「群集心理の怖さ。」福田村事件 キッスィさんの映画レビュー(感想・評価)
群集心理の怖さ。
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ピエール瀧・東出昌大・永山絢斗の兄の永山瑛太と、世間に賑わせている人が出ていることは吹っ飛ぶくらい引き込まれ、今年の中で衝撃度1番の作品になった。
関東大震災のあと数日間の千葉県福田村で起こった出来事。
混乱の中、香川から来た行商のグループが朝鮮人に間違われて10人(そのうち1人はお腹の子ども)殺された事件を再現した作品である。
朝鮮人だったら殺してもいいのか!
このセリフに尽きる。
震災の大きさ、同和問題、朝鮮人を差別する、なんでもお国のため体質、群集心理の怖さ、それらがギュッと詰まっていて、●かもしれない→●に違いない!にすり替わる怖さ、決めつける怖さがビンビンに伝わってくる。
最後の30分くらいは小さく声が出てしまうほど衝撃だった。
回想シーンで出てきて、今回の事件とも関連する提岩里教会事件(ていがんりきょうかいじけん)も忘れてはならない。
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