「女子大生役の東野綾香さん良いですね」正欲 ハム正子さんの映画レビュー(感想・評価)
女子大生役の東野綾香さん良いですね
予告編を3回くらい見ていたから、もっとすごいのを期待してしまっていたかな。予告のガッキーのセリフがほぼラストシーンだったとは。
でもさらに後のセリフが良いですね。稲垣吾郎の奥さんはいなくなったけど彼と分かり合うガッキーはいなくならないね。
その後の捜査でスマホやパソコンの解析して犯罪に絡んでないことが証明されて彼は戻って来れると私は信じます。
この人たちのフェティシズムがただの趣味の範疇ではなくもっと深刻なんですよという事はベッドシーン?のおかげでよく伝わった。冒頭の新聞記事から始まって、なかなか想像がつかない世界をわかりやすく説明してくれてた。
でも人が絡まない性的嗜好だと被害者がいないから、そこまで深刻になるかなあ?と思ってしまった私はまだ理解が足らないのかな。
相当昔の話ですがダウンタウンの出てるテレビ番組で「夫が私の目でしかイカないんです」という視聴者電話相談があって結構衝撃を受けて、あれが私にとって「観る前の自分には戻れない」(予告編のキャッチコピー)だったかもしれない。中ではイケなくて毎回目に押し付けてイク男性。奥さんはまつ毛がこすれてなくなりそう。電話がヤラセじゃなければ、ですけど。
東野綾香さんを初めて見たのですが演技といいヒラメ顔好きということもあり今後が楽しみです。
旦那さんたちの今後が不安しかありません。小児犯罪じゃない事を周りに言い訳する為には、水フェチをある程度説明しなければならない。多分ほとんど解ってくれないし、奇異の目で見られて以前とは違う立ち位置になってしまうでしょう。
「怪物」では二人駆け出してファンタジーぽい感じにしてましたが、バッサリの今作は更に考えさせられるリアルさが有りました。