「酒薬タバコ差別なんでもありの3時間」バビロン みおさんの映画レビュー(感想・評価)
酒薬タバコ差別なんでもありの3時間
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物語の緩急が凄すぎて、鑑賞後はどっと疲れた。
ハリウッドらしいパーティーシーンは、やっぱりこれだ!と思わせる。一方、エログロシーンが結構出てくるので苦手な方は要注意。R15指定で男女のそういうシーンやゲロ、血など放映できるギリギリラインは全て話の中に出てくる。男女や親子では絶対見に行かない方がいい作品だと思う。帰り道気まずくなります。
キャストに対して思ったことは3つ。
①ブラピは主役ではないこと。あんなイケオジを、酔い潰れたおっさんにさせてしまう監督恐るべし。
②マーゴットロビーの圧倒的存在感。彼女が出てくるだけで、話が盛り上がるし絵面が強い。
③美化したキンタロー似の中国人が出てくる。アジアンビューティーで独特な雰囲気が、素敵だった。
LALALANDみたいな恋愛キュンキュンを求めていかないこと。全く系統の違う作品だと理解してから、鑑賞した方がいいと思う。また、劇中に流れてくるサックスの音が物語を引き立てる。音楽が流れるだけで、高揚した。
1920年代のハリウッドは、めちゃくちゃで全てがうまく行かない。うまくいかない期間が長く、面白くない作品かも思ったけど、最後のシーンで全て持って行かれた。最後を見た上でもう一回最初から見たいと思う。
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