を経験しなければならない両親は辛かったんだろうな…と思うけど、あまり響かず…。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
kawauso

3.5よき家族の物語

2023年5月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 7件)
ムービー好き

5.0賢治を支えた父、妹、弟、そして母の素晴らしさ

2023年5月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 7件)
てつ

4.0賢治はこの人が父だから宮沢賢治になった

2023年5月27日
iPhoneアプリから投稿

手のかかる子ほど可愛いと言うけど、本当に賢治が手がかかる!!
いくつになってもドリーマーで人のために生きたいと思ってて超絶良い人だけど頼りない。
対してお父さんはこの時代にはかなり珍しいタイプだろうなと思うけど、現代にも通じる理想のパパ。子どもたちを深ーく深く愛していて、信じてサポートする。何が凄いってそれを妻にやらせるのではなく、自分自身で動いてやること!
自分で世話して自分で叱って自分で確認してくれる。とても素敵だ。かっこいい。こんなかっこいいお父さん、久々にみたよ。(映画の中でも)
泣く予定はなかったのに、ハンドタオル握りしめて泣き続けてしまった。(波は何度もきた。まんまと何度も泣くハメに。)

私はとても正直にいうと賢治があまり好きではなくて、その理由が良い人すぎることと、暗いことだったのだけど、なぜそのようになったかがこの映画でよくわかったわ。
でもお父さんの愛情がものすごく深いから、子ども達はとても良い子たちに育ってて、やはり愛情は子どものその後に大きく影響するなと思ってみた。賢治も妹も人のために生きたいというのがすごい。お父さんの教えがちゃんと心で育ってた。
娘にもみせたい。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
icco

3.5宮沢家はいい家族ですね

2023年5月26日
Androidアプリから投稿

自分が何をやりたいのか?悩み続ける宮沢賢治。賢治はただ褒められたいだけ。妹のトシには、物語を書くのを進められ続ける。
親は子を密かに応援しておる者であり、表にはあまり出さないだけである。
銀河鉄道の夜という今でも伝え続けられている物語が生まれたのは、宮沢家自身の物語であり、それを賢治が長男として家族への愛を感じ取ることができます。
役所広司さん×菅田将暉さん×森七菜さんの三人の演技で涙を流します。
低予算ながらキャストの演技に助けられているところありながら、セットや道具をもう少し頑張ってほしかったです。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
やんやん

5.0雨にも負けず

2023年5月25日
iPhoneアプリから投稿

日本において母の愛を描く作品は多くあるが、父の愛をここまで描いた作品はあまり無いと思う。雨にも…の詩を、父が暗唱し語りかけるシーンは本当に感動した。役所さん、菅田君の演技も素晴らしかった。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
さっちゃん

3.0映画が安っぽくなってしまった

2023年5月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

トシの凛とした美しさや、何処へ飛んでいくかおっちょこちょいの賢治の造形は心撃つ
花巻の美しい風景が身に沁みる
しかし臨終の場面はくどい。エンディングテーマがとどめをさす

コメントする 1件)
共感した! 6件)
すぅ

3.5父と息子の話

2023年5月23日
PCから投稿

この時代の父親として珍しいというか、今でいう現代的な感覚を持ち合わせている父親なんだと思った。素直すぎる息子と対峙する中でも愛情深すぎる、というか。この家に生まれなければ宮沢賢治という作家はいなかったんだなー、と思うと本人も偉大だけど、父親や家族の存在なしには語れない人物なのだと理解した作品でした。

コメントする (0件)
共感した! 9件)
MiyuHaya

3.5久し振りの映画館🎦

2023年5月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

難しい

4月は1回も映画館へ行かなかったので約1ヶ月ぶりの映画Dayということで楽しみにして行きました。
予告編では楽しいイメージだったのですが、本編はじぇじぇじぇ~って感じでした。
でも広司さんと将暉さんの演技は圧巻でした。
七菜ちゃんも銀河鉄道の妹でした(⁠^⁠w^⁠)

