「共喰島のビーフジャーキー」恋のいばら uzさんの映画レビュー(感想・評価)
共喰島のビーフジャーキー
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思ったほどのドロドロはなく、意外と観やすかった印象。
玉城ティナは、ミステリアス&クールな役から幅を広げてきてますね。
松本穂香はいつも自然に上手くて、つい追ってしまいます。
演出は控えめながら、光や音で静と動のメリハリがついており、特に音は、クラブやダンス練習など莉子のみの場面で大きいことが多く、二人の差異が表れていたかと。
また、そこまで抑えていたからこそ、終盤の部屋破壊シーンの演出が活きていた。
健太郎は、女癖は悪かったかもだけど、飲みに行ったくらいで明確に浮気(手を出)した描写はない。
ましてや実際に写真を流出してもおらず、台詞通りの意図だったか、単なる性癖かとも取れる。
仕事での態度やおばあちゃんへの接し方もあり、単純なクズではなく『人間』として描かれていたのが好印象でした。
桃と莉子のキスは予告で流さない方がよかったかな。
作品単体ではよくできた脚本だったので、あれで先が読めてしまうのが勿体ない。
玉城ティナの寝顔写真は、桃の感情に共感できるくらい、別格に美しく神秘的ですらありました。
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