「マイノリティと薄氷」正欲 berkeleyさんの映画レビュー(感想・評価)
マイノリティと薄氷
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正欲
youtuberが好きも嫌いも、どちらにしても良くある思想で、マジョリティ同士が愚かだと罵り合っている。
対比して本当のマイノリティは、違う次元で生きていて、必ずしも正しさを求めず、一度運命と再開したならば、繋がりが絶たれることは二度と無い。
結婚式のビデオレター、同じ言語を用い、同じ料理を食べていても、また運転の仕方も同様だが、どこかぎこちなく見える。
人に愛情を抱けない中で、人間同士の繋がりを何故求めているのか。
これまでの経験から他者との共感は期待できない。だから住んでいた町、昔唯一分かり合えた人のことを、ただ思い出しては眺めている。
インターネット画面を無為に見て、家に帰れば家族が存在する。辛うじて世間一般からは外れない(ように見える)が、変化はいつまでもやってこない
運命の日の後、飛び出した世界で善良に生きようと、悪いコミュニティに繋がり、同罪にされる。
世間と迎合する代わりに、二人で力を合わせようとするのは、それでも不自然な感覚だろう。
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