リトル・マーメイドのレビュー・感想・評価
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こんなアリエルはアリエナイ
素晴らしいハリーベイリーの歌声。パワフルでダイナミックな歌声はまるで彼女のための最高のミュージカル。原作の赤く美しいしいウェーブヘアとは対称的に、ドレッドヘアという女優そのものの出自や背景を尊重した通常アリエナイ采配も、本来であればアリエルの地上への憧れと諦めを切なく描いたPart of Your Worldをパワフルでダイナミックに歌い上げるハリーの歌声に思わず聞き惚れる。
更にはセバスチャンがアリエルの地上への憧れを止めるために、海の中の楽しい思いを歌ったアンダーザシーの中に「素晴らしい!素晴らしい!」と笑顔で楽しく合いの手を打つアリエルの姿もまた原作ではアリエナイ。
原作よりも女優の背景を優先させ、エリック王子を養子にするという設定変更からも、映画には国籍も人種も関係ない。世界中の誰もが主人公でそこに境界はないという監督の力強いメッセージをダイレクトに感じられる作品といえる。
リアリティの境界
恥ずかしながらアニメ版のリトルマーメイドを観たことがないので、単純に比べることはできないが、これまでのアニメ作品(「シンデレラ」や「美女と野獣」や「アラジン」など)の実写版と比べて、このお話は人間以外のキャラクターも多く、ストーリーの半分近くが海上や海中で進む分、ファンタジーの度合いが高く、リアリティの基準が難しいんだと思う。
で、私は「『リアル』のラインがすごく変な映画だなぁ」という印象を抱きながら最後まで観ることになってしまった。
ある意味『アンダー・ザ・シー』の演出は秀逸だった。
あの海の中の綺麗さと気持ち悪さをしっかり共存させて、リアルとファンタジーのバランスが絶妙な楽しいシーンに仕上がってた。
おそらく、アニメでは気にならない様なことも、実写にしてしまうと、途端に不自然に見えてしまうってコトもあるんだろう。
まずは最初の船上の火事。あんな大雨が降る中で、あっという間に激しく炎が燃え広がって船を燃やし尽くす違和感。
そこで助けたエリックを見初めて「きっと会いに行く」と岩陰から誓うアリエルの怖さ。
うん。評価が厳しくなったのは、このアリエルに関して、私はどうしても好きになれなかったってのもある。
アニメ版を観ていないので、肌の色や人種の違いなんて私には気にならないのだが、単純に「私の好みの顔ではない」のに加えて、「(この話で進めるには)若干年齢が高いのでは?」という気がする。
漁師の網にかかって引き上げられ、領主のお城に引き取られたのは良いが、速攻で城の中をうろついて、部屋を物色するわ、エリックの大事な宝物を叩き壊すわ(中から美しい鉱石が出たからなんだっつうの?)。
「無垢」「無邪気」「好奇心」で正当化するには、このアリエルは大人すぎる。
端的に言うと、人間達から見た彼女は、本来ずっと「怖い」はずなのだ。
これはおそらく実写だからこそのリアリティが悪い結果を生んだということだと思う。
あと、声を奪われたらアリエルの歌声は出させないほうがいい気がする。
あれじゃ、声を取り戻してからの歌声に全然価値を感じない。
リアリティってことで言うと、鳥のスカットルが海の小魚を丸呑みした直後に、そのまま魚のフランダーと普通に話をするんだけど、その辺りはどーなの?怖くないの?
「人間が水から顔を出す」シーンって、アニメとリアルではずいぶん演出を変えないといけない気がするけど、本作で最後に海から顔を出したトリトン王なんて、「びちょびちょに濡れたおじいちゃん」にしか見えなかった。
そもそもこのトリトン王、全然頼りににならないし。
かといってヴィランのアースラもなんだかあっけない最期。
…どんどん思い出してきた。
エリックって…根本的にバカっぽくない?
