銀河鉄道の父のレビュー・感想・評価
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感涙です。
久しぶりに泣きました。ある程度は覚悟していたのですが、こんなに泣かされるとは思っていませんでした。
役所広司さん、菅田将暉さんめちゃくちゃすごい芝居でした。さすがです。
宮沢賢治はもちろん知っていますけど、意外と裕福な家に生まれてけっこうわがままな印象に見えましたし、まさか宗教にはまっていたとは驚きです。妹の死は相当ショックだったと思います。自分は1冊もちゃんと読んだことないので1冊位は読もうかなと思いました。
それにしても素晴らしい家族愛でした。
シニア向け御涙頂戴映画で泣いて何が悪い
まぁ大体、こんなもんだろうとは思ってましたよ。予想通りの昭和の「泣けるでしょ?」のゴリ押し作品ですよ。良くも悪くもキノです。
ところがです。
役者さんが、すげーーー!
森七菜の臨終の演技に引き込まれ。無音の長回しですよ。森七菜の息づかいと表情だけです。コリャすげーわ。
坂井真紀なんざ、「ワタシは母親だから」のたった一台詞の破壊神ですよ。コレだけで泣かすって凄くないですか?
手にした宮沢賢治全集のページを巡る表情で語るのは、「宮沢賢治の一番の読者」であった事の誇り・喜びや、我が子を二人も見送らなければならなかった事への哀しさだったり。役所広司さん、流石です。
良かった。
フツーに。
いい話。感動する話。だけど…。
映画自体は、とても良いお話。
そして、ここ泣くとこですよー、思いっきり泣いてくださーい。と言っているのがよく分かる映画。
素直な僕は、そのまま涙を流すんですけどね。
だから少なからず心は揺さぶられたのだと思います。
でも、テンポが良くない。だから少々飽きる。
大して時間を取るようなエピソードでもないところにものすごく時間を使っている印象。
いい話なんですよ。それでも。
僕は、僕は、ですけど
観終わった時に、
ちょっと疲労感がありました。
綺麗に死ね!
誰かのためになりたくて
でも自分は弱く何もできない
物語で何ができる?
どうやったって人は死ぬ
それでも書けと言ってくれたあの人のために
天使でも悪魔でもあるあの人のために!
映画として良かった点は一つもないけど、物語が良すぎた
今の自分の状態が映画に適してたのか、声が出て体が震えるまで泣いた笑
もうひとつの宮沢賢治物語
今までとは描き方が違い父親の目線なので賢治パートは途切れ途切れで原作もかなりカットされています。あと自然な明かりを重視しているのか基本昼間でも暗く見えてしまいます。演技力は皆さん凄くて泣かされました。エンディングは賛否両論ありますが僕は良かったです。敢えて言うならラストは満天の星空がみたかったのとエンディング映像を工夫してほしかったくらいです。
ラストは好き。
最愛の息子がいる僕にとっては息子の誕生を楽しみにして、何でも自分でやりたい気持ちに共感!
自身が真面目ではあるが、息子のやりたい事に寛容なのも共感!
宮沢賢治に関しては‥作家のイメージ特有の基本的にはどうしようもない、なよい男の典型的。
でも、本を作る理由が病気の妹の為にというのは素敵。
ラストのシーンでお父さんの詩を読むのはよかった!
コンディションが、良かったら泣いてたかも笑
こういう作品として見るのであればいいのかもしれない
原作未読、宮沢賢治のファンでもなく最低限さわった程度で、タイトルに引かれて視聴。
宮沢賢治ができていく背景としての理解はえられて、へー。とはなったけど、それが面白いかというと別問題なわけで。
興味のない資料館のビデオ上映をみた気分でした
あとは一部のカメラワークがきつい
庶民と共に生きた天才
庶民と共に生きた天才、若くして亡くなった宮沢賢治とその彼を支えた父と家族の物語です。
かわいい息子であり、心優しき兄であり、故郷の岩手を愛するまっすぐな青年である賢治。そんな賢治に何かが入り込んだように題目を唱え続ける姿は、怖さもありますが、何かに生きようとしている信念を感じます。
自らの命の時間をどこかで感じていたのかもしれない。生命を削る難しい役を演じられた菅田さん。復帰作で大変だったと思いますが、やはり菅田さんで本当に良かったです。
最愛の妹を亡くし、泣き崩れる賢治、自らの意にそぐわない息子でも最後は受け入れて、抱きかかえる父に込み上げるものがありました。賢治の父を演じた役所さんの表情が本当にあたたかったです。
自らの作品の興隆を見ることなく、この世を旅立った宮沢賢治ですが、彼の心は数々の名作として今も生き続けてます。
いきものがかりの主題歌が、見事に映画とミスマッチで余韻に浸れない。
ほとんど宮沢賢治の作品を読んだことがない私(知識としては知っています)ですが、観ても良い具合に仕上がっていたと思います。
弟の静六、妹のトシ以外にも妹がいたことには、
驚きでした!!(゜ロ゜ノ)ノ
作家、宮沢賢治と父の物語。
宮沢賢治の物語だと思っていたら、父親目線の物語だった。
思った以上に宮沢賢治は、狂っていたけど、父親の理解があって、なりたっているんだなと思った。
あの時代は、結核が流行ってたし、どうしようもないけど、
だからこそ、妹の死や自分の上手くいかない歯がゆさとか、どういう風に生きたいとか
宮沢賢治の想いが物語として、光ったのかもしれない。
所々いい部分はあったけど、
間延びしてたりして、長く感じた。
もう少し展開があれば、長く感じなかったのかもしれない。
でも、良作だった。
親というもの…⭐︎
宮沢賢治の父親を主役にした作品。
宮沢賢治については、もう知られているように思うが、違う視点からの物語は
なかなか面白かった。
なんと言っても、役者陣が秀逸!
