「親ばがだな、おどうさんは」銀河鉄道の父 YOUさんの映画レビュー(感想・評価)
親ばがだな、おどうさんは
じゃじゃじゃ宮澤賢治の父、政五郎にスポットを当てた物語。
賢治自身の作品はやり尽くされた感はあるが、父親視点というのも面白い。
賢治はむしろ死後に評価された作家であり、そのようになったのもこの父や弟の奔走があったからだと思うのだが、そこが語られないのが惜しい。
どうせなら、政五郎の死までやってもよかったかと思う。
「賢治」の名付け親は本当は叔父だったり、病身の賢治を看病して自分も感染することは度々あったり、宗教問題、「雨ニモマケズ」の時期など多少改変しているところもあるが、まぁ許容範囲。
時間の経過(展開)が早いので「○年後」「〇〇年」の表記をもっと増やしてもよかったかと。
天才は、死後に評価されるケースが圧倒的に多いです。
宮沢賢治もそうでした。
本作の父というタイトルを見た時、宮沢賢治の死語の評価までの物語だと思っていましたが、死後は描かれず残念でしたが、あの父親が尽力したんだなという推測はできました。
あんな父親でなかったら、宮沢賢治という天才は輝かなかったのではと思いました。
では、また共感作で。
ー以上ー
コメントありがとうございました。そうですね、ドラエモンのテーマ曲にピッタリな明るい曲ですね。いきものがかりを起用する時点で方向性がちょっとね、と思います。銀河鉄道の父、というタイトルにした理由も私にはわかりませんでした(原作のせい?)
コメントありがとうございます。
子供に罪はないし、大人でも無意識に追っちゃいそうだなぁとも思います。
しかし、女の子(途中から男の子も)とずっと目が合ってしまって。笑
あそこまで丁寧に描かなくてもいいシーンだと思うので、カットする判断でもよかったのではないかと思いました。
そうですねー。
きっと監督はそういう判断をしたんでしょうね。
でも、それだとせっかく「宮沢賢治の父」を選んだ意味がなくなってしまうんだなぁ。
「宮沢賢治の」という部分は監督も大切にしたかった箇所だと感じるのだけれど、どうしてこんな風にしてしまったかなぁ。
皆様のレビューを拝見していると慧眼の方々も非常に多いので、監督が観客を舐めた姿勢にも見えてしまいます。
ただ、客席には役所広司や菅田将暉目当てかもしれない騒がしいオバ、、いや、妙齢の女性軍団も多くて。もしかしたらレビューサイトとは無縁のような大多数の観客には、こういう作りの方がウケが良いのかな?など、色々と考えてしまいました。
YOUさん、共感とコメントありがとうございます!私のいなかも北関東で方言に濁点多用の地域なので、「おどうさんは。」とか言われても耳に馴染んでむしろ心地よく聞こえました(笑)。
弟はそんなに長生きだったんですね。
政五郎の話しだけど賢治が生まれてから死ぬまでの話しだけなのでちょっとピントがズレている様な感じがしたのかも知れませんね。