「起きたこと自体は重要なんだけれども」福田村事件 なにわさんの映画レビュー(感想・評価)
起きたこと自体は重要なんだけれども
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劇映画としては微妙だった。なんちゅうかnhkとか日曜の夜とかにテレビで流れてそうなドラマ。
『七人の侍』や、『山椒大夫』に出てくる百姓たちは百姓にしか見えなくて、本筋には関係ない、演じてる役者のことなんか考えてしまう暇も無かったんだけどもな。現代の役者が演じる一昔前の人々は、コスプレっていうと言い過ぎなんだけども、頑張って寄せに行ってるけど、やっぱりズレてる感じがしてしまう。それは多分、演技の巧拙ではなくて、ある程度年月が経つと、時代感が鈍ってしまって、当時のリアリティを演出するのが難しくなる、ということなのかもしれない。
あとは細かいところで「自分には合わないな」と何度も感じてしまった。セリフとか、カットのつなぎ。映画のリズム。
東出君が演じてる役が、本人の過去を想起させるような中々に意味深な役だった。
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