「読み方が違うだけ」福田村事件 えさんの映画レビュー(感想・評価)
読み方が違うだけ
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冒頭から軍国主義や田舎独特の空気感を感じつつ、生臭い人間模様が群像劇のように描かれていて笑うに笑えない、その中の人の愚かさとか滑稽さとか、そういうものを感じながら見ていた。
行商一行のストーリーが差別を受けながらもみんなで仲良く、逞しく生きていく様子を楽しく描いていて、映画全体にポジティブな風味を効かせていた。
お腹の中にいる「望」が彼らの希望として育っていた。
ここからのギャップがこの事件の悲惨さを大いに引き立てている。
漢字は同じ、読み方が違うだけ。
人間もこれ。どんな人種でもみんな同じ人間。文化や言葉が違うだけ。良い人もいれば悪い人もいる。
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