あ、エリックってあの領主の女性の実の息子ではないワケでしょ?思わせ振りなタイミングでそんなセリフもあったし。
加えて、アリエルの母親についてもなんかボヤってしてて、こっちも何かあるのかな?と思ってたら、結局何もなし。
ポリコレってコトで言うなら、冒頭でトリトン王の娘が7つの海から集まって、それぞれ人種が違うってのはまだいいんだけど、ラストでそれまで一切出てきてない、老若男女、様々な人種の人魚たちが一度に登場するの、あまりにもわざとらし過ぎて、当てつけかと思えてしまう。
ホントに数え上げたらキリがない。
そんなつもりはなかったんだけど、結果あら探しみたいになっちゃったのは、やはりそれぞれのキャラクターに魅力を全然感じることができなかったってのが大きいなあ。
残念。
映像とサウンドはさすがディズニーでした
リトル・マーメイド良かったところ
★ディズニー100周年の1作品であり、アニメーションを実写化できる映像技術に歴史と進化を感じます。
★セバスチャンとグリムスビーがお互いいい執事すぎます。学と年齢に相応しい経験は大事です。
★劇中の音楽good。リトル・マーメイドの音楽好きな方はぜひサウンドに特化してるシアターで聞くことをおすすめします。
★海底シーンの映像の再現度と綺麗さもgood
★構成がしっかりしており、リトル・マーメイドのストーリーがわからない方も楽しめます。王や女王は政権があり、過度なプレッシャーをアリエルやエリック王子に与えていました。しかし、心の中では親としての責務を果たそうとしており、最後は考えを尊重し素敵なエンドロールでした。
リトルマーメイドへの軽い期待と重い現実
本作の完成度は極めて高く、出演者たちの演技、音楽、歌、脚本、カメラワークの全てが巧みに組み合わさっていた。そして、現代的な視点からのアレンジも斬新で、良き作品と評価せざるを得ない。だが、私が抱いた感想は一種の違和感で包まれていた。
例えるなら、スイーツ屋に甘いショートケーキを食べに行ったと想像していただきたい。しかし、その店で提供されたのは羊羹だったという状況だ。確かに、羊羹は嫌いではないし、その味も美味しい。それに、お腹も満たされる。だけど、私が本当に食べたかったのは、甘くてクリームがふわふわのショートケーキなのだ。
面白い改変
原作がディズニーの中でも好きな部類の作品なので、楽しみにしておりました。
話題になっていた主人公の肌の色に関しては、全く気になりませんでした。歌唱力が素晴らしく、また表情豊かで思わず惹き付けられるような鮮やかな笑顔が、ディズニーヒロインにぴったりでした。演技に関して十分及第点と言えると思います。
ストーリーに関しては、色々と原作から代わった部分が良く言えば新鮮、悪く言えばスッと受け入れにくく感じましたが、
見ていた瞬間ん?となった部分も、見終わって反芻してみるとこんな意味があったのか!となりました。
特にラストにそれを強く感じました。原作で好きだったシーンだけに、何故こんなに改変を?と見ている時は疑問でしたが、途中の演出を思い出すことによって綺麗に疑問が氷解されました。
原作に強い思い入れがありすぎる方は、改変部分への違和感を拭いきれず楽しみきれない可能性もあると思い、評価をやや下げましたが、
私のように、原作は普通に好きで、実写ならではの描写やどんな改変をするか気になる、という心持ちでいられる方は、十二分に楽しめると思います。
時間を見つけてもう1度見に行きたいと思います。
英国王室に色の黒いプリンセス(メーガン妃)が誕生したのには、「へえ...
英国王室に色の黒いプリンセス(メーガン妃)が誕生したのには、「へえ~、そんなことってあるもんなんや」と感慨深く思ったが、
主役が色の黒い人魚だと知った時も同様に思いました。
さて。(ちなみにアニメは見たことないです!)
