バビロンのレビュー・感想・評価
全311件中、301~311件目を表示
ブラビがよかった。映画という水ものの巨大産業に夢を見て人々が飲まれ...
ブラビがよかった。映画という水ものの巨大産業に夢を見て人々が飲まれていく歴史。テンポも映像も良かったけど、何が語りたかったのかは、とっ散らかっている。
映画製作に携わっている人々が、誰も幸せそうに見えないのはどうしたことか?
いくら自由奔放な「野生児」とはいえ、自分を変えようという努力もせず、ドラッグやギャンブルに溺れていく女優には、まったく共感できない。
そんな彼女を一途に愛し続けるプロデューサーも理解できないし、落ちぶれた大物俳優の最後の選択も腑に落ちない。
黒人ミュージシャンのエピソードも取って付けたようだし、3時間もかけて大騒ぎした割には、何が言いたいのかよく分からなかった。
特に、ガラガラ蛇を巡るドタバタとマフィアに金を渡すくだりは、やり過ぎ感が強すぎて、かえってシラケてしまい、その必要性が感じられなかった。
そもそも、「映画愛」が中心的なテーマであるはずなのに、映画の製作に携わっている人々が、ことごとく悲しい末路をたどっていき、誰も幸せそうに見えないのはいかがなものだろうか?
これでは、とても、ハリウッドに魅力を感じることなどできないし、むしろ、その魔窟のような猥雑さや、ハリボテのような空虚さばかりが心に残るのである。
全くオリジナリティを感じない完璧な作品
タイトルからして、この映画もまた何かにあやかった作品なのかと訝ったものの、予想よりもはるかに多くの作品を寄せ集めたような感じで、まぁ敢えてそうしたオマージュ的なものだったんだなと─。そりゃあ映画関係者には好評なわけですね。
完全にアレじゃんと思ってしまうところもあるわけですが、完璧な演出という完成度でもって有無を言わせない出来映えとなっていた印象です。
マーゴット・ロビーとブラッド・ピットのパフォーマンスは圧巻です。質の高い作品の中で、見事に輝いていました。2人を見ているだけでも楽しい作品ではないでしょうか。
どんなに寄せ集め感が強かろうが、ここまでお金をかけてじっくりと思い通りに作品を仕上げられるのであれば、見てよかったと思えるものです。
濃密だし、決して無駄などないとは思いましたが、さすがに長く感じてしまう作品かもしれません。
戦前のハリウッド映画の様子が分かる
日本だと昭和初期~戦後までの時期の話。
ハリウッドでは俳優の地位が低かったが、映画産業の栄枯盛衰、俳優・女優の栄枯盛衰の様子を描いた作品。
毎晩のようにやっているパーティではドラッグ・酒におぼれるなんて当たり前の世界。
大物俳優は泥酔状態で撮影し、一晩で有名女優になったものの派手な生活とわがままによる転落ぶりなどを垣間見ることができる。
全体的に下品な作りになっているので、それが気に入らない人もいるかもしれない。
出だしは最低最悪でーーーす。(゙ `-´)/
食後すぐには 観ない方が良いかもです。
下品で ドエロです。o2パイは よく出るので
そこわ 見所でした。(⌒▽⌒)アハハ!
映画業界を リスペクトしているとも 思えません。
最後の....10分程は 観なくてもいいかもです。(笑)
長過ぎるので 尿意に負けた人々が 多く見受けられました。
撮影の取り直しの繰り返しは 辟易でした。( >_< )/
唯一の救いは ダメ女に恋しても その後.....内緒。
トランペッターの物語も なぁーんとなく素敵でした。
不快
不快なシーンが多すぎるので、そんなシーンを減らしたバージョンでまた観たい
不快なシーンが当時の業界の状況を表していたり、他のシーンをより美しく引き立てたり、このようなシーンを含んだ映画を製作・上映できない現状を批判したいのかもしれないが、、、
尚、映画の歴史や過去の名作をまったく知らないとこの映画を存分に楽しめないと思います
アカデミー賞にノミネートされているのは、そういった知識のある映画関係者が好む作品に仕上げているからで、すべての方が楽しめる作品ではないです
正直、タイトルが表示されるまでの冒頭の20分ぐらいはこれが3時間続くなら帰ろうかなと思っていました
栄枯盛衰
狂乱の中の栄枯盛衰という言葉が映画を観ていて思った。
映画のサイレント期からトーキーへと移り変わっていく中で、翻弄されていく映画人たちの物語。
3時間はあっという間に過ぎていく。
映画を作っている人間は悲喜交々、一生懸命やっているが結局は消費されていく悲哀の様な物を感じた。
映画で描く、映画とは何かを体現した様な作品だったと思う。
破天荒達の鎮魂歌
どの業界でもイケイケ時って凄い勢いなんだと。
100年近く
前ハリウッドの凄さといったら想像できないんでしょうね…(まぁ日本だって工事現場で人夫が亡くなってしまうのは珍しく事じゃ無かったわけだし)
ゴールデングローブ賞取っただけあって管楽器の響き方がハンパないね。素敵です。
これだけでお金取れる作品かと。
ただ3時間オーバーは長い(笑)
テイク重ねる所とかパーティーシーンとか削れそうな所も結構あったような…
ラストもちょっと消化不良。
せっかくなんだからもうひと絡みあってもいいよねー?
時代背景的に多国籍色を取り入れなければならないのも残念。
R-15の上でもいいかなと思える作風です。
集客的になんとか15で落ち着いた?
でもそのおかげでキンタロウのネタが増えるかもね?
刺激的な3時間
エトピリカな気分。誰もがパーティーという余暇が必要不可欠で。ハリウッドの裏側がこれでもかと。カメラは止まらない。とてつもなく華やかで、過酷で。大人の色気も溢れるほどに。時代背景、役者のブラピが最強だと。七変化な衣裳にも心躍らせて。観る者は映画を。製作者は…。
朝までパーティーよ!の意味がやっと…なくらいエネルギッシュな3時間に。つまらないではなくて、その刺激的で生きるパワーが身体全身、神経にまで伝わってきて。映画館の大スクリーンと音響で楽しむ高揚感は凄まじくて。応援上映をしたら更に朝までパーティーな気分になれると。
昔はこういう手法で、ハリウッドの規模感。洋画のいろはを感じとれる作品にも。言葉だけではなくてその一つ一つの所作、音楽が繊細に。背景も鮮やかで。そのコントラストが淡い心情を映し出していることも。映画ファンには響き渡るくらいに。邦画一途でも。笑えるシーンも多数です。
いつの時代もテイクに注ぐ情熱は持ち続けて。時にクスッと、度が過ぎることも。個人的にはそのままテイクを重ねてほしいほどそれぞれのキャラクター性が際立って面白くて。その後のハリウッド式な部分も観る側のテンションを爆増させて。
コンプラ、コンプラと言っていたらアウトが連発なくらいギリギリ、一線を越えていて。それが最高のスパイスに。これぞ映画、これぞエンターテインメントを今の時代に蘇らせたことにも感動しっぱなしで。
全311件中、301~311件目を表示