コメントする (0件)
共感した! 9件)
TwozeeLaw

4.0いがった、いがった〜

2023年5月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 9件)
まっさん

3.0とてちてけんじゃ

2023年5月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

予告の段階では割と期待していたんだけど、なかなか良作を出せない成島出監督とKino Filmの組み合わせだったからか、なんとも微妙な仕上がり。役所広司と菅田将暉以外に面白味がない。セットも雰囲気もすごくいいのに、なんだろうこの消化不良な感じは。

主人公である宮沢賢治の父も、宮沢賢治本人も、そしてその周りの人物も、全然描けていない。俳優の演技でウルっと来るが、感情移入は出来ないし、演出もいまいち。iPhoneで撮ったかのようなカメラワークにはあ然。せっかくこんだけ素晴らしい美術が用意できているのに。何度もウトウトとしてしまいました。

かなり駆け足で、宮沢賢治の半生を指でなぞった程度のストーリー展開。教科書レベルの内容しか描かれておらず、この映画を見て新たに得たことは特段無かった。音楽もすっごく安っぽいし、主題歌のいきものがかりなんて以ての外。作品の色に合っていないもいいところ。

間違いなく、役所広司と菅田将暉の演技力は素晴らしかったし、おかげで心も温まってグッとくる場面もあった。美しい描写もあり、実在の小説家を描いた物語であるからか、小説の中の世界のようであった。が、脚本があまりにお粗末。原作は直木賞を受賞しているようだから、もっと面白いはずなのに。とても勿体ない。

面白くないわけでは全然無いのだが、勿体ないという気持ちで胸いっぱいであるため、少し厳しいかもしれないがこの評価で。別の監督が撮り、別の脚本になったらどんな映画になるんだろうか。ドラマ化して別パターンも見たいな。

コメントする 1件)
共感した! 13件)
サプライズ

3.0親バカ子バカ

2023年5月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

楽しい

2023年映画館鑑賞27作品目
5月21日(日)イオンシネマ新利府
ACチケット1000円

原作未読

監督は『ラブファイト』『八日目の蟬』『聯合艦隊司令長官 山本五十六』『草原の椅子』『ソロモンの偽証 前篇・事件 / 後篇・裁判』『グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇〜』『いのちの停車場』の成島出
脚本は『かぐや姫の物語』『メアリと魔女の花』『恋は雨上がりのように』『この道』『フォルトゥナの瞳』の坂口理子

宮沢賢治の一生を父政次郎視点で描いた伝記モノ

ほぼノンフィクションなため話はしっかりとしてるが逆になかなか自由はきかないジャンル
なんでもそうだが特にこういう実在の人物をクローズアップして映画にする場合好みが分かれる
戦国時代とか幕末なら大衆受けするが
蜷川実花監督が太宰治の映画を撮ったが制約があるため彼女らしくないなと感じることもあった
でも北原白秋の映画はわりと面白かったが
退屈に感じ眠くなる人もいるだろうしあるいは感動し鼻を啜る人もいるだろう
多少ジーンときたかもしれないが僕はあまり感動しなかった
号泣なんてしなかった
残念な人だと自分でも思うが仕方がない
世界中が感動しても自分は感動できるタイプではなかった

役所広司の大きな声と菅田将暉の演技力と意外とうまかった森七菜など俳優陣の芝居が生命線の作品だった

星の数は2.5か3で迷ったが3にした

海外の文学者を並べたてる賢治と父の言い争いの場面が面白かった
賢治が宗教にハマり「だいじょうぶだあー」系の太鼓を叩きながら何度もお経を唱える狂気な一面は知らなかった
トシが祖父に「綺麗に死ね」と言い放つ場面にドキッとした
ラストシーンはほっこりしたが父も亡くなったのかな

