「どんな欲があってもいい、公共の福祉に反しない限り。」正欲 のりたまちびさんの映画レビュー(感想・評価)
どんな欲があってもいい、公共の福祉に反しない限り。
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寺井夫妻の紛争は、世の子どものいる家庭では、あるあるかと思います。
うちも、ありました。
どちらも、子どもの今と将来を想ってなのですが、そもそも前提条件が違うから、コミュニケーションがかみ合わない。
家族だから分かり合えるという幻想がマイナスに作用して、壊れるところまで行っちゃいましたね。
2人が一番大切な息子君の将来が心配です。
人生のかなり早い段階で、人と人とは分かり合えないと諦めた私としては、夏月と佳道のあり方は、ほほえましく、羨ましかったです。
同じ星の人に出会えてよかったね。
いつまでも、お互いにいなくならないで欲しいです。
一番胸糞悪かったのは、少年を買春する教師 矢田部さん。
男の人って、性欲?征服欲?みたいなものに振り回される生き物なのかなーとゲンナリ。
ジャニーさんもこんな感じだったのかなと思うと、ホントに気分が悪くなりました。
無知に付け込んでの搾取は、大人が子どもにすることではありません。
そして、私が一番頑張ったねと言いたいのは、女子大生の神戸ちゃん。
盛大な告白は空振りになったけれど、彼女が大きく変わるきっかけになったんじゃないかな。
一番心が動いたシーンでした、若いっていいな~。
監督の岸さん、「前科者」の人だったんですね!
重いテーマを扱うも、ほの明るいラストを用意してくれるので、救われます。
次作も楽しみにしています(*^-^*)
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