「ビジネスダイバーシティになってないか?」正欲 モトコさんの映画レビュー(感想・評価)
ビジネスダイバーシティになってないか?
マイノリティが描かれる映画は数多くあるが、マイノリティな性的趣向を描く作品、しかも、その苦悩を描く作品には初めて触れた。
(何年か前にTitanという車、チタンに性的趣向を持つという映画は観たが。)
とある登場人物は、水フェチということもあり、作品全体のトーンは静かに流れる渓流のようなトーンであり、登場人物の繊細な心情に寄り添った表現になっていると感じた。
多様性、ダイバーシティという言葉をよく聞くようになったが、ビジネスダイバーシティ、ファッションダイバーシティになっていないか?自分の考えを改めるきっかけになった作品だった。
コメントする