「マイナーな欲をもつ人々と常識人であろうとする父親の葛藤」正欲 シネマスターさんの映画レビュー(感想・評価)
マイナーな欲をもつ人々と常識人であろうとする父親の葛藤
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水が噴き出ていることに喜びを感じるマイナー欲のガッキーが中学で同じ欲で分かり合えるも転校してしまった男性と再び出会い、社会に溶け込んでいこうとする。一方違うところでは、検事で父親であるイナガッキーは堅実な思想をもっており、息子の不登校かつ動画配信者になる学校拒否に断固として反対、奥さんも部屋ごもりにならないならと息子の背中を押しており、理解できず頭を抱えていた。ガッキーは欲が一緒であった男性と同性のため都市部に移動し、男性は同じ欲で苦しんでいる人と繋がりたく動画内のコメント欄にて、似た思想を持っていそうな人と直接会い噴水で遊ぶことに。そんな矢先、会った人の中に幼児趣味の教員がおり、取り調べの中噴水で会った時の子どもとじゃれる写真から共犯と思われガッキーの夫や男子大学が巻き込まれることに。その聴取に検事のイナガッキー担当となる。
そのまで重いテーマとは感じませんでしたが、昔よりも情報発展した現代の日本ならではの問題点であったり、孤独感、非共有感からの脱出など、何事もないように人生を終える葛藤は描かれていた。
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