「言葉足らず…なんかじゃなかった。」正欲 みそのぐさんの映画レビュー(感想・評価)
言葉足らず…なんかじゃなかった。
傑作だった。見てよかった。観るべきものだった。
物事は自分基準のモノサシでしか考えられない。なぜならそれ以外の考え方を構成するためのパーツが足りないから。
新しい考え方を受け入れるのにも時間がかかる。練習しないとそれを習得出来ないように。
世界は、明日も生きる人のための物で溢れてるなんて、どんな生き方をしたらその視点が当たり前になったのか、私が知らない、それか見えてるけど見ようとしなかった世界線なのか。
この映画を見てから考えが溢れて止まらない、つまりたくさんのパーツが落ちていた映画だと私は受け取った。
序盤は言葉足らずではないか?と汲み取れていなかったのだが、物語が進むにつれ、その少ない中で発せられた言葉だからこそ一言一言に価値があったのだと気付かされた。
エンドロールではVaundyの「呼吸のように」久しぶりに映画の余韻に浸ることができた主題歌だった。
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