ロケ地は花巻ではなく岩手ですらなく岐阜県恵那市
当時の花巻の街並みが現在の花巻には残っておらず逆に恵那にそれに似た風景が残っていたのかもしれない
地元の人には申し訳ないが自分は恵那という地名を初めて知った
それゆえに恵那の知名度アップに繋がることで地元の人にとって有意義な作品といえる

舞台が当時の花巻だからこそ味のあるオール方言
ロケ場所が岐阜という事実を知るとそのやりとりは多少滑稽だけど
花巻ではないが岩手と宮城の境目あたりで長年生活してる者としては方言に抵抗感はなかった
関西人がいちいち東日本の人間に敵意を剥き出しするような感情は全く湧かなかった
僕にはそんな無駄なプライドはない
「ありがとがんした」

あとエンドロールは作品内容にあまりにもあっていなかった
かつてB'zがTVドラマ『beautiful life』に提供した最初の曲がボツになっているくらいだから『銀河鉄道の父』制作スタッフもいきものかがりにダメ出ししても良かったのではないか
多少ムッとするかもしれないが激怒はしないと思うよ大人だしビジネスだし吉岡聖恵ちゃん
「ありがとがんSTAR」

配役
宮沢賢治の父の宮沢政次郎に役所広司
宮沢賢治に菅田将暉
宮沢賢治の妹の宮沢トシに森七菜
宮沢賢治の弟の宮沢清六に豊田裕
医者に益岡徹
宮沢賢治の母の宮沢イチに坂井真紀
宮沢賢治の弟の宮沢喜助に田中喜助
そのほかに
池谷のぶえ
水澤紳吾

コメントする 1件)
共感した! 10件)
野川新栄

4.5泣いた!

2023年5月21日
iPhoneアプリから投稿

とにかく泣いた!
期待していなかったが泣き過ぎた。
こんなに泣いた映画は最近では記憶にない。
自然に涙が溢れて声を堪えるのに必死だった。
まったく文学に興味がない私がこんなに泣くとは…🥹

コメントする (0件)
共感した! 9件)
もんオヤジ

4.5感涙です。

2023年5月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

久しぶりに泣きました。ある程度は覚悟していたのですが、こんなに泣かされるとは思っていませんでした。

役所広司さん、菅田将暉さんめちゃくちゃすごい芝居でした。さすがです。

宮沢賢治はもちろん知っていますけど、意外と裕福な家に生まれてけっこうわがままな印象に見えましたし、まさか宗教にはまっていたとは驚きです。妹の死は相当ショックだったと思います。自分は1冊もちゃんと読んだことないので1冊位は読もうかなと思いました。

それにしても素晴らしい家族愛でした。

コメントする (0件)
共感した! 13件)
エンジェル・ハート

4.0シニア向け御涙頂戴映画で泣いて何が悪い

2023年5月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

まぁ大体、こんなもんだろうとは思ってましたよ。予想通りの昭和の「泣けるでしょ?」のゴリ押し作品ですよ。良くも悪くもキノです。

ところがです。

役者さんが、すげーーー!

森七菜の臨終の演技に引き込まれ。無音の長回しですよ。森七菜の息づかいと表情だけです。コリャすげーわ。

坂井真紀なんざ、「ワタシは母親だから」のたった一台詞の破壊神ですよ。コレだけで泣かすって凄くないですか?

手にした宮沢賢治全集のページを巡る表情で語るのは、「宮沢賢治の一番の読者」であった事の誇り・喜びや、我が子を二人も見送らなければならなかった事への哀しさだったり。役所広司さん、流石です。

良かった。
フツーに。

コメントする (0件)
共感した! 16件)
bloodtrail

5.0感動しました!

2023年5月20日
スマートフォンから投稿

泣ける

笑える

楽しい

宮澤賢治の本は、子供の頃から慣れ親しんできたので、どんな人物だったのか知れて良かったです。
また、原作も買って読んでます。
ディスク化されたら購入したいです!

コメントする (0件)
共感した! 9件)
俺の加齢臭は華麗
PR U-NEXTで本編を観る