「もしやアカデミー賞への当てつけ?」バビロン ふぇるさんの映画レビュー(感想・評価)
もしやアカデミー賞への当てつけ?
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ラ・ラ・ランドでハリウッドに媚びたが作品賞を逃した監督がまたハリウッドの映画かと思わせられますが、ハリウッドドリームを見せてくれたラ・ラ・ランドに対し今度はハリウッドの現実を見せてくれたとでも言おうか。
上映時間3時間越え、RRRやアバターと違ってこの手のジャンルに3時間は内容が相当面白い物でないとだれてしまう。
実際劇中の主人公が映画館で寝てしまうのだが同じ気持ちである。
無声映画では売れっ子だったスターがトーキーになって落ちぶれていく、自らクソ作品と呼び、自分の落ち目を作品の所為にするがそうではない。
時代は移り変わるもので作品や演者が悪いわけでない。でもそんな作品でも映画というものは後世に伝わり、見るものを魅了する。
そしてラストには数々の映画がフラッシュバックされる。
その作品群だが、およそアカデミー賞とは無縁な作品が映し出されるように思える。
いくらクソと言われる作品や退屈で寝てしまう作品、
映画賞などにも選考されない作品でもそれらを何がしろにしてはいけないし、むしろそれらの作品の方が後世に伝わって愛されていくのでは無いかというメッセージでは無いのだろうか。
突拍子もない解釈をしてみました。
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