劇場公開日 2023年6月30日

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「近い将来の自分を観てるみたいだった。」オレンジ・ランプ 涼介さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5近い将来の自分を観てるみたいだった。

2023年7月1日
iPhoneアプリから投稿

39歳で若年性アルツハイマー型認知症になった和田正人演じる晃一と貫地谷しほり演じる妻の真央のお話。そりゃ、こうなるわさ。自分の家族に認知症の人がいないんだもん、どんな症状なのか分からないから、心配度数がアップして世話を焼かれすぎて、旦那が怒る。分かる〜っ!本人にしてみればちょっと思い出せないだけなのに、重病人の様にしっかりセルフケアしろって説教されてるみたいだもん。やだよ〜。それにしても晃一が働いている自動車販売会社の皆さん、凄い親切。だって営業のエースが、認知症になって会社にちょいちょい迷惑かけてんのに、彼の気持ちを理解してあげてサポートする事に。そんな会社ありえる?悪い人は一切居ないとても優しい映画で、ずっと共感ウルウル。とても楽しめました。
ちょっと残念だったのが、最初に9年後48歳の晃一が夫婦で元気にインタビューされてるシーンから始まったところ。それ、オチじゃん!この話、悲しくならないのが分かっちゃった。それに2人の娘が機嫌悪いって言ってたのに、そのシーンが全く無かった。何で?

涼介