「【”星に願いを!そして起こった奇跡。夢とは自分の力で叶えるモノなのである。”今作は、メインテーマの”This Wish"の美しい旋律も印象的な、ファンタジックマジカルミュージカルである。】」ウィッシュ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”星に願いを!そして起こった奇跡。夢とは自分の力で叶えるモノなのである。”今作は、メインテーマの”This Wish"の美しい旋律も印象的な、ファンタジックマジカルミュージカルである。】
■魔法の国ロサスでは、18歳になると民はマグニフィコ王に自分の願いを捧げていた。民は自分達の夢が叶う事を、日々心待ちにしていたが17歳のアーシャは王が都合の良い願いだけを叶え、他の願いは自身のパワーとして使っている事を知る。
そして、彼女は王の元から民の願いを取り戻そうと一心に願うのである。
■珍しく吹き替え版で鑑賞。
そして、劇中ず~っと、マグニフィコ王の声が福山雅治さんに似ているなあと思いながら観ていたのだが、エンドロールで”マグニフィコ王:福山雅治”と出て、吃驚したよ!
◆感想
・今作のメインテーマ”自分の力で願いを叶える大切さ”を謳っている点が素晴しい。又、それに合わせたメインテーマ”This Wish"の美しい旋律が、頭の中でリフレインしている。
・キャラとしては、アーシャが願いを込めた時に空から舞い降りて来た”スター”が良かったな。
ー シンプルな造形だが表情豊かで茶目っ気がありながら、正義感溢れる姿。ー
・あとは、マグニフィコ王かな。禁断の魔法に手を出し、悪へと転落していくヴィランだが、誰もがなり得るのではないかな。”禁断”と聞くとつい手が出るのは私だけかなあ。
ー それにしても、福山さんとマグニフィコ王が途中ダブって見えてしまったのは、私だけだろうか。
最後、彼は自身が錬成した杖の鏡の中に閉じ込められてしまうが、何だか人間味が有って、心から憎めないんだよね。-
<アーシャは誰かに願いを叶えて貰おうとはせず、自分自身で一歩踏み出し、”スター”や”バレンティノ”や仲間達と民の夢を取り戻す為にマグニフィコ王に対峙していくのである。
今作は願いを持つ事の大切さや、一歩を踏み出す勇気を描いた、ファンタジックマジカルミュージカルなのである。>