映画リトル・マーメイドを見てみると、
台詞やら映像やらでうまいこと端々に、「人種は色々取り交ぜていますからね~、気にしないでね~」とアピールしてあり、黒い人魚も気になりませんでした。
アリエルの艶やかでのびやかで張りのある歌声は素晴らしかった!
ただ、
観客から愛される、という点ではどうだろう。
ものすごーく勝ち気な、わっがままな、世間知らずな嫌な女の子!!!って思えてしまった。
そういう意味でこのアリエルは失敗だと、私は思いました。
別に悪くない
アラジンや美女と野獣の実写版の女優が日本人ウケしそう方々でしたが、こちらの作品も同じような期待をしていたのかな?と思うくらいにレビュー評判が悪かったので驚きました。
ディズニーファンではないので、甘いと言われてしまうかもしれませんが、個人的にはストーリーも俳優さんの演技も悪いとは感じなかったです。
⭐️小麦色のマーメイド⭐️
賛否両論何かとざわつきを耳にしておりますが
アリエルの親友でちょいと小心者のフランダー担当のジェイコブ・トレンブレイ君のキュートな「声」目当ての鑑賞でしたので…
それはそれとしても海の中で泳いでいるかの様な疑似体験が出来る程の完璧な映像美は流石!ディズニー!!
厳しくも娘アリエルを心から愛する海の王トリトンを演じたハビエル・バルデム
海にお住いですか?と聞きたくなる程ハマっておりましたしトリトン王を恨み続ける欲深き魔女役のメリッサ・マッカーシー、彼女が実に楽しそうにヴィランを全身全霊で演じてるのが伝わりまくり目が離せないほどこちらも本気で楽しませていただきました!
そして小麦色のマーメイド!アリエルを堂々と演じた新星ハリー・ベリー
彼女のエモーショナルで芯の強さをも感じる歌声は今まで
『見た事のない、知らなかったアリエル』との
出会いでした!
2023年のシン・リトルマーメード!
いいじゃないですか!!
普通
こうなるんだろうなーと思った通りに話が進むので、特に心も動かされず…普通に面白かったとしか…。
海の中のミュージカルシーンは美しいと言わせたかったのだろうけど、アニメならともかく実写でそれをやられても、日本だと水族館で同等以上のものが見られるので、やっぱり普通…。
とにかく、アニメならできていたであろう『人魚姫』としての美点が、実写にしたことで尽く台無しになっていた。その分だけ加点ができずに、印象に残りづらい凡作になってしまったと思う。
特に酷いのは言葉を失ったアリエルの演技。表情にほぼ変化がなく、海の中で情緒たっぷりに歌った人魚の面影が全く見られなかった。ぽかんとした表情の演技なのだと推測するが、実写でやるには難しい上に俳優の技量も足りなかったのだろう。
ただ、カニ(セバスチャン?)の造形はよかった。実写とはいえ、あまりに現実味のない生き物なら少々アニメチックにするという、中々いい塩梅だったと思う。鳥と魚にもそういう工夫があると違和感なく没頭できたのだが。
トリトン王が水面から顔を出していたシーンはなぜか滅茶苦茶面白かった。たぶん、水の中にいることを前提にデザインされてたんじゃないかな?とてもじゃないが、尊厳ある王には見えなくて、ディズニーでもこんなことあるのかと逆に安心した。
字幕がおすすめ
一回目は吹き替えで鑑賞。
正直、感情移入はあまりできず、尚且つドレッドのアリエルに違和感しか感じませんでした。
ストーリーは原作を壊さない適度にオリジナルをいれてきてよかったですが、やはりアリエルではなかったです。
二回目は字幕で鑑賞しました。
ここまで印象が変わると思いませんでした。
この作品に出てくる『パート・オブ・ユア・ワールド』リプライズ版がこの作品の印象全てを変えてくれました。
