「被差別部落」福田村事件 まるせさんの映画レビュー(感想・評価)
被差別部落
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大正の時代にしては汚れ感が少ない画面と、不必要に多いお色気シーンにハズレを引いたかと思いましたが、途中からこの世界へ引き込まれました。
村人達が普段の生活の延長線上で、突然気が狂った訳でもなく(1名以外)、虐殺を行っている様子。
第三者として見ていると、何で?と思ってしまいますが、村の当事者だったらどうにもできませんね、これ。
また思わぬところで穢多の生活が少し垣間見られて嬉しかったです。
水平社宣言を御守りにして行く穢多達、襖もある良い宿に泊まっているようにも見えましたが、行商で稼げているからでしょうか。
より下の身分の物を漁る浅ましさ、笑えます。
お上に逆らうと碌なことはないとか、船頭に絡んだり、人を見て態度をコロコロ変えるような信念の親分と一緒にいるような輩だから、一歩間違うとこんな運命になるのかもしれません。
あ、あの記者さんには、何故あの場に居合わせたのか不思議でイラッとしますが、村長の言葉を引き出してくれたので良いのかな
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