「マグニフィコ君さぁ…」ウィッシュ なおさんの映画レビュー(感想・評価)
マグニフィコ君さぁ…
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本当によく頑張った。お前は悪くない。
「ディズニー史上最恐ヴィラン」って宣伝してたからジャファーやスカーみたいなゴリゴリの純粋悪かと思ったら全ッ然違う。
むしろ真逆。
王国に害ある願いは叶えない、でも叶えられない願いは保護(もともと国民が自力で叶えられそうにないと思った願いだからかえって戻すと国民が願いに苦しむことになるため)、くわえて一代で無人島を王国にまで成長させた政治手腕。
国民目線で実に優秀な統治者そのもの。
これのどこが悪なのだろうか。
アーシャは「王は願いを奪っている」「王が保護した願いに国を脅かす恐れがあるとは思えない」と思い、結果的に王打倒の根拠としてるけどちょっと待て。
別に王は私利私欲のために願いを奪っているのではなく、国の発展のために使っている。2つ目の主張でも、王とアーシャとでは魔法能力にかなりの差がある筈。魔法に関してはほぼ素人目の彼女にそんな事を言えるだけの説得力ははっきりいって無い。
むしろ、いつまでも王に願いを任せきりで自力で願いを叶える努力をしない国民にも問題があるし、それ故に退場(実質)した王は不憫としか思えない。
まあでも流石に禁書使用後の諸行動は擁護できない。でもそれを考慮しても謝罪や和解の言葉なしの速攻牢屋行きはあり得ない。マジで。
華麗なミュージカルシーンと声がどハマリして無かったら危うく☆1だった。それぐらい胸糞な2時間弱(最初の100周年短編は別。あれは神( ´∀`))。
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