歌い上げる最後のハリー・ベイリーの表情、岩を掴む手の動き、力強い歌声から彼女のアリエルに対する思いや、今回の作品への決意をとても感じた気がして鳥肌が立ちました。
アリエルを演じるプレッシャーは半端なかったと思いますが、あの堂々とした歌声を聴いて認めなかった自分が恥ずかしくなりました。
アリエルとはこうあるべきという理想はあります。
しかし、彼女の表現したかったアリエルはあの作品に登場するアリエルなのだととても痛感いたしました。
最近はマルチバースが流行ってますのでそういう見方をすればみんな受け入れられるのかな笑
冗談は置いといて、今回の力強いアリエルはハリー・ベイリーだからこそ表現できたアリエルだと思ました。
未来はこの手で掴み取る‼️
すごーーく、
良かったです✨
私が小さい頃、
親に連れられていった
東映まんがまつりで見た
「人魚姫」とは違ったけど、
まっすぐで勇敢なアリエル、
自分の人生は自分で切りひらいて、
掴み取るアリエルは、
応援したくなる‼️
私は今は
子を持つ親なので、
ラストシーンの
王様に感情移入で、
大泣きでした😭😭😭
とても心動かされる作品でした✨
トリトン王の娘が腹違いばかりでショックでした。
世間での評価は芳しくないけど、普通に面白かった。
酷評ですがリトルマーメイドはそもそもがああいうストーリーなので...
原作みたことはどれだけいるのだろうか。
トリトン王の娘が腹違いばかりでショックでした。
女子会、デート用映画私には関係なし
アニメのリトルマーメイドは15回くらい見るほどちっちゃい頃から好きだった映画
でもこの実写は期待はずれ
せっかくキャスティングなどで新しいアリエルを見せてくれると期待だらけだったのに、内容はアニメの方が面白く実写ならではの深い内容などは一切無し
アリエル役の方の歌唱力はピカイチだしディズニープリンセスのぶりっ子な可愛さもあった、可愛かった
だからこの映画は女子会やデート映画としてとてもおすすめでもそれ以外ではまじでどうでもいい映画でした
女子会とデート以外の方はスパイダーバースかフラッシュを見るのをおすすめします。
最高!!
私も中学生の息子もどハマりしました!映像と歌が素晴らしくて過去一番感動していました。飽きるところが無かったようです。もしかしたら息子は原作を見た事ないからかもしれませんが、、次は4dxで見に行きたい!と言っています。吹替声優陣最高。ありがとう!!!
眠くなるかなぁと不安に思ったけど、セーフ!
見た目の違いは関係ねえと思ったけど、なるほど・・・確かに同じアリエルとして見るのは至難の業だろう・・独自のアリエルとして見よう。
というか、アリエルどうこうより人魚の実写化厳しくない?と思った。
全員に違和感(笑)
アリエル人間バージョンの方が全然良い。
人魚で一番違和感なかったのはお父さん。ガチガチの鎧のおかげ?
それ以上に圧倒的に違和感無かったのはタコ(アースラ)。
タコと人間は相性が良いのか、怪物に吹っ切った生物なのが逆に良いのか。
しかし、アニメ版に特別に思い入れが無く、比較して見る事が無く、単純に一個の映画として見れたから、まあ良い話だったよ。
パート・オブ・ユア・ワールドは良い曲だし、歌声も綺麗だからミュージカルシーンはとても良かった。
「なんで、あんなヌルヌルした奴らと一緒にいるんだ?」は笑った。
ディズニーだから、そりゃ万事がハッピーエンドになるよね。
リアル過ぎと人種問題で…(^_^;)
映像はきれいで水の表現力が格別!!
途中までギャグ映画と思う程楽しいのですが。
3Dで見るための演出レイアウトと、実写映像の生々しさと、時代的に人種問題の違和感を感じる映像になっていたと感じるのは自分がオジサンだからなのならいいが!?
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