役所広司はもちろん、菅田将暉、圧巻の演技の田中泯、慎ましやかな妻を演じた坂井真紀、
しかし個人的には森七菜にびっくりした。
賢治の妹のトシ役が素晴らしかった。
賢治が挫折しながらも、自分の生きる道を探すのをひたすら見守る父親を役所広司が
本人のように描いていく。
風の又三郎や月夜のでんしんばしら等、オノマトペを効果的に使った賢治の作品にも
心惹かれるが、やはりトシが亡くなる際に詠まれたと思われる「永訣の朝」が心に
響く。
自分は、映画「蜜蜂と遠雷」の中で 松坂桃李が家族と課題曲の「春の修羅」を
話すシーンがとても好きだったこともあり、この詩には特別な想いを感じた。
親は、(もちろん、そうでない親も多いと思うが)果てしなく子供をあんじていると
思わせてくれる物語だった。
最後に役所広司が賢治の手帳から盗み見た「アメニモマケズ…」の朗読にやはり
ジーンと来る。
長回しはカメラワークではない、演技だ!
すごく良かった。1980年前後に「8mm映画の時代」があって森田芳光、長崎俊一、石井岳龍、黒沢清、園子温等々ピアフィルムフェスティバル(PFF)が多くの映画監督を輩出した。成島出もほぼ私と同世代でとても親近感があるしましてや長谷川和彦に師事しディレクターカンパニーでカチンコをたたいて監督になっただけに一昨年の「いのちの停車場」といい今作といいよくぞこの世界で辛抱強くやり通してくれたとわがことのように嬉しい。プロローグの賢治が生れて急いで花巻に帰る父の列車のシーン、ここぞというタイミングで向かいの席の赤ちゃんがニッコリ笑う(CG処理かどうかは問題ではない)そしてタイトルを経て慌てて入った我が家の玄関から眠る賢治の側までそっと忍び寄る父の長回し、多くの人が経験したであろうわが子が生まれた日のなんとも言いようのない幸福感をこんなに的確に描写してくれて、ここまででこの映画を観て良かったと思わせてくれるのだ。あまりにも良い役者が揃ったが故の長回しの多用はでカメラがぶれようがおかまいなしで、妹役の森七菜が認知症の祖父田中泯に向って「きれいに死ね!」と言い放って抱きしめるシーンはカメラワークの出来より芝居の良さを優先したことは想像に難くない。役所広司のはまり役は孤狼の血方面ではなく間違いなくこっち路線である。
星2.5
『銀河鉄道の父』という題名がわかりにくいです。
『宮沢賢治の父』としたほうがもっと役所広司さんの輪郭がハッキリしてわかりやすかったと思います。
森七菜さん、菅田将暉さん、役所広司さん、三人とも主人公みたいでした。
個人的にはイマイチな映画でした。
可愛くて偉大な宮沢賢治の父の物語
役所広司の演じる宮澤政次郎がめちゃめちゃ可愛い人柄だった。
配役自体がベストで、菅田将暉の宮沢賢治は笑えるくらい一生懸命だし、森菜奈の妹トシは聡明で美しかったし、母の坂井真紀は穏やかな良妻だった。
本当に、宮沢賢治が無鉄砲で健気すぎて振り回されまくるが、最後はそれがとても愛しく思えた。
たくさん泣いた。いい映画だった。
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