「窓の存在が肝」映画ネメシス 黄金螺旋の謎 あっぷるさんの映画レビュー(感想・評価)
窓の存在が肝
日本テレビドラマの映画版。
見ていなくても冒頭に説明があるので初見でも大丈夫だとは思います。
これを映画化するのは難しかっただろうな。
まずドラマ版より映画らしい派手さがないといけない。
ドラマのレギュラーメンバーの見せ場がなくてはいけない。
ドラマをひきずり過ぎると初見の人は分かりにくい。
なのでドラマ上での役割そのままに、夢の世界の話にしたんでしょうか。
初見でも分かりやすい話ではありますが、
視覚的な分かりやすさがないのでこの人達はどっちの人?
あれ対立してるの?どうして?と迷ってるうちに終わりに近づきます。
いきなり人が死ぬし、夢の中で思わぬ人が殺人を犯すので
そういうのに耐性がない人はきついかもしれない。
佐藤浩市さん演じる窓の存在感が、夢世界の話を崩さずにいられたのかなと思います。
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