「戦時中の思想と似ているが、現代における偏見にも問いかけている」福田村事件 ゆきとうさんの映画レビュー(感想・評価)
戦時中の思想と似ているが、現代における偏見にも問いかけている
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福田村事件について、詳しいことは知りません。福田村の村人が行商団を朝鮮人と勝手に決めつけて、殺してしまうといった事件のようです。
まず、映画の中で事件まで行き着くまでの間が意外と長いです。
劇中では、行商団の親分を襲ったのは若い女性でしたが、なぜ駐在が来るまで待てなかったのか、疑問に思いました。そこが群衆心理の混乱を表しているのかな?
逆に言えば、若い女性が親分を襲わなかったら、駐在が来るまで待てたのではないかと思います。
現代のSNS等でも、言論の自由はありますが、特定の国や人物の悪口の書き込みをよく見かけます。
劇中では、新聞が正しい内容を伝える役目を果たしているかについても言及しています。
現代における偏見にも問いかけている重要な作品と感じました。
記者役の木竜麻生さんの真剣な眼差しがとても印象に残りました。
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