「ある会議」ヒトラーのための虐殺会議 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
ある会議
1942年冬の1月20日。
ドイツ・ベルリンのヴァンゼー湖畔の別荘にナチスの高官30名ほどが、
集まりユダヤ人1100万人の【最終清掃計画】を、
事細かに決定した会議。
題名に「ヒトラーのための・・・の虐殺会議」とあるが、
その会議はどうして「ヒトラーのため!!」だったのか?
ヒトラーは登場しない。
ユダヤ人は「殺されるだけの罪を犯した・・・」
と、高官の一人は言う。
その罪とは?」
「キリストを十字架にかけて殺した罪人」の事だろうか?
会議を聞いていて驚くのは、あまりにも自分勝手で自己中。
①コスト重視
②効率・・・列車→ガス室→焼却炉→灰を捨てる
③安楽死(?!)とまで言っている。
(青酸ガス室は15分で楽に死ねるから)苦痛は少ない、
と考えている。)
④血の海にしたくない。
⑤虐殺に従事する者の精神的負担を最小にする手段。
アウシュヴィッツ収容所はポーランドの辺境にあると聞く。
最近「関心領域」が公開されて話題になっているが、
アウシュヴィッツ収容所の壁ひとつ隔てた屋敷に、
収容寺の所長一家が【幸せに庭に薔薇を育てて、美味しいものを食べ、
まるで隣で虐殺が行われているなんて、
考えもせずに優雅に暮らしている」
その無関心な鈍感さを描いて評判になっている。
(私は観てないのですが・・・)
アウシュヴィッツの積み上げられた死体は、
骨と皮のギリギリまで痩せているし、
男も女も髪を剃られて丸坊主。
とても食べ物が与えられてるようには見えない。
アウシュヴィッツへ至る迄にどれ程の辛苦を舐めてきたのか?
聞くまでもない。
会議の終わりに、ある高官は、
「面白い日でしたね」と語り、
これから、
「最高に寛げるクラブへ席を移しましょう」と、
帰って行く。
虐殺計画の事細かい打ち合わせも、彼らにとっては日常の
有り触れた事柄に過ぎないのだろう。
それほど戦争とは人間を残酷にする。
申し訳ございません。フォローを解除していたようで、申し訳ございません。大意はございません。年齢的視覚障害でして、また、フォローさせていただきます。今後ともよろしくお願いします。
共感ありがとうございます😊
外での立ち話でも平和ですねぇ。と会話していましたね。
『関心領域』のこと教えていただきありがとうございます😊
知らなかった〜観に行きたいです。所長一家みたいなのは、
『ライフイズビューティフル』でも描かれていました。ご馳走を食べる子供たち。嫌われるのは、
シャイロックのことも関係あるのか?ヨーロッパでは嫌われているようですね。