バビロンのレビュー・感想・評価
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期待したが...
かなり期待して観た。
ネリーの、初めての撮影場面で役者として開花しようとするシーンは爽快だった。その後もエネルギーあふれる女性を魅力たっぷりに熱演していたと思う。エンディングまで彼女の笑顔が目の奥に焼き付いていた。
ただ、映画全体としてみると、当方としてはいただけない作品だった。
刺激性のある映画は嫌いじゃない。それはエンタメとしての醍醐味でもある。
しかし冒頭の酒池肉林のようなパーティの場面、後半の地下の場面も、やたら時間が長い。なにを見させられているんだという気さえした。
こういった作品は芸術性を高く、どこかで品位を保ったものでなければ、不快感しか残らない。
映画界へのオマージュのようにも思えるが、それにしては中途半端。時代を茶化しているのかと途中感じた。
ブラッド・ピットは相変わらず魅力のある俳優だが、本作品では馴染んでいないように、ひとり浮いているように見えた。顔つきが近代的ハンサムだからか?
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』ファイル2
映画製作に携わっている人々が、誰も幸せそうに見えないのはどうしたことか?
いくら自由奔放な「野生児」とはいえ、自分を変えようという努力もせず、ドラッグやギャンブルに溺れていく女優には、まったく共感できない。
そんな彼女を一途に愛し続けるプロデューサーも理解できないし、落ちぶれた大物俳優の最後の選択も腑に落ちない。
黒人ミュージシャンのエピソードも取って付けたようだし、3時間もかけて大騒ぎした割には、何が言いたいのかよく分からなかった。
特に、ガラガラ蛇を巡るドタバタとマフィアに金を渡すくだりは、やり過ぎ感が強すぎて、かえってシラケてしまい、その必要性が感じられなかった。
そもそも、「映画愛」が中心的なテーマであるはずなのに、映画の製作に携わっている人々が、ことごとく悲しい末路をたどっていき、誰も幸せそうに見えないのはいかがなものだろうか?
これでは、とても、ハリウッドに魅力を感じることなどできないし、むしろ、その魔窟のような猥雑さや、ハリボテのような空虚さばかりが心に残るのである。
全くオリジナリティを感じない完璧な作品
タイトルからして、この映画もまた何かにあやかった作品なのかと訝ったものの、予想よりもはるかに多くの作品を寄せ集めたような感じで、まぁ敢えてそうしたオマージュ的なものだったんだなと─。そりゃあ映画関係者には好評なわけですね。
完全にアレじゃんと思ってしまうところもあるわけですが、完璧な演出という完成度でもって有無を言わせない出来映えとなっていた印象です。
マーゴット・ロビーとブラッド・ピットのパフォーマンスは圧巻です。質の高い作品の中で、見事に輝いていました。2人を見ているだけでも楽しい作品ではないでしょうか。
どんなに寄せ集め感が強かろうが、ここまでお金をかけてじっくりと思い通りに作品を仕上げられるのであれば、見てよかったと思えるものです。
濃密だし、決して無駄などないとは思いましたが、さすがに長く感じてしまう作品かもしれません。
戦前のハリウッド映画の様子が分かる
出だしは最低最悪でーーーす。(゙ `-´)/
不快
栄枯盛衰
破天荒達の鎮魂歌
どの業界でもイケイケ時って凄い勢いなんだと。
100年近く
前ハリウッドの凄さといったら想像できないんでしょうね…(まぁ日本だって工事現場で人夫が亡くなってしまうのは珍しく事じゃ無かったわけだし)
ゴールデングローブ賞取っただけあって管楽器の響き方がハンパないね。素敵です。
これだけでお金取れる作品かと。
ただ3時間オーバーは長い(笑)
テイク重ねる所とかパーティーシーンとか削れそうな所も結構あったような…
ラストもちょっと消化不良。
せっかくなんだからもうひと絡みあってもいいよねー?
時代背景的に多国籍色を取り入れなければならないのも残念。
R-15の上でもいいかなと思える作風です。
集客的になんとか15で落ち着いた?
でもそのおかげでキンタロウのネタが増えるかもね?
刺激的な3時間
エトピリカな気分。誰もがパーティーという余暇が必要不可欠で。ハリウッドの裏側がこれでもかと。カメラは止まらない。とてつもなく華やかで、過酷で。大人の色気も溢れるほどに。時代背景、役者のブラピが最強だと。七変化な衣裳にも心躍らせて。観る者は映画を。製作者は…。
朝までパーティーよ!の意味がやっと…なくらいエネルギッシュな3時間に。つまらないではなくて、その刺激的で生きるパワーが身体全身、神経にまで伝わってきて。映画館の大スクリーンと音響で楽しむ高揚感は凄まじくて。応援上映をしたら更に朝までパーティーな気分になれると。
昔はこういう手法で、ハリウッドの規模感。洋画のいろはを感じとれる作品にも。言葉だけではなくてその一つ一つの所作、音楽が繊細に。背景も鮮やかで。そのコントラストが淡い心情を映し出していることも。映画ファンには響き渡るくらいに。邦画一途でも。笑えるシーンも多数です。
いつの時代もテイクに注ぐ情熱は持ち続けて。時にクスッと、度が過ぎることも。個人的にはそのままテイクを重ねてほしいほどそれぞれのキャラクター性が際立って面白くて。その後のハリウッド式な部分も観る側のテンションを爆増させて。
コンプラ、コンプラと言っていたらアウトが連発なくらいギリギリ、一線を越えていて。それが最高のスパイスに。これぞ映画、これぞエンターテインメントを今の時代に蘇らせたことにも感動しっぱなしで。
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