「普通とは?普通じゃないとは?」正欲 あさやんさんの映画レビュー(感想・評価)
普通とは?普通じゃないとは?
鑑賞してから一週間、ようやくレビュー書きます。
一言でいえば、ダイバーシティ、多様性なんでしょうけど。。。
難しいテーマでしたね~。
登場人物のもつ性的嗜好、欲望について、パラレルに描き、
それが他人に理解してもらえず、「普通」の人として生活する息苦しさ。
「地球に留学しているみたいな感覚」という言葉が物語っていた。
でも・・・
人はそれぞれであり、それを分かり合える人と出会えることが大切さ、
偽装かもしれないけど、それでお互いを支えあう、夫婦という形。
改めて、今の世の中の難しさ、多様性について考えさせられる作品でした。
稲垣吾郎さん、映画は初めてでしたが、登場人物の中では唯一のマジョリティ、
「普通」の検事のはずなのに、家庭は崩壊、調停中。。。
ガッキー、映画やドラマはあまり観たことないけど、大ファン笑
でも、イメージと違う役で大変だったかな、と。
最後のシーン、セリフは、びしばしと検事さん、そして観ている方に
突き刺さったのでは。
磯村勇人さん、いろいろな映画で拝見していますが、
今回もなかなか難しい役どころでした。
でも、ガッキーとの絡みは、役得としか言えません。ずるいです笑
映画を観終わって、そのまま舞台挨拶の中継を観ました。
そして、家に帰り、特典でもらったしおりを見ると、
「(ab)normal desire」とタイトルにこっそり書かれていることに気づいた。
(アブ)ノーマル・・・どれが普通で、どれが普通じゃないのか。
ホントに、難しいテーマでした。
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